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長の心と竜の魂

観よう観ようと思いながら積んでおいて
ここまで時間かかってしまった!
「ヒックとドラゴン2」を鑑賞しましたので、
本日はこの作品をレビューします!

岩で形作られた絶海の孤島・バーク。
かつてはバイキングとドラゴンが壮絶な戦いを
繰り広げていたこの島は、一人の変わり者の少年・
ヒックにより両者の間で絆が結ばれ、今やドラゴンは
島になくてはならないペットとして重宝されていた。
それから五年、成長した彼は島の長である父から
その座を譲り渡されようとしていたが、彼自身は
その責から逃げるように自分探しの旅をしていた。
そんなある時、彼は奇妙な氷漬けの島で無理矢理
ドラゴンを捕えようとするハンターと遭遇する。
ハンターの口から出たドラゴという親玉の名は、
ヒックの父にとって因縁浅からぬ過去の仇敵だった…
というのがおおまかなあらすじ。

全世界で公開されるなり絶賛の嵐を受け、それに
後押しされる形で続編の製作が決定された
3D長編アニメーション映画の「ヒックとドラゴン」。
今回レビューする本作がその続編にあたり、これもまた
世界で非常に高い評価を受け数々の賞を受賞したにも
関わらず日本劇場未公開ってなんかおかしくねえか?

さておき、片尾翼を失った、かつては史上最凶と呼ばれた
ドラゴン「ナイト・フューリー」と、事故で片足を失いながら
尚もドラゴンに乗り続けるヒックという、互いのハンデを
庇い合うからこそ最強のコンビという名を欲しいままにする
一人と一匹が、強敵を前にしてより強く結びつき、真の
リーダーとして覚醒していくというのが本作のストーリー。

「人間とドラゴンの共存」という斬新なテーマ性は前回で
クリアしてしまったので、今回はヒックに関する過去や
家族の絆という方向に舵を切り、いささか凡庸かつ
紋切り型な印象も否めなかったりはするのですが、
力によってドラゴンを支配するドラゴという今回のボスを
前面に押し出すことにより、横からひょっこり現れる
とあるキャラクターの意外性とミスリードに始まり、
「あれっここまで主人公サイドが強まっちゃったら敵側に
勝てる要素なくね?」というところで一発逆転されて
一気に絶望感に包まれる等々、相変わらず実に
細かいところまで気を配った脚本の展開やテンポの
良さには感心させられ、がっつり作品に入り込めます。

今回でヒックのルーツを更に追求するという展開に
関しては、何故彼は頑固者で人望があるのか、しかも
変わり者でドラゴンにも好かれるのかの謎を徐々に
明かしていく段階を踏むことで、キャラの魅力をより
深く掘り下げるという意味で大きく成功しているし、
同時にドラゴンの生態もより鮮明にされていくのが
ビジュアル的にも楽しく、ぶっちゃけドラゴンを憎む
敵とかアクションとかなくてずっと家族や友達と一緒に
イチャイチャしてる方が面白いんじゃね?と思えるほど。

まあ、その、悲しい過去(笑)とか言ったら駄目なのかも
しれないんですけど、今回のラスボス枠・ドラゴさんが
話の通じる余地がない系の人のせいで蚊帳の外から
かなり置いてきぼり喰らってる感は否めないんですが、
無理に改心イベントとか挟まなかったのは個人的には好感。
己の立場や意見の違いからぶつかり合うのは必然で、
そこで結論を急ぐ必要がなければ、時間をかけていつかは
分かり合える日が来るのを待つしかないということで、
この辺は更に製作が決定されているという「3」に期待。
ドラゴさん全く絡んでこない可能性も捨てきれないけど!

イケメンの青年になったヒック、お茶目なトゥース、
エロかわいいゴリウーのアスティ、根っこのところは
何も変わってないバーク島の皆と再開できて良かった!
あと島の女性供給量が少ないせいで馬面のくせに矢鱈
モテてしまうラフが二の腕フェチのビッチキャラという
よくわからないテコ入れされてるのが妙に面白かった。

これだけの十分なクオリティを有していながら、どうして
日本劇場公開されなかったのかが本当わからない、
わからないんだ…。
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ライリーのためなら死ねる!

新作映画「インサイド・ヘッド」を鑑賞してきましたので、
本日はこの作品のレビューをしたいと思います!

