スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

見晴らしのいい光景

他に観るものないしーぐらいの感覚で
リストに放り込んでおいた新作ソフト
「崖っぷちの男」を鑑賞しました!
本日はこの作品のレビューをしたいと思います!

ニューヨーク・ルーズベルトホテル。
ウォーカーと名乗る男は21階の部屋を取ると、
突然窓から縁に乗り出し、自殺をほのめかす。
彼の本名はニック・キャシディ、元警官。
とある事件から25年の禁固刑を言い渡された
彼は、父親の葬儀に参列する許可を受けた際、
隙を突いて脱走し、ここまで辿り着いたのだ。
わざわざ奇行に走り、世間の耳目を集め、
警察の注意を引かねばならない彼の狙いとは…
というのがおおまかなあらすじ。

足を踏み外せば地面に真っ逆さま、建物の
縁に立った男の仕掛ける「一世一代の賭け」を
描いた、所謂ソリッドシチュエーションの本作品。

主演に抜擢されたのはサム・ワーシントンで、
知的だがどこか青臭さや幼い雰囲気を残した
彼のキャスティングはなかなかにして絶妙。
これが例えば巻き込まれ型主人公の鉄板、
コリン・ファレルだったら、はたまた異能生存体
としてのイメージをどんどん強めつつある
マット・デーモンだったら、もしくは情けない
イモ男のベン・アフレックだったら、画面映えが
どう変わっていただろう…なんて妄想で
楽しむ余地も与えてくれたりします。

これまた自分の意思とは関係なく事件に
巻き込まれてしまう女交渉人を演じるのは
エリザベス・バンクスで、「どこか
幸せになれなさそうな女」という雰囲気
プンプンの彼女も本作に実にマッチ。
またまた冴えない雰囲気の、ダメな弟には
ジェイミー・ベルを起用、作中で頻繁に
「ジャンパー(飛び降り自殺者)」という
言葉が使われる中、彼がかつて例のダメ映画
「ジャンパー」でジャンプ能力者を演じて
いたというのは奇妙な偶然か、はたまた
シャレを効かせているのかというのは余談。

そして脚本についてですが、ソリッド
シチュエーションというジャンルが注目を受け、
粗製濫造されている以上は本作の状況もまた
あまり珍しいものではなくて、犯罪者の汚名を
着せられた男が立て篭もりを決行して、自ら
指名した交渉人と共に真犯人を追い詰めていく
なんてプロットはまんま「交渉人」だし、恐ろしく
知に長けた男がハイテクを用いて水面下で計画を
進行させていく様は「完全なる報復」っぽい。

しかし、本作で褒めるべき、注目すべき点は
「盛り上げ方」と「色気の使い方」にあって、
リベンジャーなのか、それともただのサイコ
なのかわからない主人公と、いかにも腹に一物
溜め込んでそうな彼の親友をまず配置してきたと
思ったら、実はその裏にはもっと遠大な計画と
巨悪の陰謀が関わっていた…という見せ方や、
数々のトラブルに見まわれながらも、細い
綱渡りを着々とこなしていく様には多少の
ご都合主義を感じてしまうわけですが、それでも
「悪人はいつか裁かれなければならない」という、
作中に漂う怨念めいた執着はやがて観客にも
共感や奇妙なグルーヴ感を喚起させ、興奮と
共に最後まで息をつかせないスピード感の演出、
ついでにそういう中にあっておねーちゃんの
さりげないお色気シーンとかも忘れずに入れて
きたりと、「観れる映画」「面白い映画」としての
水準は本作はかなり高い位置にあると思います。
ちょっとお色気過剰過ぎて、加熱するマスコミと
それに煽られる群衆という構図の問題提起や、
終盤の重要局面に絡んでくる思わぬ「第三者」の
ネタ明かしなんかまで盛り込む必要はあったのかな
とか思ったりしないこともないんですけど。

全く期待せずに前情報ゼロで鑑賞に臨んだってのは
あるんですが、その点を抜きにしても、かなり
手堅い作りで嫌味もなく人にオススメできる作品です。
敢えて言うなら、手堅い作りすぎて、こういった
作品の内容ならよくある「予期せぬトラブル」を
もっとたくさん盛り込んだ上で消化できてれば、
更に一歩上を行く「名作」の域に昇華できたのに…。
スポンサーサイト

それは性欲のメタファーじゃな!

