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すごい!ほぼ真っ二つだ!

なんでこれをレンタルリストに入れてるのかと
思ったらそうだった、ポール・ジアマッティ
出演作品らしいということで今回鑑賞したのが
「アイアンクラッド」でございます。

13世紀初頭、悪政により貴族の反乱を受け、
「マグナカルタ」への署名を余儀なくされた
ジョン王は、復権へ向けデンマークの蛮族を
傭兵として雇い、各地への侵略を開始する。
かつての十字軍遠征経験もあるテンプルナイツ・
トーマスは、修道院長と共に巡礼の旅の最中、
運悪く軍に遭遇し争いに巻き込まれてしまう。
神への誓いを破り、再び戦火へと身を投じる
こととなった彼は、マグナカルタ署名の
中心人物であるオルバニー卿と共に、
イングランド攻めの拠点であるロチェスター城に
篭もり、たった20数名で1000人の大軍を
迎え撃つこととなるのだが…というあらすじ。

十字軍に絶望した主人公っていうと超迷作
「デビルクエスト」を連想してしまうわけですが、
そんなことないよ!本作に関しては「残酷もの」の
色合いをかなり濃く落とした中世戦争映画です。

「そこまでやる必要あんの!?」っていう
悪趣味なゴア描写が本作の特徴で、内臓が飛び出る
とかそういうことはないんですが、手足をブチブチ
飛ばす、頭を輪切りにするなんて描写がそこかしこ。
しまいには主人公が伝家の宝刀を繰り出し、
袈裟懸けに切りつけると肩口からほとんど
真っ二つになる人間なんてところで変な笑いが。

「残酷もの」に関しては、「勝利者不在の戦争」
という側面もよく描けていて、地に落ちた暗君が
未だに暴虐を奮い、無益な戦争を強いられる民が
いて、暗君がけしかける蛮族たちもまた、己の国と
民を守らなければならないという義を抱えている
という、泥沼の構図にゾクゾクさせられます。
「誓いは投げ捨てるもの」とばかりに、ずるずる
ヒロインに入れ込んでいくテンプルナイツの
主人公といい、全体的に南條範夫作品っぽい。

さて、このいたずらに冗長な作品になりかねない
本作の流れに逐一緊張感を差して回るのが、
暗君・ジョン王を演じるポール・ジアマッティで、
王としての教育を受けたことが、結果として智に
長けつつも、冷酷かつ無い物ねだりをする子供に
育ってしまったという悲哀をよく表現できています。
彼の暗君っぷりがまず柱として存在しなければ、
本作もまた成り立っていなかったと断言できます。

要所要所で各登場人物のキャラを立てるフリをする
とか、次々に斃れていく仲間の「よくわかってる」
順番立てとか、ベッタベタだろうがとにかく観客を
飽きさせまいとする展開やテンポの配慮も好印象。

「1000人対20人!」っていう設定で、篭城戦を
いかにハッタリ効かせて描けるかということに
重点を置いているだけに、実にこぢんまりとした
出来に仕上がっていますが、それだけにちゃんと
した確かな充実感を与えてもくれる作品です。
少なくとも「デビルクエスト」よりはずっと面白いね!
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我々はこの箱に見覚えがあるッ!

新作DVD「ダーク・シャドウ」を鑑賞しましたので
本日はこの作品のレビューをしたいと思います!

水産業により一代で富を築いたコリンズ家の息子・
バーナバスは侍女と密通していたが、なんと彼女は
魔女の末裔であり、叶わぬ恋に憤る彼女は彼の
両親と婚約者を呪い殺し、彼をヴァンパイアに変え
魔女狩りにかけた挙句、土中深くへ埋めてしまう。
それから200年後の1972年。
すっかり没落してしまったコリンズ家の元へ、
「家庭教師募集」の広告を見たという、ヴィクトリアと
偽名を名乗る若い女性が現れるのとほぼ同時に、
バーナバスを納めた棺が土地開発事業から偶然
発掘された…というのがおおまかなあらすじ。

ティム・バートンとジョニー・デップという最早
お馴染みの鉄板タッグが放つ本作品は、なんでも
古典的ソープオペラの映画化だそうで。

序盤はまさに「観客の思い浮かべるティム・
バートン作品」とも言えるような、中世を舞台に
若い男女の悲恋を描いたダークファンタジーという
様相を示すというか、「お前ら俺にはこういう
作風を期待してんだろ」とでも言いたげに
全力でそういうフリをかます態度が見え隠れ。
「一方的なタイムスリップで現代に蘇ってしまった
中世の男」という古典的な展開が始まるあたりから
段々雲行きが怪しくなってきて、気づけばいつもの
「やりたいからやった」という姿勢を全く包み
隠さなくなっているので、物語の先は読めないし
割とどうなってもいいやという気分にもなってきます。