人間の頭の中には五人の小人―――ヨロコビ、
カナシミ、ムカムカ、イカリ、ビビリが住んでいるという。
この世に生を受けたライリーは家族や友人に恵まれ、
ヨロコビ主導の下に脳内は幸せな思い出で溢れていた。
ところが彼女が11歳を迎えた頃、父親の仕事の都合
引っ越しを余儀なくされ、友人と離れ離れになり
狭くカビ臭い家の中で家族の仲がギスギスし始めると、
途端に彼女の脳内はネガティブな感情で一杯になる。
ついにはかつての幸せな記憶までもが原因不明の
カナシミ色に染まり始め、パニックを起こした五人が
慌てふためいているうち、ヨロコビとカナシミの二人は
脳内の奥深くにまで飛ばされてしまい…というあらすじ。

ディズニーピクサー20周年記念作品にあたる本作は、
多感な少女の感情を擬人化し、そのメカニズムを可視化
したとも言うべき内容になっており、言ってしまえば
かつてのヒットメイカーから凋落が激しい昨今、果たして
巻き返しを図ることができるかという点においてもスタッフ・
観客それぞれ気の抜けない作品だったと思います。

先に結論から言ってしまえばその意味では成功していて、
所謂「脳内の天使と悪魔」のように、感情を擬人化する
という古典的手法を用いていながら、人間の「記憶あるある」
ネタに端を発し、恐らくは生理学や心理学に基づいた
入念すぎるほどのリサーチを重ね、人間の感情が豊かに
なっていく、或いは感情の「死」に至るプロセスを丁寧かつ
ファンタジックに描いた全く斬新な映画に仕上がっています。
実際問題、作品の性質上かなり抽象的な表現が含まれるので、
作品の内容を言語化して伝えることがかなり難しかったり、
鑑賞中はまるで白昼夢を観ているかのような浮遊感が常に
付きまとうという、今までにない不思議体験ができたりします。

三つ子の魂百までとは言ったもので、本作から得られる
教訓も多く、幼少の環境が一個人の将来の人格形成に
如何に大きな影響を与えるかというのが各段階を踏んで
これでもかと解説されており、まず一番最初に喜びと
悲しみが失われると、恐怖や怒り、苛立ちだけが表層に
残り、その地点さえも過ぎてしまうと氷ついた完全な
「無感情」だけが待っているという話を延々と見せられ、
しかもその最中常に心の奥底ではヨロコビがもしかしたら
無駄に終わるかもしれない一縷の望みを懸けて必死に
もがいているってんだから痛々しくてたまったもんじゃない!
ビジュアル的には子供が喜びそうな左脳的に作られている
一方で、親御さんには耳が痛くなるような考えさせられる
右脳的な作りになっているのも本作の面白い特徴です。

その他、「楽しい」の「楽」は必ずしも良い意味だけとは
限らず、楽な方向に流れようとした結果誰かを犠牲に
してしまうかもしれないというリスクや、そうでなくとも
人間は大なり小なり過去の記憶を取捨選択して成長
していくものなんだという話も盛られていたりするのですが、
本作がきっかけで記憶の扉が開いたのは意外や意外、
マッドマックス的世界観のハードコアヒューマンドラマ
「ザ・ロード」だったりして、そこでは主人公である父親が
「悪夢を見るのはまだ心が現実に抗おうとしている
証拠だ、過去の良い思い出にすがり始めた時こそ
命の危険が訪れる」といった話を息子に聞かせます。
泣いたり怒ったりして涙が出るのはまだ感情が
残っているからに他ならず、それは心や身体がまだ
戦おうとしている、必死に生きようとしているんだと
全てがポジティブに捉えられるように出来ているのも
また、本作を名作たらしめる由縁だと思います。

自分が今までその道を辿ってきた親の世代、
今まさにその道を辿っている子の世代、そして
いつかはその道を辿ることになる孫の世代と、
あらゆる年代を越えて全ての「子供」たちに贈りたい
ピクサーの劇的な復活を見せた素晴らしい作品!
今レビューしてるおじさんには配偶者すらいないけどね!

アイル・ビー・ゼアー!

新作映画「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」を鑑賞
してきましたので、本日はこの作品をレビューします!

