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”子供に注意”

日本公開は2000年…ってことで
10年以上前の作品になるのですね!
フィリップ・シーモア・ホフマンが「なにこのデブ
すごい」ってクチコミを聞き、はじめてなかのひとが
彼に触れることとなった作品「ハピネス」を
久しぶりに鑑賞しましたので本日はこのレビューを。

致命的なまでに男運に恵まれない三女・ジョイ、
華やかな外見や知性、キャリアとは裏腹に
自分の中身はからっぽだと絶望する作家の次女・ヘレン、
病的なまでなショタコンという性癖を隠し持つ夫と、
それと知らずに偽りの平和な家庭に暮らす長女・トリシュ。
その他、齢六十を越えた今になって離婚に揺れ動く
彼女たちの両親や、ヘレンの隣人にして彼女に対して
ストーカーじみた妄想を抱き、いたずら電話でオナニーが
日課の変態会社員等々、様々な「幸せになれない人々」の
群像劇を描いたのが本作品です。

あらすじを読めばわかる通り、出てくるキャラクターは
基本的に「幸福でない」「幸福でないことに気づいていない」
さもなくば「とんでもない変態」の三択というこの作品、
そんな人々が当たり前のように日常に潜んでいて、
彼ら・彼女らにとって当たり前の日常を淡々と
描いていくという内容なわけですが、なんというか、
この暗くじめじめした質感が、自分自身がまるで
石の下の日陰で蠢く虫の一匹になったような気分で、
悲観するわけでも痛々しさに目を背けるわけでもない、
妙な居心地の良さすら感じてしまう不思議。

役者は基本的に無名…少なくともなかのひとには
馴染みのない面子が揃っているのですが、
やっぱりフィリップ・シーモア・ホフマンの、
「見た目は人の良さそうなどこにでもいそうなデブ」の
表の顔と裏の顔をナチュラルに演じる技量は
他に比べて頭一つ抜きん出ていますね!
後に「ゾンビーノ」でも父親役を演ずることになる
ディラン・ベイカーもすごくいい味を出していて、
どっか普通じゃないダメ親父というキャラは
既にこの頃から確立していたようです。
そんな父親の下、性知識や性徴に悩む年頃の
ぽちゃむち眼鏡ショタを演ずる子役もかなりの熱が
こもっており、親父ならずともちょっとムラムラきて
しまうこと請け合いです。あんまり親父悪く言えない。

ラストの「ああ、ハピネスってそういう…」という小粋な
演出で、大の大人がうじうじと幸福について悩んでいる
ことそのものを笑い飛ばすというオチも秀逸で、全体的に
すごく綺麗にまとまっている・落ち着いている佳作です。

本作は、大ヒットを飛ばした問題作「アメリカン・ビューティー」
よりも1年前に公開された作品!という売り込み方を
当時されていたわけですが、「アメリカン~」の
主人公が娘のクラスメイトに惚れ込んだりクスリに
溺れていく様をさも美しいことのように描く様はなんだか
受け入れられず、やっぱりこっちの方が淡々としていて
個人的には好きなんだよなあと改めて認識。
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何を言いたかったのか 今はもう思い出せない

ポール・トーマス・アンダーソン作品を連続で
鑑賞したことで、フィリップ・シーモア・ホフマン
強化週間と称し、今回は彼がアカデミー主演男優賞を
獲得するという栄誉に輝いた「カポーティ」を
鑑賞しましたので本日はこのレビューをば。

ニューヨークの著名な作家、トルーマン・カポーティは
カンザスで起こった一家強盗殺人事件を
小説にしたいと思い立ち、現地へ取材に訪れる。
翌年、容疑者の二人が捕らえられ、カポーティは
その人柄に大いに魅かれ、次第に親密になっていくが、
彼の思い描く小説のラストとは裏腹に、現実では
犯人の死刑の延期が相次ぐようになる…
というのが大まかなあらすじです。

実在の人物、トルーマン・カポーティが実在の
事件を元にしたノンフィクション小説「冷血」を
描くにあたり、その苦悩や葛藤を描いたのが本作品。
常に微笑を湛え、奇妙なしゃべり方をする、
ユーモアと才知に溢れた奇人・カポーティを
フィリップ・シーモア・ホフマンが好演。