で、文字通り「時代遅れの男」バーナバスを中心に
お家騒動を巡る実にこぢんまりとした規模の
ドタバタ活劇が描かれていくわけですが、主人公が
特に理由もなく次々と女性にモテまくったり、
間抜けなくせに特に根拠もなく有能な一面を
アピールしたり、そもそもコリンズ家没落の理由って
侍女を魔女と知らずに弄んだという大体こいつの
せいっていうグッダグダな発端といい、全体に
漂うラノベっぽさは現代に即している気もします。

しかし、狙っているのかそれともこれが今の彼が
提供できるネタの限界なのかはわかりませんが、
話題のシーン「超次元セックス」をはじめとして、
振ってくるギャグの今一つ垢抜けないボンクラ臭は
賛否が分かれるところのように思えます。
作品随所に散りばめられた、本来バートンの得意と
するところの「ゴシック調ホラー」の視覚的な
美しさを前にしてしまうと、お寒いギャグパートは
ややもすると照れ隠しにも取れてしまうのですよね。

役者は端から端まで錚々たる豪華な顔ぶれで
揃えられているのですが、個人的にはジャッキー・
アール・ヘイリーとクロエ・グレース・モレッツの
二人をOPクレジットで見かけて盛大に吹きました。
ウォッチメンのシャッハさんとキックアスの
ヒットガールが同じ屋敷に住んでるー!?
特にクロエは「ヒューゴ」とはまた別のアプローチで、
性徴期にある女をアピールしてきてエロい。許せん!

「おめー自分がバートンだからって何やっても
許されると思うなよ」という、面白いとこは
面白いけどモヤモヤは残るいつものバートン映画。
なーんか最近はかつてのキレがなくなったよなあ
なんて知ったことを言おうと思ったけど、実は
昔からこんなんだった気もしてくるし、正しい
評価を下すのが難しい、捕らえどころのない監督です。

静かに…許すよ…

今回はアカデミー脚色賞を受賞した作品
「ファミリー・ツリー」を鑑賞しました!

ハワイで弁護士を務める男・マットは、
法律の変化により、一族が受け継いできた広大な
島を拘束期間内に売却しなければならない
という大きなビジネスに携わっていた矢先、
絶縁に近い距離を置いていた妻が突然の
モーターボート事故により昏睡に陥ってしまう。
彼は混乱と失意のまま、7年も会っていなかった
二人の娘とよりを戻すべく自宅に呼び寄せると、
姉・アレックスから妻についてとある重大な
秘密を打ち明けられる…というのがあらすじ。

「スーパーチューズデイ」同様に、注目作での
活躍が目覚ましいジョージ・クルーニー主演の
本作品は、突然の事故を迎えた家族がその
悲劇を乗り越え、再起する様を描いたドラマ。

「WIN WIN」から若干遅れる形で世に出された
本作もまた不思議なことに「ダメ親父奮闘記」とも
言える様相を示しており、「優男のタフガイ」から
「カッコつけでその実ダメ男」に近年シフトしつつ
あるジョージ・クルーニーの演技が実にマッチ。
「怒りに任せてサンダル一丁でダバダバ走る」
なんて姿がここまで似合うとは思ってなかったし、
作品を象徴したいいキャラに仕上がっています。

さて、「WIN WIN」と共通点が多い本作、
「家族のためによかれと思って働いてきた
弁護士」が主人公なところまで同じなのですが、
砂の城を守るために嘘を積み重ねる「WIN WIN」の
主人公・マイクに対し、本作の主人公・マットは、
牙城の一つが欠けたことによって、自分の家庭が
予想を遥かに超えて穴だらけだったことを知らされ
愕然とさせられるという展開であり、そこから
語られる再起の道は当然平坦なものではありません。

キーマンとなる二人の娘については「十代の
目線」がよく描けており、「環境に虐げられる
ばかりではけ口を知らない妹」、「母親への愛と
現実のギャップに悩む姉」という感情や立場を
明確にし、彼女たち自身が正しく立ち直らなければ
ならない存在であると示しつつも、「両親のことを
よく知っているからこそ精神的に遥かに大人な
ことが言える」というキャラ作りに好印象。
まあ、それはそれとして、本作で注目を浴びる
ことになった姉役のシェイリーン・ウッドリーが
歳相応の見た目と振る舞いをしている分、無駄に
リアリティを帯びたエロさをかもし出しててヤバい。

で、そういったシビアな家庭環境を描く中にあって、
姉のガールフレンドという、殆ど他人に近い立場の
ちょっとおバカな青年・シドが癒し的存在で、
ヘラヘラ笑って軽口を叩きブチのめされつつも、
姉妹のお兄さんのように面倒見がよく、お約束では
ありますが「実は彼も家庭に問題があった」という
アピールまでかましてくれて、「なんだかんだで
いつも側にいてくれる」頼れないけどありがたい
存在として好感度が上昇していくこと請け合い。

