(仮)

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我輩はジャリである。名前はまだない。

作業がトントンで進んでいるということは
即ち集中できているという代わりに
他のことしてないってんで、
ここに書くネタも時間も今は
あまり割けない感じなので
今回は本当に落描きでお茶濁し。

まだずっと先送りになるかもしれないし、
もしかしたら日の目を見ないかもしれない
投入予定の新キャラ原案です。

ライブオンとかイナズマとかに
触れてた影響が色濃く出て、
次は半ズボン少年とかやりたいなーと!

うん、まあ、本当に今すぐ投げ入れ
られるわけでもその必要性もないし、
その時が来る頃にはまた別のキャラ
作ってやりたくなってるかもなんだけどね…!

あと、窓空けとかチェックしてっと、
アップロードできるなら手前で描くん
だけどなあ…とつくづく思う病が。

種も仕掛けもございません、マジで

近年の「バットマン」シリーズの監督を
務めたクリストファー・ノーラン
(実は最近まで知らなかったんですけども!)。
その彼が「ビギンズ」と「ダークナイト」の間に
製作した、かつての「メメント」以上に
難解なサスペンス、それが本日
レビューする作品「プレステージ」です。

アルフレッドとアンジャーはマジシャン見習いの
ライバル同士であり、同門で下働きをしていた。
だがある日、アルフレッドのミスにより
アンジャーの恋人であるジュリアが
水中脱出マジックに失敗し命を落としてしまう。
アンジャーは報復としてアルフレッドの
ショーの最中、事故を装って彼の
左手の小指と薬指を欠損させる。
やがて二人の気は晴れるどころか更に
確執とライバル意識が高まっていき、
文字通り全生涯と命を懸けた
マジックショーへと身を投じていく…
というのがおおまかなあらすじです。

主演にヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール、
助演にマイケル・ケインでカメオ出演として
デヴィッド・ボウィとかなりの豪華キャストで
お送りされる本作品なのですが、
実はなかのひとは節穴アイなので
エンドロール見るまで上の面子が出演
しているとさっぱりわかりませんでした!
ただ、「T4」もそうだったけど、クリスチャンって
「アメリカン・サイコ」とか「リベリオン」の頃の
サイコ顔から随分と印象変わったんだねえ。
と言い訳。

さて、本作品はマジック・ショーの華々しい
表舞台とそのタネを巡る舞台裏の中で
対立していく二人のマジシャンを中心に
描かれていくわけですが、ただでさえ
複雑な設定に加えて「メメント」よろしく
時系列を複雑怪奇に組み替えて物語を
進行させていくものだから話について
いくのに必死、正直前半1時間は
誰がどういうキャラで何やってるのか
さっぱりなくらいです。

で、これも「メメント」と同様に言える
ことなのですが、何処までこの監督の
用意する謎やトンデモな展開に
のめりこめるか、そして作品を改めて
繰り返し視聴できるかでハマり具合が
分かれると思いました。
自分の場合は、確かに面白かったけど
一回でお腹一杯かなーって感じです。

ちょっとネタバレかもしれませんが、
個人的に一番面白かったのは
デヴィッド・ボウィが実在した偉人、
ニコラ・テスラに扮して出てくるところ。
晩年のオカルト科学に没頭したという
不思議ちゃんな彼を演ずるには
ボウィはまさにうってつけのハマリ役。
エジソンの手先に散々追い回されて
迫害されたというエピソードまで
キッチリ再現されており、荒木飛呂彦の
「変人偏屈列伝」を読んでいる身としては大満足。

総じて万人にオススメできるという内容では
ないのですが、「メメント」にハマった人、
或いは「セブン」や「ゲーム」のような
デヴィッド・フィンチャー作品が好きな人なら
観ても損はないと思いました。

トロイの堕ちる日

誰得CDアルバムレビュー後編!