親の愛情に恵まれなかった生い立ちながらも、
己の努力と才能のみでスターダムにのし上がり、
「人は外見で判断されがちだが決してそうではない」と
力説していたカポーティが、名作を作りたいという
欲求から殺人犯に歩み寄り、表では笑顔を作り
彼らから事件のディティールを聞きだしながら
弁護士をつけてやると延命措置のフリを取り、
裏側では小説に相応しい結末を望んでいるという
泥沼にはまりこみ、徐々に神経衰弱に陥っていく…
果たしてカポーティという人物は最初からクズだったのか?
それとも作品を作り上げなければならないという狂気が
彼自身を「冷血」な怪物に作り上げてしまったのか?
カポーティに振り回され、そしてまたカポーティ自身が
振り回されることになってしまう殺人犯の背景も踏まえ、
人間の内面性や本質に深く切り込むのが本作の見所です。

代表作「ティファニーで朝食を」で知られ、
ハンフリー・ボガードやマリリン・モンローと親交があり、
とりわけ「アラバマ物語」を書き上げたハーパー・リーとは
幼馴染で旧知の仲という、実に華やかなプライベートの
経歴も持つカポーティの姿も描かれ、実はさっぱり
彼のことを知らなかったなかのひとですが
映画化作品が大いに気になってきました。
そのうちレビューすることになるかもしれません。

作品としては一貫して「一人の男がどんどんクズに
堕ちていく」という内容を描くのでしんどいのですが、
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技が確かに
遺憾なく発揮された作品であることは間違いなく、
彼のファンなら一度は観ておくべきオススメの一本。
いぶし銀的な渋い俳優、クリス・クーパーがいるのもポイント。

I don't know.

はい、てなわけでこの一本を観て現時点で
ポール・トーマス・アンダーソン作品を
コンプしたことになる「パンチドランク・ラブ」の
レビューを行いたいと思います!

ベンチャー企業を立ち上げたバリーは
七人の性格最悪な姉に育てられ、非常に
内向的かつキレやすい人格を形成していた。
そんな彼が姉の紹介でリナという女性と
知り合い、次第に二人とも惹かれあっていくが、
バリーはかつて気まぐれで手を出した
テレフォンセックス詐欺に引っかかってしまい、
数人のチンピラから恐喝と暴行を受けてしまう…
というのが大まかなあらすじです。

「マグノリア」の後、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の
前作という立ち位置にある本作品は、
アダム・サンドラーを主演に据えたラブコメディ。

いっぱしの小市民で不幸な境遇や努力も
認めるけれども擁護もできないという
色んな意味でアブない男が大暴れするという、
この辺は監督も得意とする展開だと思うのですが、
全体としてはちょっとちぐはぐな印象も受けます。

早朝、仕事場の前で佇む主人公の目の前で
車が派手な事故を起こし、後続のワゴンが
小さなピアノを路上に放置して走り去っていく…
というのが実際のオープニングなのですが、
なんというか、突然の衝撃的展開と
作品に突然引き込まれるのは別の話なのだな…
と思わされることしきりで。
要するにマグノリアのクライマックスの
例のシーンのようなものを今回はオープニングに
持ってきて、あるいは監督自身には何らかの
暗喩を含めているのかもしれないけれども、
個人的には「お前こういう絵が撮りたかった
だけちゃうんか」としか感じられなかったんですね。
事故とかピアノは特に複線として回収されないしさ。

主演のアダム・サンドラーに加えて、その彼に
敵対する役のヤクザ未満のチンピラを演ずる、
これまた作品常連のフィリップ・シーモア・ホフマンの
演技が素晴らしいし、話全体を通すと
そんなに悪い内容でもなかったりします。

結局のとこ、ポール・トーマス・アンダーソン監督
作品っていうことが足かせになっちゃってて、
観客はどんな重いボディーブロー放ってくるんだろうと
身構えていたら、監督の方は初のラブコメに挑戦
ってことで妙にふわふわした内容に仕上がってて、
観る方からしたらなんだかどういう体勢で観たら
いいんだろうかという戸惑いを覚えてしまうのではないかと。

色眼鏡無しに観れば十分楽しめるのかもしれないけど、
それにしても監督本来の持ち味を発揮していて、
完成度が高いのは「マグノリア」や「ゼア・ウィル~」
だろうしってことで、何かと不遇な位置付けの作品でした。

金は命より重い…!

