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八人に一人は狂う

アカデミー賞の数多くを受賞した話題作
「ハート・ロッカー」を観賞しましたので
本日はこのレビューを行います。

物語の内容はイラクに派兵された
爆弾処理班の日々を追うという、
ドキュドラマに近い形式を取っています。

一番の印象は、爆炎を上げる真夜中の
市街地で、女子供の悲鳴をBGMに闊歩する
アメリカ兵の姿から「一体ベトナムから
何が変わったというのか?」ということで。

爆弾を処理しなければならない、ということも
そもそもが派兵に対しての結果であり、
現地の人々もまたアメリカ兵たちを
奇異・恐怖・軽蔑の目で見ている。

そこには石油だの軍事だのの利権や
宗教絡みの問題ではなく、ただただクソッタレな
現実が広がっているというだけで、まさしく
「世界が意味を持つのは、人が意味をこじつけた
場合だけ」なのだということを示しています。

極力メッセージ性のある直接的な台詞を廃したのは、
例えば…同列に並べるのもどうかとは思いますが
「レクイエム・フォー・ドリーム」や
「リービング・ラスベガス」のように、
ありのままを描いた方がかえって人に訴えかける
何かを生み出せる、という意味で成功したと思います。

ただ、アメリカが多大な血税と人命を投入している、
という事実はアメリカ国民だからこそわかる
痛みであり、それ故のアカデミーであって、
他国から見れば対岸の火事として今ひとつ実感が
得られないという部分もあると思いました。

ベトナムを経てヒッピー文化が栄え、
けれども人類は皆一つになれないことを知って、
そうして今もまた放っておけば
誰かと誰かがケンカをしている。
薄氷の上を歩いているのか、はたまた
溺れ死ぬ一歩手前まで自分の喉元にまで
水が迫っているのか、そんな気持ちに
させられる息苦しい作品でした。
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時間が不確かなものなら、時計が何の意味になる!?

色んな意味で駄目な作品を観ていく中で、
その毒を中和するという意味でも
ハートフルな名作・良作を合間に挟もうと
いうことで他の人からオススメされた一本
「オーロラの彼方に」を観賞しましたので
本日はこのレビューをしたいと思いまーす。

1969年10月10日。
勇敢な消防士、フランクは愛する妻と息子に
囲まれて幸せな暮らしを送っていた。
それから丁度30年後。
彼の息子・ジョンは恋人との生活も
上手く行かず、失意のドン底にいた。
30年前と同じように、NYの上空に
オーロラがかかっていたその晩、
長年押入れにしまいこんでいた父親愛用の
ハム無線機からなんと、事故で死別して
いたはずの父親の声が聞こえはじめ…
というのが大まかなあらすじです。

有名な作品ではあるものの、「オーロラの
影響で30年前の父親と無線で繋がる」という
設定に胡散臭さを感じてどうにも手を
出せずにいたのがこの作品。

それはまず置いておくとして、主演の
デニス・クエイド演ずるフランクは
仕事に徹するプロフェッショナルと
家庭を愛するマイホームパパ、二つの
顔を持ち合わせており、以後の彼の
キャリアを考えるに重要な位置となった
作品ではないでしょうか。

30年前の不慮の事故から過去の父親を救うために
現在の息子が手を尽くすが、未来を変えて
しまったがために新しい傷が生まれてしまう…
という、タイムパラドックスを扱った作品として
テーマ自体はよくある物だと思います。

それでも、時間の壁を超えた父と息子の、
肉親の情とそれ以上の熱い友情には
ほんのり涙を流さずにはいられません。
序盤のフリを全部逸らし、「え?じゃあどういう
方向に話を転がしていくの?」と観客の予想を
外した展開を進めていった上で、それらの複線を
一つずつキッチリ回収していく様も実に優秀。
総じて丁寧な作りの脚本で感心させられました。

