スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(突然興奮するノア)

新作レンタル「ノア-約束の舟-」を鑑賞しましたので、
本日はこの作品のレビューを行いたいと思います!

楽園を追われたアダムとイブは三人の子を残した。
その一人カインはアベルを兄弟喧嘩の末に殺した後、
何処へと逃れやがて「悪人の血」を世界中に蔓延させる。
末弟のセトは神を唯一信じる存在となり、その教えを
何世代にも渡り子孫へと受け継いでいたが、ある時
その一人・ノアは「神が火と水によって人類を滅ぼす」
という天啓を受け取るのだった…というあらすじ。

「レスラー」や「ブラックスワン」で知られるダーレン・
アロノフスキーが監督、ラッセル・クロウが主演の
本作品は、旧約聖書の「ノアの方舟」伝承をベースに
様々な独自解釈を盛り込んだスペクタクル映画。

地球の破滅に対し唯一真正面から立ち向かった男
という題材の聞こえはともかく、その方法というのが
巨大な船を立ち上げてひたすら動物を詰め込む
ってんで、この途方も無い壮大なスケールの割には
地味な作業を一体どう一本のエンターテイメントに
パッケージするのかと思っていたわけですが、
この点は「押し寄せる暴虐なカインの民!だが奴らは
一つの大きな誤算をしていた…それは神が遣わした
男・ノアの正体はラッセル・クロウだったのだ!」
とでも形容できそうな、アクションやアドベンチャーの
エクスプロイテーション要素でカバーしています。

大嵐によって方舟が進水を始めた後になって
今度はなんとソリッドシチュエーションスリラー編に
突入しちゃったりもするわけですが、一応メインの
テーマとして「神への信仰」に対する問いかけがあり、
ダーレンにとってはこれも「ファウンテン」で既に
一度通過している得意分野だったりします。

で、この神様って奴がまたぞんざいな扱われ方で、
同様に人間に対してもぞんざいな扱いするのが
色んな意味で面白くて、いとも簡単に生殺与奪が
可能なあんたがどうして人間に罪を背負わせ責め苦を
与えるのか?なんてことをふと真面目に考えさせられて
しまう傍ら、全ては「結果」だけが存在し、「意思」なんて
ものはそもそも最初から何処にもなく、神が人間がと
あれこれ理屈をこねているに過ぎないのではないか
などという考えにも思考が及んでいきます。

そりゃまあ神の声が聞こえるあんたはいいだろうけどさ、
それに巻き込まれる方はいい迷惑なんだよね!って
人間の言い分はちゃんと用意されているし、はい…
ノア人類を滅ぼします…ってブツブツ言いながら本当に
聞こえてるのかどうかも怪しくなりはじめた神の声へ
狂信的に従うノアの姿の危うさも提示されているので、
宗教・シリアス・ギャグというバランスが取れた
三位一体要素により、色々な角度から楽しめる実は
案外幅広い層にアピールできる作品ではないでしょうか。

とは言え聖書とその神様を扱うという前提が前提
なので、一体何処まで笑っていいものやらと思うし
果たして何をどう解釈するのが正しいのか戸惑う
などという点で、扱いの難しい位置にある本作品。
世界をより良くするためには努力するしかなくて、
その方法は個人々々で考えるしかないって締めも
確かにその通りすぎるんだけど、その教えが果たして
救いになるかどうかはわかんないし意地が悪い!
スポンサーサイト

贋作の中に存在する本物

新作レンタル「鑑定士と顔のない依頼人」を鑑賞
しましたので、本日はこの作品のレビューをば!