適当にレンタルリストに放り込んでおいたら
ポール・トーマス・アンダーソン監督で
未見の作品「ハードエイト」「パンチドランク・ラブ」の
二作品が同時に送られてきてしまったってんで、
本日は「ハードエイト」のレビューを行います!

コーヒーショップの入り口で言葉もなく
うなだれている青年に、一人の老人が歩み寄り
「コーヒーかタバコを奢ってやろう」と声をかける。
その老人、シドニーが彼から話を聞きだすと、
青年は名をジョンといい、母親の葬儀代
6000ドルを捻出するためにベガスへ繰り出したが、
案の定オケラになってしまったということだった。
シドニーは50ドル貸してやるからもう一度
ベガスへ行こうとジョンを連れ出し、カジノで
無料宿泊サービスを受けるためのちょっとした
裏技を授けたり、友人のツテを辿って何とか
6000ドルを工面してやろうと持ちかける。
ジョンは何故俺にここまで尽くしてくれるのか?と
シドニーを問いただすと、彼は一言「私の友人に
なって欲しい」と告げるのだった…
というのがおおまかなあらすじです。

後に「マグノリア」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で
知られることになるポール・トーマス・アンダーソンが
初めて世に放った映画監督デビュー作品。
彼の映画作品常連となるフィリップ・ベイカー・ホールを
主演、ジョン・C・ライリーを助演に据え、
グウィネス・パルトロワやサミュエル・L・ジャクソンも
脇を固めているという実はかなり豪華な構成。
「若いクズギャンブラー」と実際にクレジットされて
チョイ役で登場するフィリップ・シーモア・ホフマンも
無駄に存在感があって吹かされるというのは余談。

ギャンブルというテーマを通して、クズの若者が
いわくありげな老人と出会うことで人生が変わる
というお話はなんかどっか既視感あるな…と思えば
要するに福本の「銀と金」ハリウッド版みたいな内容で。
なんだかぶっちゃけ過ぎですがあんまり間違ってない。

基本的に登場人物が全員クズ、目先のいらんこと
かましてズブズブと泥沼に嵌まっていくという構図は
ポール・トーマス・アンダーソンの最も得意とする
展開だと思うのですが、それにしても思わずシンパシーを
禁じえなくなってしまうキャラクターたちから
滲み出る不幸オーラは、キャラ造形からなのか、
それとも役者が本来持ち合わせているものなのか
判断に困るところがありますね!
とは言えノリノリでクズを演じ、こいつだけはこれっぽっちも
不幸オーラを感じさせないサミュエル・L・ジャクソンや、
これまた似た芸風の映画を撮るもう一人のアンダーソン、
「ロイヤル・テネンバウムズ」にも出演していた
グウィネス・パルトロワを見るに、キャスティングの妙や
監督としての目はこの頃から冴え渡っている気がします。

「これで本当にいいのか」とモヤモヤする具合や、
荒削りな作品の作りと立ち昇る暴力の臭い、観客が
終始落ち着かなくさせられる緊張感ということで、
その印象はコーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」的でもあります。
スリラーなのかヒューマンドラマなのかジャンル分けに
戸惑う本作品、ポール・トーマス・アンダーソンのファンは
もとよりコーエン兄弟やポール・ハギス作品あたりが
好きな人にもオススメしたい佳作です。

こんや 12じ だれかが しぬ

シドニー・ルメット作品をちょくちょくチェック
しているというのは今も続いていて、
今回ご紹介するのは古典的名作として名高い
「オリエント急行殺人事件」です。

中東での一仕事を終えて、帰路につく
エルキュール・ポワロは親友にして鉄道会社の
重役、ビアンキにオリエント急行の席を一つ
無理矢理捻じ込んでもらえる運びとなる。
閑散期の12月に不思議と一等客室が満室となった
この旅で、「引退した実業家」という肩書きの
初老の男性、ラチェットは名探偵が列車に
乗っていることを知ると、ポワロの下へ
「何者かに脅迫されている」と保護を求めてくる。
大金の報酬をチラつかせるラチェットに腹を立てた
ポワロはその依頼を無碍にするのだが、その晩
彼は胸に無数の刺し傷を受けて死亡してしまう。
事を穏便に運びたいというビアンキの願いを受け、
かくして名探偵ポワロが重い腰を上げるのだった!
というのが大まかなあらすじです。