「大道廃れて仁義あり」という言葉が示す通り、
今の世の中は「父親」として、「母親」として、
いっぱしの「大人」として振舞うこと自体が
難しいと思われる様相を示しており、しかし
同時に隣人を見渡せば誰もが善き人であろうと
努力している者が大半で、とりわけ悪人だと
あげつらうほどの人間はそういないわけです。
「アメリカの良心」とも揶揄される、昨今の
等身大の群像劇で「奇跡なんかない」「それでも
我々はなんとかやっていくしかないんだ」という
メッセージを見るにつけ、かえってなんだか
楽観的に、「なんとかなるんじゃないか」という
気分にさせられるのだから不思議なものです。

「カンパニー・メン」や「WIN WIN」の系譜にある、
現代におけるヒト・モノ・カネ、転じて「幸せ」の
価値を改めて見直すという意味でも、本作は
晴れやかな気分にさせてくれる良作です。オススメ!

ハートの鍵を探して

話題作ならとりあえずチェックしておこうと
いうことで、今回は「ヒューゴの不思議な発明」を
鑑賞しましたのでこの作品のレビューをば。

幼くして父親と死に別れた少年・ヒューゴは
パリの駅の屋根裏に住み、叔父に教えられた
時計合わせの仕事をたった一人でこなしていた。
そんな彼の生き甲斐は、父親がロンドンの
博物館から見つけてきたという、忘れ形見の
壊れた自動人形を完全に修復することにあったが、
背中にある「ハートの鍵穴」の謎が解けずにいた。
ある日、駅に売店を構える寂れたおもちゃ屋から、
彼がいつものように部品の盗みを働こうとした
ところを、店主の老人に捕まってしまったこと
から、彼の人生は徐々に変化を見せるように…
というのがおおまかなあらすじ。

古くは「タクシードライバー」や「グッドフェローズ」
といった、過激なバイオレンス描写の映画で知られる
マーティン・スコセッシが異色のファンタジードラマに
挑戦、第84回アカデミー賞において5部門の受賞を
成し遂げるという偉業を達成し話題をさらった本作品。

冒頭、孤立無援のヒューゴが生真面目な保安官の
追跡から逃げ回る…というドタバタ描写から物語が
動きはじめるわけですが、妙にはっちゃけきれない
端々に見える几帳面さがスコセッシらしくてクスリ。
この全体的に不慣れな、ぎこちない感じが作品の持つ
テーマと、それに付随しているそれぞれのキャラの
不器用さへとかえって良い方向に作用しているのは
確かなのですが、タネ明かしの順番は入れ替えて、
ドラマに重点を置いた方が観客としては安心して
各キャラに感情移入できたんじゃないかなあとも。

さて、オートマータを直すことが生き甲斐の少年が
意地悪な老人と出会うということで、このジジィが
ツンデレ枠であることは最早明白なところにまず
ゾクゾクさせられるわけですが、その前に老人が
可愛がる養女・イザベラについて語るべきでしょう。

とにかくこの女の子の仕草が可愛い可愛い。
主人公よりちょっと背が高くてお姉さんぶるという
基本をまず押さえておき、さりげなく手を握って
きたりほっぺにチューしたりと隙あらばセックス
アピールしてくる小悪魔ぶりにこのリア充め!
爆発しろ!と嫉妬に狂うこと請け合い。
誰かと思えば「キックアス」や「モールス」で
知られる天才子役、クロエ・グレース・モレッツで、
子供が成長するのは本当に早いなあと驚愕。
きっとこの娘もあと数年もすればエマ・ワトソン
みたいにロリ枠から抜け出しちゃうんだね…

さて、謎の老人や文字通り「鍵となる少女」との
出会いを経て、オートマータの謎を一つ解いたと
思いきや、そこから現れる新たな謎によって
物語は思わぬ方向へ転じることとなります。
これが実に奇妙なことに、同年のアカデミーを
競り合った「アーティスト」とテーマが共通し、
「映画って素晴らしい」「映画は観客に夢を与え
なければならない」という初心に帰った想いが
込められ、それに加えて「WIN WIN」でも語られた
「大人でいることはとても難しい」という
メッセージが、歳を重ねた人間ほどダメージを
受けるという仕様で、驚くほどの純粋で気持ちいい
感動で揺さぶられ、涙がこぼれ落ちてしまいます。

スコセッシの異色作であり、それ故になかのひとも
敬遠してしまっていた作品でしたが、今や十把一絡げで
その辺に転がっているファンタジー作品とはまた
趣向の違った、一線を画す出来の傑作に仕上がって
いると思いますので、一辺騙されたと思って観てみ!