辣腕で偏屈で潔癖症な老いた鑑定士・ヴァージルは
ある時、クレアと名乗る謎の女性から両親の遺産である
家財道具一式を査定して欲しいという電話を受ける。
広場恐怖症で対人恐怖症という奇妙な依頼人の
彼女が住む屋敷は古びており、目ぼしい品も特に
見当たらない有り様だったが、地下に落ちていた
小さな歯車だけは彼の個人的な興味を引いた。
歯車と依頼人、それぞれの謎を追って足繁く
屋敷へ通ううち、ヴァージルはやがてクレアにも
興味と好意を抱くようになる…というあらすじ。

「ニューシネマ・パラダイス」で知られるジュゼッペ・
トルナトーレ監督・脚本、「シャイン」でデビューを飾り、
「英国王のスピーチ」の記憶も新しいジェフリー・ラッシュ
主演の本作品は、芸術作品や機械人形、男女の恋が
複雑な糸のように交錯して紡がれていく奇妙なドラマ。

腕は確かだが頑固なおじさんが古びた屋敷に足を
踏み入れると依頼人の声はすれども姿は見えず、
日に日に見つかっていく謎の歯車はどうやらオート
マータの部品らしい…なんて導入はファンタジーか
はたまたホラーにもできそうな得体の知れない
薄気味悪さがあるのですが、やがて女性を崇拝
するあまりに畏怖すら覚えていた男が、青年の
助けを得て引き篭もりの女性の殻を破るため厚い
壁に立ち向かう…という実に真っ当なヒューマン
ドラマやラブロマンスへと変容していきます。

幾つものすれ違いを経験しつつも、確実にお互いの
心の距離は縮まり、やがて迎える感動のラスト…
と思いきやところがぎっちょん、これまで結のために
積み上げてきたと思った起承転は実は起承までに
過ぎず、思わぬ転の展開が突如観客を襲います。
これによって、これまで恋バナに一辺倒でちゃんと
収拾つける気あるのか?と思われていた他の
伏線までもが綺麗にある一点へと収束されていく
脚本には驚嘆するしかなく、そしてまたヴァージルの
人生やそれを踏まえた彼の格言が、ストーリーにも
また重い意味を与えるという狂気の作り込みよう。

可能性と情熱に一点張りするというラストも
悪くないというかかなり好きではあるんですけど、
その後は観客の想像にお任せしますってな振り方は
一見正しい判断のように映っても、煮詰まった話で
これまで散々振り回されてきた身としては、最後の
最後で無責任じゃねえの?って見方もできるし、
現実的にはあまり救いがあるとも思えません…。

なので、本作を「映画的」とか「作品的」な
構成や流れで楽しむならともかく、キャラクターや
ストーリーのドラマ性で楽しもうと思うと結構
裏切られるところあると思うし、中盤までの
展開で間違いなくそういう姿勢にさせられるので、
事前情報なしで観た方が絶対にいいんだけど、
それだとかなり面を食らう部分があるっていう、
なんだか扱いがすごい面倒な位置にある作品です…
ものすごいぶっちゃけたこと言っちゃうと、通常の
構成に飽きたひねた映画オタクが喜びそうな
内容とか、そんな危険性も孕んでいたり。

そんなわけで、面白いところは面白いけど、
それはどうなの?って突っ込みたくなる部分も
結構ある、同一の作品内で評価の点に極端な
起伏がある、ある意味ではかなり特異かつ
斬新で、また印象に残る作品だったと思います。

宇宙一の最強チーム

新作映画「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」を
鑑賞してきましたので、本日はこの作品のレビューをば!

幼くして両親を失ったピーターは突如飛来した宇宙船に
アブダクションされ、それから20数年後には「スター・
ロード」を自称するアウトローへと成長していた。
彼はある時他の盗賊仲間を出し抜き、朽ちた惑星・
モラグで謎の秘宝・オーブを入手するが、その球体に
隠された恐るべき秘密のために、宇宙最強とも
言われる魔人・サノスや銀河列強種族・クリー人の
執行官・ロナンから命を狙われることになってしまう…
というのがおおまかなあらすじ。