前回「The Sounds Of Animals Fighting」で
終了したわけですが、このユニットにも
数名が参加しているバンドが「RX Bandits」。
「アンド・ザ・バトル・ビガン」という日本盤を
購入したわけですが、これもまた拾い物。
形態的にはマス/プログレを成しているものの
サックスやシンセといった楽器のチョイス自体が
独特であり、ヴォーカルのしわがれた声も
大変特徴的・印象的。

以前の記事でも何度か話題に出していると
思いますが、「The Fall of Troy」の
初期のアルバムも2枚購入。
技術的には拙いところもある…というか、
このバンドの本来の持ち味は勢いの良さに
あると思うので、最近のテクは上達してきたけど
今ひとつ突き抜ける物を感じないという現状を
見るに伸び伸びやっているこの頃の方が
気持ち良く聴くことができる気がします。
結構似てる曲が多くて、流してると
どれがどの曲かわかんなかったりすることも
多かったりもするんですけどね!

マスではないけれども変態プログレとしては
間違いなく境地の一つ、「RUINS」も
新たに二枚購入しました。
これがまたすげえの何の!
基本ベースとドラムのバンドなのに、
アルバム毎に個性を変えて、全く違う音と
世界観を構築するその手腕に脱帽。
楽器の種類や演奏している人間自体は
少ないのに、そのあまりの重厚さは
聴き手にもかなりの体力を要求されます。
この辺は、ジャンルは違いますが「SWANS」
なんかにも通じるものがあり、
単純に人や音増やせば厚みが出るもの
でもないのだなあというのを実感。

あと、前回から記事を書いている間に
オマー・ロドリゲスのソロ新作
「Xenophanes」がAmazonから届きました。
な…なんか…パッとしないというか…。
あんまり頭に入ってこない感じです。
どうもオマーのソロは当たり外れある感を
ヒシヒシと感じますので、これは数打って
当ててくしかないですね。

も一個、Amazonが「おすすめ商品」で
しつこくオススメしてきやがるので
買った「Protest The Hero」ってバンドの
「Fortress」ってアルバム。
エモとかメロのHR/HM寄りで
これは自分の聴く音じゃないな…と。
なんか、10年以上前のジャーマンメタルとか
聴いてた自分を思い出してちょっと
懐かしくなると同時に、10年経った今も
こういう音はなくならないんだなーという
複雑な気分になりました。

というわけで、かなり間口の狭い話題で
殆どの人には何の役に立たない情報だし、
あんまり「興味があったら聴いてみて」
とも言えないジャンルなのですが、
うん、まあ…何かの参考になれば
これ幸いでございます。

変態と一言に申しましても

多分ここ1ヶ月経たない間で買ったCDが
10枚超えてる…結構散財しちゃったなあ…
ということで、書いても誰得の領域に
近いですが、他に書くネタもないので
買った商品のレビューと解説と簡単に。

まずは変態マス/プログレロックバンドの
一角「Hella」の変態ドラマー、
ザック・ヒル関連商品を二枚。

同じマス/プログレ界の著名人と親交の
幅広い彼は「マーズ・ヴォルタ」の中枢である
オマー・ロドリゲス・ロペスのソロ作品に参加、
それが「Cryptomnesia」です。
「マーズ〜」のオマーがソロ活動でかなりの
数のアルバムを出していると知ったのが
実は極々最近の話で、ソロ作品を買ったのも
これが初めてというのは余談。
感想としては「マーズ〜」での芸術的な
全体の完成度よりも、本来の彼の持つ
攻撃的・暴力的な音に実験性や時に
人を小馬鹿にすらしたようなユーモアが
盛り込まれているのが特徴・印象です。
彼のソロ作品は全体的に実験的なものも
多いようなので、今後少しずつチェック
していこうと思います。

もう一枚が、突然この業界に現れて新風を
巻き起こした謎のバンド「テラ・メロス」の
ギタリスト、ニック・レインハートとのユニット
「by」から出された「bygones」。
変態ドラマーと変態ギタリストが出会って
生み出される音とは一体…というと、
実は彼らの色から予想される額面以上でも
以下でも何でもないのですが、
とにかくその親和性が異常。
変幻自在に飛び交うリフとリズムは
ともすればノイズ一歩手前の難解さであり、
一度聴いただけではわからない部分も
多いのですが、繰り返し聴くことによって
ドラマーのザックの持つ、脳天気ですらある
底抜けに明るく突き抜けたリズムと
ギターのニックの疾走感とメロディアスを
持ち合わせた爽やかなリフを
理解することができるはず!