「テッド」と一緒に公開終了間際に
滑りこんできたのが「危険なメソッド」!
本日はこの作品のレビューをしまーす。

精神科医として働くユングの下へ患者として
運び込まれてきた女性・ザビーナは、父親から
受けた虐待によって心を歪ませていたが、
同時に繊細かつ高い知性を持ちあわせていた。
彼女を研究の助手としても従えていくうちに、
ユングは妻のある身でありながら、患者や
師弟の枠組みを越えた禁断の関係を結んでしまう。
また、親交を結び師のように仰いでいた
フロイトとも、意見の対立から関係に暗い影が
生じようとしていた…というのがあらすじ。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
「イースタン・プロミス」に続いて
デヴィッド・クローネンバーグ監督と
名優ヴィゴ・モーテンセンのタッグで
撮られた本作は、実在の心理学者・フロイトと
ユングの確執を描いた舞台劇の映画化作品。

本作をどう評価するのか、なんだかそれ自体が
心理テストをされているような気になって
きますが、個人的には「ユングが患者の娘と
SMプレイに興じる傍らひたすらフロイトをディスる」
というお話だったように記憶しています。

勿論面白いこと言おうとしてちょっと誇張した
表現にまとめてるかもしれないんですが、でも

ユング「…という夢を観たんです」
フロイト「それは性欲のメタファーだな」

ユング「ったく、あの人いつもなんでも
性欲で片付けるんだかんなー!」

とかいう定型っぽいやりとりで吹いてしまい、
見方としてはあんまり間違ってないと思います。
「でも大体のことは性欲で片付いちゃうよね」
と付け加えちゃった上で、しかも実際本当に
片付いていっちゃう展開とかまで含めると。

しかしこの「見ようによってはギャグ」という
悲喜劇を提供することこそがクローネンバーグの
狙い、やりたかったことなのではとも思うわけで、
女とヤリたいだとか昨日観た夢の話だとか、
お前思春期の中学生かよっていう話題に対して
あれこれ理屈を考えて、小難しい用語をつける
ところに心理学や哲学の哀しい本質が垣間見えます。

人間の目に見えない「心」を相手取った時、
その範囲をどこまで学術的としてどこまでを
オカルトとするかの線引に悩み、「人間として
正しい心理状態」を突き詰めていった時、
「あれ?もしかして性欲を抑えることの方が
間違ってるの?」と思い込みはじめちゃったりと、
そうした疑問に悶々としながら、結局どんなに
文化人ぶってようが肉欲に流され、権威と
地位に固執し、愛憎からのあてつけ合戦を
始める、学者自身が病める心を抱えてしまった
姿からは、神の存在に最後まで囚われ続けた
ニーチェの「深淵を覗く時深淵もまた
我々を覗いているのだ」という言葉を
思い出さずにはいられません。

で、このギャグ一歩手前の、そうでなくても
有り体に言ってしまえば滅茶苦茶地味ーな
話を鬼気迫るものにしているのは、一番最初に
クレジットされてる実は彼女が主人公な
ザビーナ役のキーラ・ナイトレイの演技に
よるもので、フロイト役のヴィゴが鉄板なら、
最近のハリウッドで要注目俳優の一人、
マイケル・ファスベンダー演じる繊細すぎる
駄目なおっさんのユングもいい味出してるし、
病んでしまった医師の一人としてチョイ役に
登場するヴァンサン・カッセルも得意の
キチガイ演技で存在感バッチリと、
キチガイ博覧会的な意味で本作はアクの
濃すぎる俳優を観るだけでも十分価値アリ。

とは言えやっぱり、クローネンバーグ特有の
このかったるい感じやエロ・グロ感は観る人を
選ぶので、万人向けとは言い難くて…
「ヒストリー~」や「イースタン~」で見せた
色気に比べると、今回はすごく彼がやりたかった
ことを好き勝手やらかした感じがして、そこに
たまらなく惹かれるんだけど同時に他人には
おいそれと勧められないという困ったことに。

来いよベネット!ぬいぐるみなんか捨ててかかってこい!