ケチな浅知恵で世間を渡る、女にはだらしのない
コソ泥・ピーターが、サノスの養女にして冷酷な
殺人マシーンである緑色のゴリラウーマン・
ガモーラ、宇宙の賞金稼ぎの凸凹コンビ、
銃火器のスペシャリストで口の悪いアライグマ・
ロケットと世にも珍しい二足歩行の植物生命体・
グルート、ロナンへの復讐に燃える脳筋蛮族・
ドラックスといったヘンテコで個性豊かな面子と
呉越同舟することで、いつしかお互いの強く熱い
友情と、銀河の守護者たる自覚に目覚めていく、
スラップスティック・スペースオペラとも言うべき本作。

ドタバタなスペオペというまさしくエクスプロイテーション
以外の何物でもないジャンルで、やっていること自体も
そこまで真新しい物はなかったりするのですが、
そこを割りきった上で提供されるエンターテイメント姓が
抜群で、矢継ぎ早に繰り広げられるテンポの良い
アクションと、見た目のハッタリに負けないように
掘り下げられていくキャラクター達の繰り広げるドラマが、
観客の目を常に楽しませるべく配置され、シーンの
一つ一つに無駄がなく捨てるところが全くない!

宇宙の存亡を賭けた戦いというと「マイティ・ソー/
ダークワールド」の件もあり、本作も壮大なスケール感に
面を喰らってしまうのではないかという不安が鑑賞前に
あったのですが、実際に出鱈目な強さを誇る宇宙列強
種族の一撃を目の当たりにしつつも、話に重きが
置かれているのは実は全く善人というわけでもない
ガーディアンズの五人を筆頭に繰り広げられるドラマと
いうこともあり、絶妙なバランス感覚が作品の全てを
すんなり受け入れさせ、興奮と共に「すげえ!すげえ!」と
手に汗握りあっという間に過ぎ去る二時間でした。

スケール感と言えばマーベル・シネマティック
ユニバースにおけるクロスオーバーを見越した話の
作りもまた素晴らしく、銀河列強種族クリー人や
最強クラスのコズミックビーイング・コレクターの
登場や、今後のキーアイテムになるインフィニティ・
ストーンといった存在はアメコミファンにとっても
ニヤリとさせられる要素であると同時に、
「アベンジャーズ」ではチタウリを尖兵として従え、
本作ではクリー人と共謀するという、表舞台に
殆ど姿を出さない宇宙魔人・サノスがその
黒幕プレイ故に超強キャラ臭を醸しだしており、
チタウリやクリーをも凌駕する彼が神器・インフィニティ
ガントレットを手にしてしまったら宇宙は本当に
一体どうなってしまうの!?と、今後の展開が
より一層気になって仕方がなくなるというもの。

7~80年代の底抜けに明るいバブリーなチューンで
彩られているのも作品の軽快さに拍車をかけており、
とにかくアドレナリン分泌に特化したような本作は、
一度観ただけで非常に高い中毒性を誇っています!

この怪作を世に送り出した監督はジェームズ・ガン。
リメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本のスピード感や、
「スーパー!」監督・脚本で一風変わった曲者ヒーローを
描く手腕も見せた彼ですが、今回ここまでのエンタメ
超大作に仕上げて来たのは正直意外や意外。
マーベル映画のみならず、今後も奇抜なアプローチに
よる愉快な作品を期待したい要注目株です。

「具体的に何が面白いの?」って聞かれるともう
「全部面白かった!」としか答えようのないぐらい
玩具箱をひっくり返したような内容の作品ですので、
百聞は一見に如かずで今すぐ劇場へ急げー!

サンデイマンデイチューズデイ

新作レンタル「とらわれて夏」を鑑賞しましたので、
本日はこの作品のレビューをしたいと思います!