暴走した防衛プログラム「スカイネット」の核攻撃により
荒廃した未来では、ジョン・コナー率いる人類軍と
殺人機械の群れが熾烈な戦いを繰り広げていた。
そしてスカイネットは劣勢と見るや切り札である
タイムマシンを起動し、T-800型ターミネーターを過去に
送り込みジョンの母親・サラを抹殺することで歴史を
改変しようと目論むが、ジョンもまた優秀な兵士・カイルに
一縷の望みを託し、陰謀の阻止を試みるのだった。
かくしてタイムトラベルは成功し、それぞれは1984年に
到着するが、T-800の前にはもう一体のT-800と既に
戦士として成長を遂げていたサラ・コナーが、そして
カイルには別の未来から送り込まれたターミネーター・
T-1000が姿を現すのだった…というのがあらすじ。

世界中で大ヒットを飛ばし映画は4作、ドラマシリーズも
製作された「ターミネーター」がリブートされ再び銀幕に登場!
「俺の中では『2』で終わってんだよ!」と豪語していた
偉大な生みの親、ジェームズ・キャメロンも「『2』に続く
新たなシリーズの幕開けだ!」と息巻くその内容や如何に?

というわけで、これまでの作品で積み重ねてきた要素を
丁寧に散りばめ、ファンならば感涙ものの「1」の
再現シーンから始まるも、T-800の若シュワの前に
突如登場するT-800のおじシュワ…という衝撃の展開に
面を食らうのですが、例の「デデンデンデデン」のテーマが
流れると問答無用の説得力で呑まれてしまうから卑怯。
カイルの前にもターミネーター史上最強の敵・T-1000が
現れ序盤から早くも脳味噌は理解がおっつかずしかし
テンションは最高潮、このジェットコースター感覚は
観客の心を掴む上でバッチリ演出できていると思います。

母親を助けるために自分の父親となるであろう教え子を
過去に送り出す、というジェームズ・キャメロンの複雑かつ
秀逸すぎるプロットがまず下地にあるとは言え、それを
最大限に生かした父と母と息子、そしてそんな彼らを
見守る「おじさん」が織りなすドラマは胸を打つし、ついに
親子が勢揃いするシーンは熱いものがこみ上げます。
そこから「意外な敵」が姿を見せることになるわけですが、
これは意外性を出す上では不可避だったかもしれない展開
だと頭は理解できても、心ではちょっと残念だったかな…。
VFXの進化によって、より強力なターミネーターの描写も
可能となったわけですが、そのギミックもまたT-1000の
上位互換の領域を出ておらず、インパクトとしてはやや薄。

歴史改変に次ぐ改変によって複雑な糸にがんじがらめに
されてしまった世界とコナー一族というテーマのため、
話の前後を掴む上で頭がかなり混乱するというデメリットも
抱えてたりするわけですが、当時の現代だった84年から
14年の現代に移すために多少強引とは言えちゃんとした
理由をつけたのは評価できるし、本作はアメコミで言う
ところの「可能性の未来」の話で、幾多にも枝分かれした
次元の中の一本に過ぎないという示唆をしていて、今後
また幾らでも歴史改変は起こりうるという可能性にも
繋がるのが不安を煽りますが(実際、エンドロール中に
続編を臭わせたり、今回ではおじさんT-800を過去に
送り込んだ匿名の正体が明らかになってなかったり
するわけですし)、そんなことよりも蛇足と評価されがちな
「3」や「4」、打ち切り食らったドラマも「何度も繰り返されて
きた過去と未来の一つ」として受け止められるように
なった、作品の包容力の高さが私は良いと思いました。

まあ、でも、やっぱ作品の顔であるシュワをコミカルに
上手く使いこなし、とりあえず困ったら「デデンデンデデン」を
流しときゃいいやみたいなノリで、実際乗せられちゃうのが
本作で一番卑怯かつ評価できる点なのかもしれない…

この世界を守るために…!

新作映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を
鑑賞してきましたので、本日はこの作品のレビューをば!

N.Y.のチタウリ襲撃事件の際、秘密結社ハイドラが密かに
持ち出していた「ロキの杖」を無事奪還したアベンジャーズ
だったが、結社が生み出した二人の超人の内”紅の魔女”の
異名を持つワンダは、その騒動の最中密かにトニー・
スタークへ破滅の未来が待つという妄想を植え付けていた。
その結果、彼は杖の強大な力を用いて地球防衛用人工知能
「ウルトロン」の開発に着手するが、自我を持ったそれは
やがて「地球の平和においてアベンジャーズこそが最も
邪魔な障害」と判断し、彼らを排除するためのプログラムを
開始するのだった…というのがおおまかなあらすじ。