新作映画「テッド」が封切りされましたので
早速鑑賞してきましたよー!
本日はこの作品のレビューをば。

1985年、ボストン。
8歳の子供・ジョンは同世代の子供たちに
馴染めない所謂「ぼっち」だった。
そんな彼はクリスマスプレゼントとして
もらったクマのぬいぐるみを大層気に入り、
「テッド」と名付け一生の仲を誓い合う。
するとクリスマスの奇跡によってテッドは
命を授かり、噂はたちまち世間へと広がる。
一躍「時のクマ」として注目を受けるが、
人の心は移ろいやすいもので、それから
25年の歳月が過ぎた時、ジョンとテッドの
二人は…というのがおおまかなあらすじ。

落ちぶれてヤク漬けになってしまった
喋るクマのぬいぐるみと、35歳の冴えない
中年の奇妙な友情を描いたコメディが本作品。

可愛い見た目とは裏腹に、セックス・ドラッグ・
ロックンロールを地で行き暴言吐きまくりという
クマ「テッド」の設定を武器に突っ走る本作、
ぬいぐるみが生きていて、しかもすっかり落ちぶれて
しまっているという世界観そのものは実は
「マペッツ」が先んじて提示してしまっていたので、
あんまり物珍しくも感じないのが正直な感想。

主人公、テッドの親友でダメなオッサンを
演じるのはマーク・ウォールバーグ。
性格カスの家族に引っ張り回されて、最愛の
女性とも上手く行かず悩み苦しむ…なんて
ポジションは「ザ・ファイター」そのまんまなので、
これまた鉄板な配役に納得しつつも面白味はあまり。

カウチに二人腰をかけて死んだ目でわざわざ
クソ映画を好き好んで観るオタク中年って
構図もこれどっかで観たと思ったらそうだ、
エドガーライト脚本でサイモンペグと
ニックフロストのホモ二人がこの映画と
全く同じことやってても何一つ違和感ねえな
ってことで、これも新鮮味はありませーん!

じゃあ見所なしのクソ映画なのかって貶めるか
と言えばそうでもなくて、やっぱり「ぬいぐるみ」
という設定を一番のウリにしてそれで勝負かけて
きたって姿勢は評価すべきだと思うのですよ。

「テッド」っていうのは即ち男の子なら誰もが
持つ幼児性だとか一人で耽る趣味を象徴する存在で、
これと一体どうやって付き合っていくのか、
それとも女性との結婚を目前に控えた時
果たして捨てられるのか、という問題は、
みんな何かしら思い当たるフシのある話であり、
「ぬいぐるみ」という脆く儚い身体に、何物にも
代えがたい重い「命」を宿したテッドの姿もまた
ジョンの半身、内面を具現化した形に他ならず、
その存亡を賭けて彼が右往左往する姿には
否が応でも感情移入させられるはず。
ヤマ場で登場するストーカーのテディキチさんも
そうですが、着地点の読めない上下左右の
揺さぶり方が本作はすごく上手いです。

ドラマ部分ばっかり評価しちゃってますが、
コメディ部分についてはその…いまいち
何処で笑っていいのかわかんないのがあったり、
5年10年後に観返した時面白いと思えるか
どうかという時事ネタがあったりで…
あとは下ネタを無理にプッシュしなくても…
とか思っちゃったりどうせならバイオレンス
方向を強化しても良かったんじゃないかとか
なんか駄目出し多いなごめんなさい。
いや、面白かったですよ、面白かったですけど…

期待通りの出来で十分楽しませてもらいましたが、
あくまで額面通りで飛び抜けたものはなく、この
手堅さがヒットの要因になったんじゃないかなと。
下ネタとか一切使わずに、妙にハラハラさせられた
という意味では「マペッツ」の方が一枚も二枚も
上手で、やはりディズニーは強かったと言うべきか。

俺は痛さを気にしない ロボットだからマシーンだから ダダッダー

新作レンタルに「プロメテウス」が登場しましたので、
本日鑑賞したこの作品のレビューを行いまーす!