荒野のカメレオン

いつの間にかソフト化していた!ということで
本日鑑賞したのが長編CGアニメ「ランゴ」。

ヒーローに憧れる孤独なペットのカメレオンは、
とある事故で砂漠のハイウェイに投げ出されてしまう。
途方に暮れていたところで、車に轢かれたアルマジロの
「教え」を受け、彼は一人荒野を歩き出す。
行き倒れたところをマメータと名乗るイグアナに
拾われ、辿り着いた「土」と名づけられた街で、
彼は得意のハッタリを利かせ「ランゴ」と名乗り、
偶然タカを倒したことで一躍有名人となる。
町長自らの指名により保安官となった彼は、
街の抱える深刻な水不足にも挑むこととなるが…
というのがおおまかなあらすじ。

「パイレーツオブカリビアン」シリーズでも知られる
ゴア・ヴァビンスキーが監督し、主人公・ランゴの
声優をジョニー・デップが担当した本作は、第84回
アカデミー長編アニメ賞受賞作としても知られています。

役者志望の名無しがほんの偶然から街の「救世主」
として祭り上げられるなんていう展開はまんま
「サボテンブラザーズ」的ですが、随所に盛り込まれた
「レオーネっぽいショット」のバックで、ハンス・ジマーが
スコアを書いたという「なんかどっかで聞いたことの
あるモリコーネっぽいメロディ」が鳴り響き、しまいには
「西部の精霊」として「名無しのあの人」っぽい人まで
登場してしまうというやり過ぎ感に膝を叩きます。
あの人っぽいっていうだけで本人じゃないのが残念。

中盤以降のベースとなるストーリーもやっぱり
「ウェスタン」っぽくて、名無しと相対することとなる
富豪と凄腕の殺し屋という構図があるわけですが、
「移り変わる時代と共に必要がなくなっていく
『過去の男たち』」という普遍のテーマは
いつの世になっても男たちを熱くさせるものであり、
また「西部開拓時代」と「我々の生きる現代」を
同時に切り取って見せることで、人間の都合で
環境を好き勝手に改変させることが野生動植物を
死に追いやることになるという問題を提起し、
なんかちょっと良い話にしようとするのもポイント。

種族の垣根を越えて動物たちが団結し、今日という
日を生き延びようと努力するお話…というと、
第82回アカデミー長編アニメ映画賞を惜しくも
逃してしまった名作「ファンタスティックMr.FOX」を
思い浮かべるわけですが、笑いあり涙ありの
ドラマを演じる彼らに野生動物の生命力が秘めた
力強さを感じつつも、今こそ改めて自然環境に
向き直るという時が来たとも思わせてくれる
素晴らしい作品ですので、是非二作合わせてどうぞ。

Shit!

並み居る新作レンタル作品ラッシュの中でも特に
注目していた一本「WIN WIN」を鑑賞しましたので、
本日はこの作品のレビューをしたいと思います!

不況下により事務所の維持も危うい弁護士の
マイクは、依頼人である軽度の認知症にある
資産家・レオの多額の報酬に目をつけ、言葉巧みに
彼と裁判所を欺き彼の後見人となることに成功する。
それから間もなくして、レオが弁護士に駆け込む
原因にもなった消息不明の娘、その彼女がいつの間にか
こさえたという息子、即ち孫にあたるカイルが彼らの
前に突然現れ、成り行き上マイク一家が保護することに。
無口でどこか掴みどころのないその少年はある日、
マイクがコーチをする地元レスリングチームの見学に
訪れた際、自分もやりたいと言い出したのだが…
というのがおおまかなあらすじ。

主演のポール・ジアマッティという男、経歴を調べると
それなりに有名な作品に色々出演しているはずなのに、
どうもどこに出ていたのかはっきりしないものばかり。
最新作「スーパーチューズデイ」にも出演しているという
記載を見て、初めて「ああ、いたいた!」と気づく体たらく。
そんな「どうにもパッとしない」キャラを逆手に取ったかの
ように、ダメで目立たない主人公を演じたのが本作品。

今や色々な場で頻繁に使われすぎて、皮肉や嘲笑の意味
にもなりつつある「WIN WIN」という言葉をタイトルに当て、
それを反映したかのように、「ハピネス」「マグノリア」
「クラッシュ」の延長上にあるような、「幸せになろうと
あがく人々」の姿をまずベースとして置き、「JUNO」における
「いつまで経っても子供な男」と「デキる母親」が入り乱れ、
そこに落とされた一人の多感なティーンエイジャーが織り成す
ドラマは、冒頭30分の時点で名作の予感がプンプン。

人、物、金。
一人の大人として、或いは家族を養っていく上で必要
不可欠な要素をどうしても欠くことはできず、時には
異様なまでに愛憎に囚われたり不正を犯す大人ミマンが
氾濫する世界の中で、「生活が苦しかろうがとにかく
子供は正しく面倒を見てあげなければならない」という
筋を徹底して通す母親、ジャッキー演じるエイミー・
ライアンの存在がとにかく心強く、本作の影の立役者
であり主人公と言っても差し支えないと思います。