アガサ・クリスティの生み出した安楽椅子探偵、
エルキュール・ポワロのシリーズを原作に
巨匠、シドニー・ルメットが映画化した本作品。
ポワロに扮するのはアルバート・フィニーで、
ルメットの遺作「その土曜日、7時58分」にも
最後まで連れ添ったという泣ける話もほどほどに、
「サイコ」のノーマン・ベイツ役で知られる
アンソニー・パーキンスや「007」シリーズで
その地位を確固たるものとしたショーン・コネリー等々、
錚々たる面子が揃い踏みしたことでも有名です。

元々小説には疎く、推理小説にはとんと縁がない
なかのひとはエルキュール・ポワロという人物像を
紳士的なキャラだと勝手に想像していたのですが
そんなこたぁない、突然興奮するオッサンという
一歩間違えると、一歩間違えなくてもキチガイ級で
なるほど、ホームズと肩を並べるだけある
色んな意味で魅力的なキャラだと納得。

古典的名作なだけあって、犯人が誰かという話は
既に耳に入ってしまっていたのですが、それでも
いかにも推理小説的な奇抜なプロットと、
一癖も二癖もある登場人物というけれん味で
物語にグイグイ惹き込まれていきます。
また、物語のオチのつけ方も、社会派問題提起に
定評のあるシドニー・ルメットが撮った作品
ということを踏まえるとまた面白く映えます。

迷作映画「シベリア超特急」やクソゲー
「ミシシッピ殺人事件」にも多大な影響を
与えただろう作品…ということを果たして
レビュー内に記す必要があるのかという
話ではありますが、アレです。
一歩間違えるととんだ的外れや稚拙に
なってしまいかねない話のテーマを、
緻密に練り上げ緊張感を持たせることに
成功しているアガサ・クリスティとその
映像化に成功したシドニー・ルメットの
手腕は矢張り驚嘆の一言に尽きるということで。

かたゆでたまごおいしいです

何のきっかけで観ることになったのかは
失念したのですが「ロング・グッドバイ」を鑑賞しまして、
「おー、これがハードボイルドという奴か」と今更感嘆、
次いで観たのが、今回ご紹介する「三つ数えろ」です。

私立探偵を営むフィリップ・マーロウの今回の依頼人は、
美人だがそれぞれ性格に難があることで有名な姉妹を
抱え、それ以外にも様々ないわく付きと言われる名家の
スターンウッド将軍であり、その内容は古書店主の
ガイガーによる恐喝をやめさせて欲しいというものであった。
スターンウッドの真意は、彼が息子のように可愛がっていた
前任者・リーガンが突如行方を晦ましてしまい、その足取りを
追いたがっているということをマーロウは悟りつつも、
早速依頼に取り掛かるにあたりガイガーの尾行を開始する。
だが、マーロウがガイガーの自宅を突き止め、張り込みを
続けていると、彼の家へスターンウッドの次女・カルメンが
訪れ、ほどなくして女性の叫び声と数発の銃声が響き、
ガイガーは何者かに殺害されてしまったことを知る…
というのがおおまかなあらすじです。

偉大なハードボイルド作家の一人として知られる
レイモンド・チャンドラーが作り上げた人気キャラクター、
「フィリップ・マーロウ」の長編シリーズ一作目
「大いなる眠り」を原作に、巨匠ハワード・ホークスが
映画化、「カサブランカ」でも知られる名優、
ハンフリー・ボガードがマーロウを演ずるという
まさに豪華な布陣で臨んだのが本作品。

とにかくプロットが練りに練られているのが本作の特徴で、
多種多様な登場人物のそれぞれの思惑や陰謀が
交錯し、一つの事件が片付く度に新たな事実と疑念が
浮かび上がり、観客は蜘蛛の糸に絡め取られたか、
はたまた出口の見えない迷宮に迷い込んでしまったような
錯覚を覚えること請け合い。