世界中の古代文明が遺した天体座標は、地球に
よく似た惑星が存在することを示していた。
2093年、ウェイランド社はテラフォーミングを
名目に掲げ、考古学者たちを惑星探査船
「プロメテウス」に乗せ、調査に送り込む。
極秘裏に行われるこの任務には、ウェイランド社が
企む裏の思惑が存在していた…というあらすじ。

キャメロン、フィンチャー、ジュネといった
巨匠の手によって、そして時にはプレデターとの
死闘を交え、数々の作品でその姿形を変えてきた
「エイリアン」、そのサーガとも言えるストーリーを、
生みの親リドリー・スコット自らが手がけた本作品。

しかしタイトルを単純に「エイリアン5」として
いないのは、今までファンにとっても数多くの
議論を生み出してきた謎多き存在…無印に登場した
巨大宇宙船に残された遺体「スペースジョッキー」に
焦点を当てた内容であるからに他ならず、そういう
意味では本来の、リドリーが描く「エイリアン」を
期待して大きく胸を膨らませていた人には肩透かし
なんじゃないかなーというのはまず明記しておきます。

しかしお話の構成自体は「エイリアン節」全開、
ストーリーの進行と共に最強の女に強まっていく
主人公・エリザベスや、初っ端から胡散臭い雰囲気
プンプン振りまいて登場するロボット・デヴィッド
(見た目がまんまボウイっぽい)、ウェイランド社を
束ねるこれまた「悪役」の臭いをこれっぽっちも
隠さない社長・ピーター(特殊メイクバリバリで
ガイ・ピアースだってさっぱりわからんかった)と、
テンプレみたいなキャラクターによるお約束な
展開に加え、とりわけ無印と2に対して強く意識した
と思われる、「プロメテウス」の内装や装甲車の
デザインは往年のファンならば感涙間違いなし。

「AVP」シリーズも含めて、内容になるべく齟齬が
生じないようによく噛み砕かれたストーリーや
設定、これまでのシリーズに対するリスペクトが
感じられるオマージュ、それらを踏まえて
「1・2・3」から「AVP」に至るまで作品の
大半に関わってくるウェイランド社の
エイリアンキチっぷりも大層面白いんですが、
設定資料という名の膨大な風呂敷を広げることに
よってちょっと作品としてのスケールが大きく
なりすぎちゃって、テーマが絞りきれていない
という煩雑な印象を受け、注目すべき点と
楽しめる点はファンサービスの一点に
留まっているように思えました。

お話自体は紋切り型で月並み、ということと、
これまでの作品に対する「解」を示し、現代の
VFXとセットで見事なアートワークを見せた
というそれぞれのポイントが、そのまま世間の
評価を二分する形になったと思われる本作品。
リプリーとはまた違う、「探求者」としての
顔を見せるエリザベスの強いヒロイン像を
示したことで、これをどう生かすがが
今後の作品を左右するように思えます…
という程度には、後続の作品も結構楽しみ。
2でコケたけど「AVP3」とかも観たいしね…

足4の字固め

今月は他に特に観たい新作もない!という
ことで「モンスター★トーナメント 世界最強
怪物決定戦」をレンタルしてしまいました!
本日はこの作品のレビューを行いまーす。

ヴァンパイア、ミイラ男、フランケン、狼男…
全世界から8名の怪物が共同墓地に集い、
今まさに「世界最強怪物決定戦」の幕が開けた!
というタイトルまんまなあらすじの本作品。

DVDのレーベル面に燦然と輝く「アルバトロス」の
文字にドキドキ、こいつはどえらいことに
なるぜぇ!という予感と共にプレイヤーにイン!

様々な怪物が集い最強の座を賭けて闘う…
というと有名どころで言えば格ゲーの
「ヴァンパイア」、マイナーどころだと
「デスブレイド」あたりを思い浮かべる
わけですが、それを敢えて実写で取り組み、
アメプロテイストでお送りしちゃいましょう
という男の子の大好きな臭いがする本作品。
いちいち大技が入る度に「アメージング!」だの
「インクレディブル!」だの謎の合いの手が
入ったり、フィニッシュヒムなフェイタリティーが
発動するところもゲームを意識してるっぽい。

で、並み居るモンスターたちがモロアメプロな
動きをするところが面白いというか、なかなか
アメプロしてるところに目を引かれるわけですが、
んじゃあ実際にけったいなコスプレ衣装脱いで
アメプロ一本として観た場合キレのある動きか
どうかっつったら別の話なわけで…

前座から本命までの盛り上げ方というか、
本命として出てくるフランケンと狼男の
設定から逆算して、前座に登場する魔女だの
半魚人だかカッパだかよくわからない生物に
関してはバックストーリー以前に存在自体が
既にネタ切れ起こしてるというのも微笑ましい。