弁護士らしく実に合理的な行動を心がける男・マイクに
ならって、作品も意外なところから伏線を回収しつつ、
起承転までの体を綺麗に整えておきながら、作品の
最終的な命題「幸せとは一体何か」を前にして、
築き上げてきたものを理屈や損得抜きにブチ壊す
晴れ晴れとしたラストには思わず涙腺が決壊。
小さなしがらみを脱ぎ捨て、家族のために自らを
投げ打つという、真の意味で「父親」へと成長した、
頭の禿げ上がった中年デブに誰もが憧れを抱くはず。

はにかんだ笑顔がとってもキュートな少年、カイルを
演じたアレックス・シェイファーもまた、作中における
一服の清涼剤となっているのも確かで、彼に限らず
年少組全員が徹底してイノセンスな存在として描かれ、
「環境が人を変える」「子はかすがい」といった具合に、
展開をポジティブな向きへと変えていくのも好印象。

キャラクターの誰もがその辺にいそうな小物揃いで、
そうして善良な隣人である彼らの優しさに触れると、
なんだか不思議と涙が溢れてきて止まらない本作品。
とにかく細かいこと抜きに観て欲しい一本。観れ!

血は問題ではない、インクだ

新作ラッシュの中で適度に息抜きできそうな
映画ってことで今回観たのが「キラー・エリート」。
本日はこの作品のレビューを行いたいと思います!

80年代初頭、世界は混乱の渦中にあった。
プロの暗殺者であるダニーは自分の仕事に嫌気が
差し、足を洗うことを決めるが、1年後、相棒とも
言えるハンターが何者かに捕まったことを知る。
彼を監禁した張本人、オマーンの「長老」は、自分の
息子たちを殺した元SAS隊員三人を報復に殺害
することを彼の解放条件としてダニーに提示する。
ダニーはかつての仕事仲間を呼び寄せ、限りなく
成功確率の低いかつてない危険な任務に挑む!
…というのがおおまかなあらすじ。

「キラー・エリート」っていうと、どうしても
「サム・ペキンパー監督唯一の駄作」と言われる
75年の作品の方を連想してしまうわけで、しかし
こちらはDVDソフト化すらされていないアレっぷり、
なかのひとも未見なのが残念なところ。
あ、で、どうも本作は特にそっちのリメイクとか
関連作品とかいうこともないみたいです。
ややこしい。

さておき、元SAS隊員が自らの経験を元にして
執筆した衝撃の内容の小説を原作に据えたという
本作品、混乱の時代における「中東の報復戦争」や
そこから生じる「オイルマネーの利権争い」と
いった舞台設定は今の情勢にも即しており、
そこに「世界を裏で操る大物フィクサーの集団」や
「末端で働く暗殺者たち」といったけれん味の
効いた話を持ち出せば、ストーリーはもう勝手に
魅力的な響きになってくれるってな寸法です。

主人公には今やマッチョアクションスターとして
押しも押されぬジェイソン・ステイサムを起用、
「非情になりきれない繊細な殺し屋」という
最早お馴染みすぎるコッテコテなキャラを演じ、
そつはありませんが物珍しさもなくやや物足りない。
彼の暗殺を阻止するべく奮起する、同じく元SAS隊員
であり中間管理職ポジにある苦労人、主人公の
ライバルにあたる男を演ずるのがクライヴ・オーウェン。
普段は妻にも頭が上がらない、一抹の情けなさを
背負った男というこのキャラクターに、彼を配した
のも実に鉄板な選択で、安定した演技を見せます。
それから主人公の親友役にはロバート・デ・ニーロ。
老いたことでやや勘の良さは薄れたものの、
プロフェッショナルとしてやる時はキッチリと仕事を
こなす冷酷な一面を見せる…なんてのも最早
お手のもので、本作のキャスティングは手堅すぎて
意外性は全くありませんが、安心はできますね。

「本作は事実を元にしている」の一文が事実か
どうかは個人的にはどうでもいい話なのですが、
元々の設定でハッタリを効かせた上で、
主人公は危険な任務の連続で段々ヤケ起こした
ように一人で突っ走りはじめ、中間管理職の方は
組織を維持することよりも元SAS隊員としての
仲間意識を強めていくという、それぞれが
追い詰められていく様、転じてそれ故に感情が
暴走していく様子がじわじわと丁寧に描写され、
「もしかして本当の話なんじゃないか」という
迫真のリアリティを作品に与えています。
まあ、話としては出来すぎてるし、ハッタリが
回りすぎて途中からまた「胡散臭い」ところに
戻ってきちゃってる感もあるんですけども。

単純にステイサムのファンな人や、「ボーン」
シリーズにおけるような、軍上層部の陰謀を
絡めた暗殺者のプロフェッショナルアクション
みたいな話が好きな人には、細かい理屈抜きに
本作もオススメできると思いました。
うん、まさしく息抜きに丁度いい娯楽作。

Be silent!Be quiet!