さてそんな「テラ・メロス」ですが、
全世界トータルで発売されるCDの枚数が
非常に少ないらしく、ちょっと目を離すと
すぐに稀少になっていることで有名なのですが
(有名…?なのか?)、そんな状況を
憂慮したのか目出度く日本限定アルバムが
発売されていたようです、ワーイ。
それが「Drugs/Complex」。
現在入手困難なアルバム二枚の音源を
一枚にまとめた内容らしく、相変わらず
ブッ飛んだ演奏ではあるのですが
かつての自らのバンド名を冠したアルバム
「Tera Melos」の正体不明っぷりに
比べると幾分か落ち着いた雰囲気も見えて
勢い的な目で見るとちょっと残念な感じも。

ポスト「マーズ・ヴォルタ」的な位置にもあると
いうことで手にとってみたら結構な拾い物
だったのが「The Sounds Of Animals Fighting」。
カオティックとかエモとか言われるバンドの
著名人が集っているユニットだそうですが、
そっち系の方に行くとあまりよくわからないので
誰が何のどうというのは解説できません。
で、ポップでキッチュだったり、エキゾチック
だったりそれこそエモでメロだったりととにかく
やれることはとりあえず全部やってみよう
というゴッタ煮感が凄い。
ただ、何でもやっちゃおうという反面、
「このユニットならでは」という特色が見えて
こなかったり、合間合間に入る1分前後の
ジングルをメンバーの遊び心と見るか余計と
見るかは聞き手次第だと思いました。

うっわぁ〜…ダラダラ書いてたら
えらい長くなった!
更新は二回に分けます。
次回に続きます。

暗くなるまで待って

「シティ・オブ・ゴッド」や「ナイロビの蜂」で
シャープな社会派ドラマを撮ってきた
フェルナンド・メイレレスがサスペンスとも
スリラーともパニックともつかない
新境地映画に挑む!というわけで
本日は「ブラインドネス」を視聴しましたので
このレビューを行いたいと思います!

時は近未来。
車を運転していた一人の日本人が突然
「光に包まれたようだ」と失明を訴える。
それからたった24時間の間に、彼が検診を
受けた眼科を中心に「白の病」とも呼ばれる
謎の病に感染した失明患者が爆発的に増加する。
病に感染した眼科医は政府管理の隔離施設へ
搬送されることとなるが、健常者である妻もまた
夫の身を案じ病にかかったと偽り護送車に乗り出す。
食料さえろくに至急されない劣悪な環境で、
目の見えるたった一人の女はいつか自分も
盲目に陥るかもしれない、という不安の中で
全ての患者の世話を背負い動き回る。
しかし収容所には次々と溢れかえらんばかりに
新たなる患者が増えていくと同時に、
各々にはストレスとフラストレーションが溜まり、
収容部屋毎の派閥も生まれていくのだった…
というのがおおまかなあらすじです。

視力を奪う謎の感染症が全世界に蔓延したら
一体どうなってしまうのか?というifのストーリーを
下敷きに、そこから生まれる時には醜く、
時には美しい人間ドラマを描いた本作品。

各登場人物を「日本人」だったり「目医者」や
「その妻」等の肩書き程度に留め、名前さえ
出さないほど話に必要なもの以外の情報を徹底的に
省いて純粋にストーリーが語られていきます。

それだけに無駄がなく、情報を出すとそれが
即ネタバレに繋がってしまう可能性もあるため
おいそれと内容を語れないのが口惜しいですが、
受けた印象はダニー・ボイルの「28日後」に
似て非なる、ある種のゾンビ映画としての
全く新しい形も提示していると思いました。

「視覚」に焦点を当てている作品だけあって、
本来の映像作品ならば観客側には
冗長や放送事故ともとれる「真っ白」「真っ黒」の
画面を合間合間に織り交ぜたり、
長回しを効果的に使うことで緊張感を
常に高めることに成功しています。

観客を納得させるために変に説明的に
なってしまう昨今の作品群の中にあって、
「ああ、余計なことは言わなくてもいいんだなあ」
という、説明のなされていない部分を多く
抱えながらも非常にすっきりとしたエンドもお見事。

着眼点の良さや予算の使い方等からも、
監督としての小回りが利いた動きが全体から
感じられ、フェルナンド・メイレレスは
今最も成長が楽しみであると同時に
注目が離せない一人であると言えましょう。

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