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3つ数えろ!

以前単館系映画の予告で気になっていてそのまま
手つかずにいた映画、「ソウル・キッチン」を
鑑賞しましたので本日はこの作品のレビューをば。

場末の大衆食堂「ソウル・キッチン」を営む
ジノスは、仕事で上海に行ってしまった
ナディーンと遠距離恋愛の仲にあり、ある日
仕事中に無理をしてぎっくり腰になってしまう。
店に見切りをつけ恋人を追って中国に行くべき
頃合なのだろうか…と葛藤する彼であったが、
天才料理人シェインとの出会いにより、店は
モリモリ右肩上がりの様相を見せるようになる。
しかしその喜びもつかの間、ジノスのかつての
級友にして今は悪徳不動産屋のノイマンが、
「ソウル・キッチン」の土地に価値を見出し
あの手この手で地上げにかかろうとしていた…
というのがおおまかなあらすじ。

ドイツ発のインディペンデント系映画の本作は、
悲喜こもごもに見舞われる青年の人生の一場面を
切り取って見せたコメディ映画ですが、個性
豊かなキャラクターたちが見せる様々な表情と
ドラマは群像劇的にも見ることができます。

あんまり「ゼロ年代」って言い方は好きじゃない
というかこの言葉を使う奴は死ネ!っていう
ぐらいには嫌ってるのですが、それはさて置き
「スコット・ピルグリム」にも見られたような、
どこか冴えない・冷めた面子の青年と女子が
メインになって繰り広げられる青春ストーリー
でもありまして、何故かそれなりにモテる
優柔不断なダメダメ男・ジノスを主人公に、
その彼に輪をかけてダメダメなギャンブル狂の
トラブルメーカー兄貴・イリアス、「スコット」で
言えば完全にキムポジションのはすっぱな女・
ルチアを中心にしつつ、料理のことにかけては
誰にも負けない、口を出させないと自負する
職人気質のキチガイ・シェイン、特に何か役に
立つわけでもないが常にジノスや店の側にいる
癒し系的存在・通称”船長”のソクラテス、
ジノスと同年代の割には飛びぬけて出世した
ズル賢い土地転がし屋・ノイマンといった
キャラが絡みあい、「大人」と「子供」の一つ
壁を隔てた対比が描かれるわけですが、その
垣根をお互いが時と場合によって飛び越え
入り乱れる様もまた、大変面白いです。

散文のように書かれたキャラクターたちが
散文のように作品内に散りばめられていると
いった印象を受け、メシ・酒・金・色恋に
ケンカ・ギャンブル・セックス・窃盗と、
ありとあらゆる娯楽が彼らの「日常」として
清々しいくらいの流れるような自然さで
語られ、将来への不安を漠然と感じつつも
その日その日を楽しむ彼らには羨みを覚えます。
その一方で「禍福はあざなえる縄の如し」と
でも言いたげな話の緩急・ヤマのつけ方も
しっかりと心得ており、ただのダラけた青春
コメディに着陸させない脚本も大層優秀。

大衆食堂を巡る、料理人が主人公のお話と
いうことで、観てるとお腹が空いてくるのも
当然の流れというもので、本作を観る時は
ちゃんとした量のお酒とおつまみを用意して
から臨むことをオススメしますぞ~!!
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プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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