舞台設定からして「死霊の盆踊り」リスペクト
というかたまたまそうなったのかは
知りませんが、評価としては「死霊の盆踊り」
よりは楽しめるという全く褒めてない出来。
WWEに関わっている実在のレスラーや
マネージャーが本作でえらい頑張っちゃってる
という点の一生懸命さはすごく評価したいけど、
変に健全さに拘らずおっぱいとかもっと
意味もなく露出させてれば高ポイントでした。
それだけがすごく残念。

鑑賞して30分も経つと既に本作を観たという
事実自体を忘れてしまうというか、実際
本作のレビューのことを思いだして慌てて
書き留めている次第で、1時間半を無駄にする
全く観る価値のない内容ではありますが、
「こういうのも世の中に出して許され
ちゃうんだあ…」という作品はたまに
観るとすっごく癒されるんですよねぇ…

イッツアモンスター!

「バイオハザードV リトリビューション」が
新作レンタル開始されましたので鑑賞しましたよ!

秘密研究施設を内臓したタンカー上で
ウェスカーとの死闘を繰り広げたアリス。
勝利も束の間、アンブレラ特殊部隊の急襲を
受けた彼女はアンブレラに拘束されてしまう。
洗脳されたジル・バレンタインの手によって
拷問にかけられる彼女だったが、レオンと
アイダの手引きにより救出作戦がスタートする。
救出舞台を差し向けたのは意外な人物だった。
そして全ての元凶である、アリスにとっても
過去の因縁である真相が彼の口から語られる…
というのがおおまかなあらすじ。

斬新な切り口でかつては一世を風靡した
ホラーアクションゲーム「バイオハザード」を
原作に、ポール・W・S・アンダーソンが映画化
したこのタイトルも、はやいものでもう五作目。

前作の引きに登場していた洗脳ジル・バレンタイン
(…なんかこれについては原作準拠設定らしいですね。
3あたりでプレイをやめてしまったので今どうなってる
のかさっぱりわからん…)に加え、エイダ・ウォンや
レオン・S・ケネディといった重要キャラも顔を
揃え、これに加えて何故か昔懐かしのバリーも
登場、国籍不明な微妙な英語を使うというところ
まで再現している拘りには吹かされます。
…とは言え、これが原作に対するリスペクトや
ファンに対するサービスかと言ったら少し疑問の
残るところで、映画としてのネタ切れ・息切れから
単純に原作の遺産を食い潰しているようにも取れます。

今まで散々好き勝手やらかしてきたツケというか、
独特のカメラ視点とカットの切り替え、
ハイスピードなチェイスシーンなんかは
「あ、すごいゲームっぽい」とは思うんですが、
なんで今更思い出したようにこういうこと
やり始めたんだろうっていう気持ちの方が先行。
とりあえずネジ込んでみましたって感じの
レオンも「こんな性格だったかなあ」と思うし、
バリー用意するってことはジルさんとなんか
やりとりあるんだよね!?って期待すれば
ちょっと活躍する名有りのモブキャラ程度。

作品の展開自体も、既に五作目となっては
半分ヤケクソ起こしたような、思いつきや
その場のノリでしのいでいる勢い重視で、
漫画「吠えろペン」の登場キャラ・流れ星超一郎の
「そりゃあ…連載中は風呂敷広げるよ!読者
煽るよ!」って台詞を連想させる、とりあえず
やっちゃった後から考えようみたいな、どうにも
収拾がつきそうに思えないラストの引き。
これはいつものポールアンダーソン節ですけど。

「SAW」シリーズと同じで、観る側も完全に
惰性になってて、作品重ねる毎に当然つまんなく
なってくもんだから「あれこいつ誰だっけ」って
思っても今更旧作観返す気にもなれなくて、混乱を
抱えながら「早く終わって欲しい」と願うという
誰も得をしない悪循環に陥っていると思うんですよね…

んで、まあ、ゲームも意識したスタイリッシュ
アクションについては完成された領域なので単純に
頭カラッポにして楽しむ分には問題ありません。
監督の嫁であるジョボもいい歳したおばさんなんで
そろそろ主役張るのは厳しいんじゃないかと思うけど!
個人的には「え、1作目にいたの?」ってwiki
読んで知ったミシェル・ロドリゲス演ずる
アンブレラのクローン兵士が、「マチェーテ」や
「ロサンゼルス決戦」で演じた最近の彼女の
イメージそのままにメスゴリラとして強烈な
個性とインパクトを放っていたところに好印象。

致命的にやらかしちゃった「3」の時点でもう
シリーズとして下降線を辿っているのでね、もうね、
そろそろ次回くらいでキッチリ終わらせてくれると
嬉しいというか…このままだと完結を迎えないまま
打ち切りという可能性もあるわけで…。
惰性とか意地とか祈りとか、なんだか変な方向に
観客が凝り固まってしまう駄目な映画だな!