ディズニー・マーベルのシネマバースにおける超大作
クロスオーバーシリーズ第二弾!という注目作である
本作は、アメコミ原作においてもアベンジャーズという
ヒーローチームにとっては最凶最大とも目される、人知を
超えた神クラスのAI「ウルトロン」との戦いが描かれます。

元々「アベンジャーズ」を経て「アイアンマン3」の時点で
地球外生命体の脅威から神経衰弱に陥っていた社長が、
スカーレット・ウィッチによる精神操作で再びトラウマを
突っつかれて勝手に暴走するという「またお前か!」的な
お約束の話で始まるところに吹かされるわけですが、
原作だとDVマンとも蔑称で呼ばれるアントマンことハンク・
ピムが自作自演のために作り上げたのが「ウルトロン」
だったりするので、彼が不在なばっかりに貧乏クジを
引かされた社長が不憫という面もないこともない。

さて、そんな前置きの通り、本作で着目する点は「如何に
原作を噛み砕いて一本の新作映画に落としこむか」という
ところにあったりして、特にアベンジャーズのニューメンバー
であるスカーレット・ウィッチ、クイックシルバー、そして
ヴィジョンの立ち位置やその活躍をよく注視したいところ。

「X-MEN フューチャー&パスト」とは同キャラ設定ながら
存在する映画次元が違うから別人設定という面倒な
立ち位置にあるキャラ、クイックシルバーことピエトロが
今回もまた出鱈目な強さで妙に活躍することに笑ったり、
スカーレット・ウィッチことワンダが将来的には夫になる
アンドロイド・ビジョンとフラグを立てる前にホークアイとも
フラグを立ててたりして「オイオイオイアイツ死ぬわ」と変な
汗が浮いたり、件の赤ら顔のクソコテフェイス・ビジョンが
実写的に思ったよりもカッコ良くデザインされていて
(でもやっぱケープはいらねえんじゃねぇかな…)、
尚且つ今後の展開で重要な役目を果たしそうだったりと、
原作ファンならばニヤリとさせられる演出が満載。

それとはまた別に、「アイアンマン」シリーズでお馴染みの
社長の相棒・ウォーマシンが意外な活躍を見せたり、
「ウィンターソルジャー」で評価されたことを受けてか
キャップの肉体派アクションを見せる枠が増えていたりと、
これまでシネマバースのシリーズを追いかけてきたファンに
とってもご褒美があれば、まさかのハルクとウィドーが
恋仲として急接近という突然のサプライズイベントも
盛り込まれていて、飽きさせないためのサービスが満点。

とは言え、今回で重要になるビジョンの「とある秘密」も
含め、これから控えている「アベンジャーズ3」への布石的な
側面の強い本作は不完全燃焼という面も否めなくて、
「フッフッフついに俺様の出番だな」とこれ見よがしに
毎度毎度隅っこの方にいる宇宙ゴリラには「いい加減
はよ出てこいや!」という気分にならないこともない。
GotGのメンバーとも早く合流が待たれるところです…

また、原作を上手く噛み砕いてファンにもよく配慮している
っていうのは逆にあんまり踏み込みすぎると面倒なことに
「原作厨」的な気分がムクムク頭をもたげてきて、
ウィドーとハルクがイチャイチャするオリ展開が入ると
「あっあのっ…!ウィンターソルジャー!バッキーも
混ぜてあげてください!お願いします!」とかいう気分に
なってきたり、「ウルトロン」というキャラのオリジンを構築
する上でハンク・ピムというファクターはやはり重要な要素
だったんだなぁ…っていうのが再確認できちゃったりします。

原作におけるウルトロンとは、「アベンジャーズを抹殺する
ヴィランとして仕立てあげられたプログラム」であり、
その使命に従って悪役として振る舞うが故の悲哀や
俗っぽさ、そして「アベンジャーズを倒すために世界を
犠牲にする」という出鱈目なスケールの取り方が彼の
魅力のように思えるのですが、今回の場合「世界を
破壊するためにアベンジャーズの存在が邪魔」ってな
逆転現象が起こっているせいで、どうにもキャラや
話がちぐはぐになっている印象もあったりします。

確かに面白かった!すごくよく練られててよくできてる!
という内容ではあるのですが、前フリ感強いのと
あとGotGの大ヒットが高いハードルになりすぎたよね!
今後控えているシビルウォーやインフィニティ・
ガントレットへの期待を高める布石として観るのが
正しい位置の作品なのかもしれません…滅茶苦茶
金かかってる超大作クロスオーバーなのに!?
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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