第84回アカデミー賞において、おそらく最も
注目を集めた作品であろう「アーティスト」を
鑑賞しましたので、本日はこの映画のレビューをば。

1927年、ジョージ・ヴァレンティンは自他共に
認める一大スターとして一世を風靡していた。
一方、彼のおっかけの一人に過ぎない若い女、
ペパー・ミラーは、ほんの偶然からジョージと
共にタブロイド紙にフォーカスされ、これを
足がかりにハリウッドへと一歩踏み込むことに。
ただのエキストラに過ぎなかった彼女が数年で
めきめきと頭角を現していくと同時に、映画
業界ではトーキーへの変遷が起ころうとしており、
サイレント映画のスターたちの活躍にはかげりが
見え始めていた…というのがおおまかなあらすじ。

徹底的な「サイレント映画」への拘りを見せた
本作品、実はなかのひとはサイレント映画を
殆ど観たことがなくて、作中の数々の印象的な
ショットも何かのオマージュなのではないか…
と思わせられることしきり、それ故に多少
見当外れなレビューも混じってしまうかも
しれないことをあらかじめご了承ください。

さておき、「サイレントからトーキーへの変遷」を
描いた作品という意味では「雨に唄えば」や
「サンセット大通り」といった名作が存在し、
それらを踏襲するかのように、ラブ・ストーリーや
大スターの凋落していく様が描かれていきます。

特に恋愛描写については、妻のいる男へ
ストーカー一歩手前の熱血恋愛をする女性という
構図がクラシック映画を思わせ、「赤ちゃん教育」
よろしく、可愛い動物を使ってあざといアプローチを
してくる様はスクリューボール・コメディ的。
この辺からも、サイレントに生きたジョージ
という男と、トーキーの新星・ペピーそれぞれを
ステロタイプ的に描き分けている印象を受けるの
ですがやっぱり明確に断定はできませんごめんなさい!

それから「サンセット大通り」から「バートン・
フィンク」のように、ハリウッドが時代の変遷と共に
醜く姿を変えていく前の純粋で優しい存在も描かれ、
その無垢なる「映画愛」を目前にした時、何気ない
シーンからも思わず涙が零れ落ちてしまうこと必至。

「サイレント映画」ならではの小ネタの振り方も大層
面白おかしく、今でこそトーキーが当然だと思っている
我々の隙をついた知的なギャグに膝を打ちますが、
これが後々に大きな伏線へ繋げられていくと同時に、
クライマックスで観客の思惑を一つ外してくる展開、
そして極めつけに「我々が生きているこの世界は
なんて素晴らしいんだ!」と思わせられるオチと、
怒涛のように押し寄せる感動の大団円から、最後は
滝のような涙でスクリーンが見えなくなることでしょう!

「ハリウッドに歴史あり」とも言える、先人の
積み重ねてきた実績があるからこそ作れた作品であり、
だからこそ喚起される感動があることには違い
ありませんが、微に入り細を穿つ心配りから感じられる
「映画愛」には一切の嘘偽りがありません。
ティム・バートンの「エド・ウッド」同様、「映画に
貴賎なし」という、改めて初心に帰った気になれる、
清々しい感動を与えてくれる名作です。オススメ!

Q.急に暴動がはじまった? A.急や

「アイアン・スカイ」と同日に観てきたのが、
本日紹介する「ハンガーゲーム」でございます。

その国では富裕層が住む首都「キャピタル」と、彼らが
統治する十二に分けられた貧困地区が存在していた。
そして各地区からは毎年「生贄」と呼ばれる、12~18歳の
男女二名が首都の手により無作為に選出され、二十四名が
残り一人になるまで殺し合う「ハンガーゲーム」は、
首都の国民誰もが熱狂するスポーツとなっていた。
第74回の開催を控えた今年、第十二地区では幼い女子・
プリムが選ばれ、これを受けて姉のカットニスが
身代わりとして自ら出場を志願した…というのが
おおまかなあらすじ。

「デスレース2000」から「バトルランナー」、
「バトルロワイアル」といったディストピア系
デスゲームの系譜を受け継いだ本作品は、
なんでも08年に出版された同名小説が原作だとか。

「無作為に集められた少年少女が文字通り
殺し合う」というショッキングな内容は当然
「バトルロワイアル」との類似性が当時から
指摘されていたようですが、「大統領」とか
「面白司会」の存在は「デスレース」的でもあります。

でもね、最初の1時間くらい使って「ディストピアが
どれだけディストピアか」を淡々・延々と描写
していくのは、あまりに旧時代的なファッション
センスの悪さも相まってよくもこれだけつまらなそうに
描けるもんだなぁと逆に感心してしまいましたよ私は!