Tell us what you think

新作レンタルとして「トータル・リコール」が
登場しましたので鑑賞しました!
本日はこの作品のレビューをしたいと思いまーす。

世界大戦により地球は汚染され、人類が住める土地は
富裕層が支配するブリテンと、植民地と化した
オーストラリアの二箇所のみに限定されていた。
毎晩、見知らぬ美女と共に逃走劇を演じる夢を見る
労働者階級の男・ダグラスは、仮想の記憶を売る
新しいレジャー産業「リコール」に興味を示す。
「諜報員」の記憶を希望する彼が装置に横たわった
その瞬間、突然警察が雪崩こみ銃の乱射を始めるが、
彼は自分でも信じられない脅威の身体能力と戦闘
スキルでもって、20人もの相手を死傷たらしめる。
果たしてこれは夢なのか現実なのか…?というのが
おおまかなあらすじ。

1966年のSF古典を、ポール・バーホベンがタイトルを
「トータル・リコール」として90年に映像化した
作品のリメイクにあたる本作品、差別化を図るためか
バーホーベン版に比べ様々な改変が加えられています。

で、VFXの進歩によって、「我々の思い描く近未来像」が
映像化できる時代になったことはわかるんですよ。
しかし、最早30年前にも遡る作品「ブレードランナー」が
構築して見せたポストモダンな世界観はその時点で
完成されきったもので、「ハンガーゲーム」でも
見受けられた、誇張されたディストピアっぷりを
前面に押し出す演出が古臭く感じられて仕方ない。

バーホーベン版で「今用意できる最大限のセット」を
使い、火星を舞台に大立ち回りするという設定の方が、
そのスケール感からハッタリが効いてて楽しめ、
逆に「可能性として実現し得る近未来像」という
奇妙なリアリティを追求・提示したばかりに、
胡散臭くなってしまったというのは皮肉な話です。

仮想空間・脳内世界という意味では「マトリックス」、
記憶の混濁という意味では「インセプション」と、
様々な大ヒット作を受けて本作のリメイクが
踏み切られたという経緯も伺わせますが、即ち
今更珍しいテーマではないというのも言わずもがな。

キャストについては、巻き込まれ型主人公としては
鉄板とも言えるコリン・ファレルが主役に選ばれ、
常に戸惑いつつも困難に立ち向かう男を好演。
しかし、リメイク前の主人公・シュワルツェネッガーは
「最早夢か現実かは構わない」という、一歩間違えると
世界観ブチ壊しの掟破りな異能生存体っぷりを相変わらず
晒して観客を大いに安心させてくれていたので、
コリンのキャラやその頑張りっぷりは何一つ間違ったことを
していないのに何かが物足りないという変なことに。

「最強の鬼嫁」としてダグラスを追い詰める女ゴリラ・
ローリーを演じるケイト・ベッキンセールもいい味
出しており、リメイクにあたって、また映画史において
新しい悪役像を作ろうという意気込みに好感を覚えます。
しかしまあ、リメイクにあたりオミットされてしまった
ダグラスの最大のライバル「リクター」を演じて
いたのは、画面に出るだけで笑ってしまう「キチガイの
顔ですわ」なマイケル・アイアンサイドだったので、
役者のインパクトという時点で既に超えられない壁を
用意されちゃってるのが卑怯というか可哀想というか!

「3つおっぱい」とか「2週間おばさん」とか、
リメイク元に対するリスペクトを踏まえつつも、
そのリメイクを超えてやろうという意思はすごく
尊重したいし高く買いたいところではあるんですが、
何分バーホーベンのナチュラルにブラックで
とんでもないバカなところが好きな人にとっては、
この「丁寧に作られた」感が足かせになってしまい、
「別にリメイクする必要はなかったね」と
思わせられてしまうのでした、というかそもそも
リメイク元も「マトリックス」等の映像作品に
大きな影響を与えたとは言え、全部ひっくるめると
決して手放しに褒められた内容じゃないし!