そのサスペンスや推理小説的要素とは別に、
フィリップ・マーロウというコテコテのハードボイルドを
体現したかのような男が大変魅力的で、
こう言っては何ですがお話の雰囲気だけでも
十分楽しめるような、一粒で二度美味しい大変
贅沢な作りにもなっています。

黒いスーツで身を固めたその風貌はタフさと同時に
どこかが抜けた頼りなさも兼ね備えており、
決して口数は多い方ではないが一度開けば随分達者、
一度関わった事件にはよせばいいのに深入りせずには
いられないおせっかいな根性を持ち、あと何故か女にモテる。

こうして書いてみると如何にも寺沢武一の「コブラ」的だし、
作品やキャラクターから立ち昇るノワールの雰囲気は
「シン・シティ」の匂いを色濃く感じました。
裏の世界に生きる男たちは法の効力など皆無だと
わかりきっており、最後に頼れるのは己の信念のみ…
なんてのは「ヒットマンズ・レクイエム」を連想したりして、
裏社会に生きる男たちを描いた多くの創作へ、
チャンドラーがどれだけの影響を与えたのかという
ことを知る上で、「三つ数えろ」と「ロング・グッドバイ」の
二本は大いに参考になったし価値ある作品でした。

スティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソン、
ジョン・ウェインといった西部劇的なものを離れ、
移り行く時代の中で変遷してまた違った輝きを放つ
「男の価値観」が感じ取れる一本。
古典でありながら、今だからこそという温故知新もあり、
男なら一度は観ておくべし!男なら!

ゾンビがジャンボをジャックする!

なんかボケッとしてたら更新無しに半月ぐらい経過してた…
そんで、いつの間にかDVDソフト化してたってのを知った、
フライト・ゾンビ・パニックとでも言うべきかな
トンデモ作品「デッド・フライト」を鑑賞しましたので
本日はこの作品のレビューを行いたいと思います!

乱気流の中を飛ぶコンコード239便。
なんとその機内には、非人道的なウィルス研究により
国際指名手配を受けて現在逃亡中のメドコン社の
研究員数名が搭乗しており、そしてまた彼らの作り上げた
国家をも揺るがすとある危険物が積み込まれていた…!
というのが大まかなあらすじです。

名作「スネーク・フライト」のヒットを受け、コンセプトを
丸々パクったようなのが本作品ってなわけですが、
これがまたなかなか綺麗にまとまってて面白い。
そもそもフライト・パニックとゾンビ映画をまとめちまおうぜ
ってんだから、一粒で二度美味しいなかなか贅沢な体験。

んで、ただの民間ジャンボジェット機にどうやって
国際指名手配犯だけならまだしも、ゾンビなんか
積み込むことに成功したんだよ!という初期設定から、
乱気流ごときで崩れ落ちた積荷の中から簡単に
蘇ってしまうゾンビさんというあまりに杜撰な管理体制と、
のっけから突っ込みどころ満載のオープニング。

当然キャラクターもテンプレみたいなもんで、
ヒロイン格のスチュワーデスさん、うっかり刑事、
なんか怪しげな運輸省航空局員のオッサン、
イチャついたり口汚く罵りあうバカップル×2等々ときて、
やはり人気キャラ候補は導入部でせっせとパターを
磨いて今後の展開を期待させてくれるプロゴルファーさんと、
ゾンビとは別のところで事態をかき回す、トリックスター的
位置の詐欺師(元々はうっかり刑事と手錠で繋がって登場
するんだけど、うっかりで逃す)の二人じゃないでしょうか。

前述の通り「スネーク・フライト」の設定を持ち込んだ
ゾンビ映画ってことで、そこまで斬新さや真新しさが
光る作品なわけはないのですが、そんなことは
最初からわかっていることで、無名の役者陣や
ショボいVFXという低予算の枠組みの中でいかに
観客を魅せるか、楽しませるかという頑張りに大変
好感が持てるB級映画の鑑のような作品でもあります。
この手の映画にたまらなく惹かれてしまう
ダメな人には文句なしにオススメしたい一本。
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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