離婚のショックから立ち直れないアデルは日毎に
心身を衰弱させており、一人息子のヘンリーは
子供心にそんな彼女を支えようと奮闘していた。
そんなある時、殺人犯で脱獄囚のフランクが自分を
匿って欲しいと二人の間に突然転がりこんでくる。
手先が器用で気立ても良い、とても凶悪犯には
見えない彼にアデルはいつしか心を開き、奇妙な
関係で結ばれた三人は一つ屋根の下で生活を
始めることになるのだが…というあらすじ。

それぞれが心に大きな穴を抱えた男女が織りなす
一夏の触れ合いと、その複雑な思春期を経て
成長していく少年の姿を描いたドラマの本作品。
主演女優は「幸せになれない女」を演じさせたら
右に出る者はいないケイト・ウィンスレット、主演男優は
現在ハリウッドでは空前のゴリラ顔ブームということも
あって(個人の勝手な見解です)、絶賛売り出し中の
スター、ジョシュ・ブローリンが担当、いかつい風貌とは
裏腹に繊細なガラスのハートを持った男を好演。

さて、家族の触れ合いがテーマとは言っても人質
立て篭もりを舞台にしている本作品、どうしても
ストックホルム症候群という言葉は避けて通れない
上で、実際そんなのこっちだってわかりきってんだよ
と言わんばかりに割り切った展開で捌かれていきます。

傷心の妻の前に現れた心優しい脱獄囚との禁断の恋、
そんな二人を前にして異性という存在を弥が上にも
意識せざるを得ない第二次性徴真っ盛りの少年という
ソープオペラなエロチック展開もほどほどに、やがて
問われていくのは父性・母性の問題で、例え未必の
故意だとしても罪を罪として償わず、更に罪を重ねる
ことは許されるのかということや、過去に空けられた
穴を埋め合わせるため、息子への愛をないがしろに
してもいいのかという話が順に盛られていきます。
そうして子供にとっては父親も母親もやはり必要な
存在なのだという話も置いた上で、不出来な母親や
フリに過ぎない父親であっても、その背中を見て子供は
より一層たくましく育っていくものなのだという教えは、
人間の可能性であり救いになるのではないでしょうか。

所詮は世間に顔向けできぬ蜜月であり、逃れられぬ
運命に関係は脆くも破綻するというクライマックスと、
そこからどうやって現実に向き合うのかというオチまで
月並みではあるのですが、残された人生をちゃんと
お天道様に照らされた下で生きるためなら、どんなに
月日と努力を懸けることも厭わないという真っ当な姿勢を
最後の最後に提示してくれるので、安心感や感動と
共になんだか全部を許せる気になってしまうというもの。

脱獄囚と人質の禁断の恋というきっかけの時点で
不謹慎なので、一体何を、何処まで許容したらいいのかと
作品の内容全部を良しとして受け入れるわけには
いかないのですが、それだけにラブロマンス、ジュブナイル、
ヒューマンドラマと色々な観点から様々な楽しみ方も
できる、思ったほど一方通行でもない器用な話でした。
あ、あと、ヘンリー少年のガールフレンドになる知的な
小悪魔ロリがえらい可愛いのでこれは意外な収穫。

人生は一度きり でも他人のものも生きてみたい

新作レンタル「ダラス・バイヤーズクラブ」を鑑賞
しましたので、本日はこの作品のレビューをば!

HIVに対する世間の偏見がまだ根強い80年代。
ケチな売人のロンはだらしない女癖と薬物常習癖から、
ある時偶然自分がHIVに感染していることを知る。
余命1ヶ月と医師に宣告された彼は、藁にもすがる
思いで違法な抗エイズ薬に手を出し、メキシコに渡り
無免許医の治療を受けるが、そのあがきの甲斐あって
1ヶ月経た後も体調は徐々に回復の兆しを見せていた。
しかしHIVとは一生の付き合いであり、いつ死ぬとも
わからない彼は、自らの体験を元に一攫千金の
ビジネスチャンスへ乗り出すことに…というあらすじ。