でも変な髪型だ

2013年最初に観る映画は何がいいかってんで、
「ロボット」でもその存在感を強烈にアピールした
インド映画「ラ・ワン」を鑑賞しました!

最新のデジタル産業を担うバロン社に務める
ゲーム部門主任・シェカルは、今時のゲーマー
少年である息子・プラティクの要望を取り入れ、
「絶対に負けない悪役」が登場するバーチャル・
リアリティーの格闘ゲームを開発する。
「ラ・ワン」と名付けられたその敵キャラは
邪悪な性格と高度な学習型人工知能を備えており、
テストプレイをしたプラティクの存在を自らの
脅威と捉えたラ・ワンは、同社の技術を用いて
現実へ実体化し、彼の命を狙うのだった…
というのがおおまかなあらすじ。

「ロボット」に引き続き、ハリウッド顔負けの
デジタル技術を用いたド派手なアクションシーンを
引っさげてまたまたやからしてくれた本作品。

高度に発達した人工知能が暴走し、自在に顔を
変えることができる物言わぬ殺人兵器となって、
不穏分子である子供を追い詰めるなんて設定は
それこそ「ターミネーター」か「マトリックス」の
丸パクリだし、敵である「ラ・ワン」とその対になる
プレイヤーキャラである「Gワン」それぞれの命の
源である装置「HART(ハート)」は「アイアンマン」
まんまのアークリアクターユニットだし、天才
ゲーマー少年って設定も「リアル・スティール」
だよねこれってことでどこもかしこもパクリの嵐。

しかし、我々が今生きている時代は「意思を持つ
人工知能」や「デジタルの実体化」が最早夢物語では
なく、実現も視野に入っていることに間違いはなく、
3D対戦型ゲームという我々にとっても親しみのある
設定を下敷きに、最先端のVFXを用いた脅威の映像が
奇妙なリアリティを生み出しているのもまた事実。
「これどうやって撮ってんの!?」という数々の
スタントシーンもエンドロールに収録風景という
形で断片的に流れるのですが、これがまたグリーン
スクリーンを併用しているとはいえ殆どが生の
身体を張りすぎてて、VFXだけに頼らないところも
迫真のリアリティの演出に一躍買っているのかと納得。
高評価を上げたいけれどもこれが果たして正しい
ことなのかそうじゃないのかはわからない。

そうかと思えば一方では気弾を飛ばし合う
遥かに完成度の高い「実写版ドラゴンボール」
ぶりを見せたりチャウシンチーばりの下らない
ナンセンスギャグを交えた「少林サッカー」を
はじめたりと、「一体どういうことにしたいんだ」
というブッ飛び方も見せたりするんですが、
アジア系映画独特の「道」を説き、「最終的に
善なる『心』が勝つ」という言葉に表される
ように、これまた「ロボット」よろしく昭和の
特撮臭がプンプンで日本人には大変親しみやすい。

全く意味もなく「ロボット」の「チッティ」を
出して作中のキャラに「神様!ラジニ様ー!」
とか言わせちゃうあたりに内輪ネタ・楽屋ネタの
下卑た駄目な感じがあって、力とか翔みたいな
おっさんがいつ見てもスクリーンに出張ってる
という「ロボット」の面白さにはやっぱり
敵わないのですが、アメコミやゲームのコミカルな
世界観の表現においては、ハリウッドに勝るとも
劣らない、いやもしかしたら一歩抜きん出ている
かもしれない可能性を本作から見い出せました。
「ニンジャスレイヤー」とかインド資本でやったら
すごい化学反応起こす気がするけどどうだろう。

どうしても「ロボット」の二番煎じというかね、
「ロボット」だけ観とけばいいやみたいな
ところはあるんですけどね、本作品もエンター
テイメントとしての要素を十二分に備えた、
オススメできる良作には違いありません。

あけましておめでとうございます!


昨年は大変お世話になりました!
今年も何卒よろしくお願い申しあげます!

とりあえず今年はスローライフを
もう少しスローにしなければ…
でも年越しイベントでちょっと
泣きそうになってる!いけない!
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。