「ナチュラルボーンキラーズ」でその名の通り
生まれついての殺人鬼を演じ、最近では「ゾンビランド」
でのゾンビキラーっぷりも記憶に新しいウディ・
ハレルソンが「優勝経験者」のアル中男を担当
しているのには思わずナイスキャスティングと
膝を叩いて笑ってしまいましたが、しかし結局
政府と「生贄」のどちら側にも転ばない中途半端な
位置づけとキャラから煮え切らない印象に。

そしていよいよ始まる殺人ゲーム!もなんだか
なし崩し的に少年少女が意味もなくバタバタ
死んでいくだけなので、特定のキャラに感情移入
できるということもなく話は相変わらず淡々と進行。
この辺やっぱり「バトルロワイアル」のように
とっとと殺し合いから初めて、モンタージュ的に
各キャラの過去掘り下げていけば良かったんじゃ
ないかなーと前半一時間が益々無駄に思えてくる。
主人公と共同戦線張った他の参加者が唐突に
死んだりして、「情け無用のデスゲーム!」って
ことを言いたいのもわかるんですが、掘り下げが
弱いからぞんざいに扱われてるようにしか見えない。
女主人公が仲間の亡骸にえらい数の花を摘んできて
添えるシーンなんかもそりゃまあ気持ちはわかる
けど状況考えたら完全にギャグ。お前の頭が花畑だ!

「よくもまあ74回もできたな」という運営の杜撰な
進行も発憤・もしくは噴飯もので見所の一つ。
ゲーム中に都合よくルール変更したと思いきや
「あ、あ、あ、やっぱ今のなし!」とか言い出すとか
これは首都でも暴動が起きるレベルだと思う。
観客を飽きさせないために用意されている様々な
趣向も明らかに迷走していて、もし「斜陽なエンター
ティメント産業」を意図して描いているという
意味であればものすごく的確だと思いました。

そして「ディストピア系で今までになかった
着地点」を模索した結果なのか、「結局何一つ
解決していない」というオチも実に斬新!
この端々から感じる投げやりっぷりやいい加減さ
からは、「バトルロワイアル」というよりは
「リアル鬼ごっこ」的な臭いを感じますね!

で、個人的に本作品で一番面白かったのは、女主人公は
最初ゴリラ系男子・ゲイルと良い仲にあるんですが、
彼女と同じく生贄に選抜されたイケメン・ピータが
実は昔から密かに彼女に憧れていたという設定でして、
そんな二人がゲーム中にイチャイチャする様子が中継
される度にゴリラが「くぅっ!」って顔を背けるところ。
次点は面白いヒゲをした人のヒゲが面白いところ。

以上、こんな素晴らしい映画はどえらい良好な
興業収益を記録してしまったらしく、勢いのまま続編の
製作も決定しているとのことで、次も観に行くしかねぇ。

法的に結合

地元で「アイアン・スカイ」やってる!
ということで、今週末にあるらしい
トミーウォーカーのプライベほっぽって
こっちに回して観てきました!
本日はこの作品のレビューをしまーす!

時は2018年。アメリカ合衆国大統領は再選
キャンペーンの一環として、黒人モデルの
ジェームズ・ワシントンを月面探査船に搭乗させる。
その彼が月の裏側で目撃したのは、第二次大戦
終戦後に月へと逃れ、巨大な秘密基地を構えた
ナチスドイツという信じられない光景だった…
というのがおおまかなあらすじ。

ドイツ自らが「ナチス」というタブーに触れ、
フィンランド・オーストラリアと共同製作に
臨んだという本作品は、突き抜けすぎのSFコメディ。

「アポロ11号より遥かに早くナチは月に到達していた!」
というわけのわからない売り込みもさることながら、
「米国の女性大統領が黒人モデルを月に送り込む」
という冒頭もわけがわからず、それらが特にストーリーに
深い必要性がないことがわかってくると、全編通して
「ただやってみたかっただけ」感が徐々にヒシヒシ。
しかしその「やりたかった」のあれこれ全部を
国辱や人種差別ネタに繋げてくるというのだから、
この開き直りっぷりは逆に高く評価したい。

目玉である後半の派手なバトルシーンに予算を割く
ために、要所要所を小芝居で繋ぐのも当然の流れな
わけですが、前回紹介した「ソウル・キッチン」にも
さりげなく隅っこの方にいたウド・キアー、彼が
本作では現総統役として出演、こういういぶし銀的な
名優が一人いるだけで映画はぎゅっと引き締まります。

ウド・キアー以外はあまり見慣れない・聞き慣れない
俳優陣が顔を揃えているのですが、主人公にして
ヒロインのブロンド女・リヒターがとりあえずエロくて
意味もなくお色気シーン挟んでくるのがまず○。
その他、実はあんまり役に立ってないゴリラこくじんの
ジェームズ、野心溢れる「月面親衛隊准将」アドラー、
アメリカ至上主義の極右女大統領等、何はともあれ強烈な
キャラクターを前面に出して勢いで乗り切れみたいな
感じでして、個人的には「子宮でモノを考える」すぎる、
広報部長のヨゴレ芸人っぷりが一番のお気に入り。
この人なんか色々友近っぽい。