実在の人物、ロン・ウッドルーフを元に映画化された
という本作品は、死を目前にした人間のヤケクソに近い
あがきと、そこから生まれる生命の輝きを描いたドラマ。

エイズという全く未知な不治の病に対する恐怖は、
蔓延を目前に「ホモがかかる」と偏見に置き換えられ、
多くの同性愛者やHIV感染者が同時にいわれのない
迫害にかけられたのは日本でも例外ではなく、当時の
記憶もまだ新しいですが、そんな時代を背景にして
不幸にもHIVに感染してしまったロンはホモでなくとも
ゴムなしセックス上等、薬物注射器の使い回し上等な
そりゃ病気にかかっても何も文句は言えないクズ。
そんな彼が規則正しい生活と処方を守った薬物投与に
よって延命を果たしたことが発端となり、国の認可が
下りていない薬物を自分と同じエイズ患者へバラ撒く
会員制クラブ「ダラス・バイヤーズクラブ」の設置へ
繋がると同時に、それがうっかり「医療の多様性や選択の
自由」への問題提起にも繋がることになってしまう
というのが、本作の笑いどころであり観客も真面目に
向き合うべき重要かつ深いテーマとなっています。

本作はロンを初めとする大勢のHIV患者の視点を通じ、
医療現場とバイヤーズクラブそれぞれの対比を描く
内容となっているのですが、そこから導き出される
病院と非合法民間施設の違いというのは、「国の認可が
下りていて合法かそうでないか」の点でしかないという
ことにあり、死を目前に控えた患者があらゆる薬物を
試せる環境を国が規制するのはやりすぎではないかと
する一方、今回はロンという男の良心がたまたま
勝っていて尚且つ治療法も大きく逸れてはいなかった
というだけの話で、万病に効くという理由で実際の
医療効果が実証されていない、例えば熊の生き肝
だとか鹿の角の粉末だのを売りつける胡散臭い
祈祷師や宗教家を何処まで看過できるのか、という
問題にも通じてくるので、国が悪いだとかロンは
それに反抗しつづけた救世主だとかそんな単純な
結論に漕ぎ着けることはできず、患者の「選択眼」や
「自己責任」にも当然重きが置かれるわけです。

本作における主人公はロンですが、観客である
我々は現実においては「医者って奴はどいつも
いい加減だ!」だの「胡散臭い薬に高い値段を
つけやがって!」等と不平不満を漏らす患者の
モブの一人に落ち着く可能性が非常に高く、その
危うさを受け止めた上で、自分の置かれた立場を
改めて考える必要性があるのではないでしょうか。

とは言え、医療の現場には患者の命を屁とも
思わない金の亡者と、世界から病を根絶したいと
願う聖者が同席しているという描写や、生き残るため
非合法な薬物に手を染めるのは正しいことなの?という
問いかけ等を通し、究極的に突きつけられるのは
「自分の人生をどう生きるか」という話であって、結局
それは誰かのせいにできるものではないし、駈けずり
回って後から理屈をこねるものでしかないんですよね。
ああでもないこうでもないと問題提起しておきながらも、
「悔いのない人生を生きろ!」という一貫した芯を
通しているのが、本作のブレない力強さとなって
作品の面白おかしさに貢献しているのだと思います。

内容が内容なだけにキャストはどれも不幸オーラを
纏った面子でまとめられているのですが、デ・ニーロ
アプローチで顔面蒼白に痩せこけていく男・ロンを
演じたマシュー・マコノヒーがアカデミー男優賞を
かっさらっていくのも納得の出来ならば、ジャレッド・
レト演じるオネエ系のオカマ、レイヨンの強キャラ臭も
作品の良いアクセントになっており、ジェニファー・
ガーナー演じるヒロインのイブが醸し出す無力感や
儚さも展開の破滅的な美しさへ一層色を添えています。

社会というシステムや科学・医療分野が発達する度、
その体制への不満や批判も堆積していく様に
思えますが、所詮人間は万能ではないし、科学も
その時代における最新の情報に過ぎないわけです。
人間と獣を分け隔てるのはとにかく考えに考え抜き、
その上であがいて見せることにあり、言い換えれば
それが「可能性を信じる」ということであって、本作は
何か特定の結論を急ぐのではなく、改めて「考える・
省みる」ために観ておきたい作品ではないでしょうか。
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。