さておき、全人類共通の敵としてナチが登場する本作品
ではありますが、実は「パワー・オブ・アメリカ」に
対する強烈な批判・皮肉が込められた内容でもありまして。
もし外宇宙の新エネルギー・新資源に手が届く時代が
来た時、国家間の衝突は避けられない問題であり、
そしてまたそれは想定ではなく、もはや現実として
十分起こり得る時代であるということを提示しています。
その「見せ方」があまりにもあっけらかんと笑い
飛ばしてくるので、かえって観客がシリアスに
受け止めてしまうという手法を取っているように
見えるのですが、その意味ではラストのさりげない
演出からも成功しているように思えます。

勿論、本作の目玉である、筆舌に尽くしがたい抱腹絶倒の
「ナチVS地球連合軍」の一大バトルは細かい理屈抜きに
必見の出来ですので、地元の映画館で上映している
ならば是非足を運ぶことをオススメしたいです。

以前紹介したインド映画「ロボット」のように、
「絶対にハリウッドでやれない」「やっちゃいけない」
内容を、米国以外の製作会社が多額の予算をブチ込んで
作り上げるという、新たな時代がやってきたことを
本作からも伺うことができる気がしました。
真に自由競争社会がうんぬんみたいな小難しいこと
言って話を結ぼうかと思いましたが、ぶっちゃけ
全力バカ映画が増えるのはいいことですね!

3つ数えろ!

以前単館系映画の予告で気になっていてそのまま
手つかずにいた映画、「ソウル・キッチン」を
鑑賞しましたので本日はこの作品のレビューをば。

場末の大衆食堂「ソウル・キッチン」を営む
ジノスは、仕事で上海に行ってしまった
ナディーンと遠距離恋愛の仲にあり、ある日
仕事中に無理をしてぎっくり腰になってしまう。
店に見切りをつけ恋人を追って中国に行くべき
頃合なのだろうか…と葛藤する彼であったが、
天才料理人シェインとの出会いにより、店は
モリモリ右肩上がりの様相を見せるようになる。
しかしその喜びもつかの間、ジノスのかつての
級友にして今は悪徳不動産屋のノイマンが、
「ソウル・キッチン」の土地に価値を見出し
あの手この手で地上げにかかろうとしていた…
というのがおおまかなあらすじ。

ドイツ発のインディペンデント系映画の本作は、
悲喜こもごもに見舞われる青年の人生の一場面を
切り取って見せたコメディ映画ですが、個性
豊かなキャラクターたちが見せる様々な表情と
ドラマは群像劇的にも見ることができます。

あんまり「ゼロ年代」って言い方は好きじゃない
というかこの言葉を使う奴は死ネ!っていう
ぐらいには嫌ってるのですが、それはさて置き
「スコット・ピルグリム」にも見られたような、
どこか冴えない・冷めた面子の青年と女子が
メインになって繰り広げられる青春ストーリー
でもありまして、何故かそれなりにモテる
優柔不断なダメダメ男・ジノスを主人公に、
その彼に輪をかけてダメダメなギャンブル狂の
トラブルメーカー兄貴・イリアス、「スコット」で
言えば完全にキムポジションのはすっぱな女・
ルチアを中心にしつつ、料理のことにかけては
誰にも負けない、口を出させないと自負する
職人気質のキチガイ・シェイン、特に何か役に
立つわけでもないが常にジノスや店の側にいる
癒し系的存在・通称”船長”のソクラテス、
ジノスと同年代の割には飛びぬけて出世した
ズル賢い土地転がし屋・ノイマンといった
キャラが絡みあい、「大人」と「子供」の一つ
壁を隔てた対比が描かれるわけですが、その
垣根をお互いが時と場合によって飛び越え
入り乱れる様もまた、大変面白いです。

散文のように書かれたキャラクターたちが
散文のように作品内に散りばめられていると
いった印象を受け、メシ・酒・金・色恋に
ケンカ・ギャンブル・セックス・窃盗と、
ありとあらゆる娯楽が彼らの「日常」として
清々しいくらいの流れるような自然さで
語られ、将来への不安を漠然と感じつつも
その日その日を楽しむ彼らには羨みを覚えます。
その一方で「禍福はあざなえる縄の如し」と
でも言いたげな話の緩急・ヤマのつけ方も
しっかりと心得ており、ただのダラけた青春
コメディに着陸させない脚本も大層優秀。

大衆食堂を巡る、料理人が主人公のお話と
いうことで、観てるとお腹が空いてくるのも
当然の流れというもので、本作を観る時は
ちゃんとした量のお酒とおつまみを用意して
から臨むことをオススメしますぞ~!!
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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