過去の人間が交差点を右と左、どちらを
曲がるかをたった一度変えただけで
未来の触れ幅が大きく変わってしまう
という内容は、本作品で登場していない人の
中にもきっと本当は死ななくてもいいのに
死んじゃった人とかいるんだろうなーとか
どうしても考えてしまうわけですよ。
それでも彼らはどうしても自分の身体から
流れる血を止めるために動かずにはいられないし、
自分の利益のためではなく誰かの幸せのために
必死に抗おうと努力した、その姿勢を評価したい。
この辺はクライマックスの有無を言わせない
説得力のある展開からクリント・イーストウッド
映画のようでもあるし、そもそも「BTTF」シリーズ
だってノリが違うだけで一緒じゃん、というか。

オーロラの影響で過去と未来が無線で繋がる、
という設定についてはなんだか「ウォッチメン」の
青色ハゲ、Dr.マンハッタンを連想して。
相対性理論で時間の流れが一定でないと証明され、
そしてまたハゲのように全ての時間を透視できる
存在がいるとしたら、細かい話は抜きにしても
その程度の「奇跡」は起きてもいいんじゃない?
と妙にすんなり受け入れることができました。
アインシュタインやアラン・ムーアはすげえなあ、
などとわけのわからない敬意を抱いてレビューは〆です。

come to daddy

すっかり涼しくなってまいりましたが
まだまだ続くよホラーマラソン6周目!
「13金」と「エルム街」のレビューです。
はぁ…

溜息つくぐらいならやめりゃいいんですが、
ここまで来るともう引き下がれないところに。

えーと、では「13日の金曜日 PART6
ジェイソンは生きていた!」から。

幼少の記憶の悪夢に悩まされるトミーの脳裏には、
どうしても「ジェイソンはまだ死んでいないのでは」
という疑念がこびりつき払拭できないでいた。
そしてある雨の降りしきる日、彼はついに収容されていた
精神病院から友人を一人引き連れて脱走すると、
彼の墓場を探し当て掘り起こすという禁忌を犯す。
そこには確かに蛆の涌いたジェイソンの死体があった。
しかし奇しくもその遺体に落雷が当たると、
なんとジェイソンは息を吹き返してしまうのだった。
「フォレストグリーン」へと名を変えた
クリスタルレイクキャンプ場へ舞い戻るジェイソン。
彼の惨劇を阻止するために、トミー最後の
戦いの火蓋が今切って落とされた!
…というのが大まかなあらすじです。

も許 って感じで4の「ダーイ!ダーイ!」が
またリフレインするトミー君が主人公です。
三作でトミーのキャストは全員別人だから
カルキン君みたいな心配はしなくてもいいんですけどね。
あと前回の引き「彼はジェイソンの悪夢に悩まされるが
故に彼自身もまたジェイソンになってしまったのか…?」
的な内容は全部無視されました。
これもよくあることだからどうでもいい。

そしてまた舞台はクリスタルレイク!
いい加減書くことねえよクソが!

そんでね、5ではまだ突っ込みようがあったけど、
6はもう「だからなんだってんだよ」の域で。
たまたま山奥にいた、休日にサバゲーを楽しむ
会社員たちを片っ端から殺していくジェイソンを
延々と観せられて僕たちはどういう反応を
したらいいのかな?

あとはー、「怖い夢を見た」と言って
ジェイソンの気配を敏感に察知する少女の
名前が確か「ナンシー」で。そうですか。
特に物語には深く関わりませんけど。
ああ、うん、えーと、ナンシーは「エルム街」の
一作目の主人公の女の子の名前で、
多分オマージュ的な意味も込めてつけたんじゃ
という気がするんですよね…
いちいち解説しなきゃなのが小っ恥ずかしい。

ラストはジェイソンを殺すのは無理だからってんで、
鎖で石にくくりつけて湖の底に沈めてジ・エンドです。
そんで本作でもトミーは生存。
三作連続出場、しかも生存という記録はおそらく
13金史上唯一無二の存在なんじゃないでしょうか。

で、次。
「エルム街の悪夢6 ザ・ファイナルナイトメア」ね。

フレディの悪夢が消え去ってから数年。
オハイオ州・スプリングウッドで若者が残らず自殺し、
残された大人は全員発狂したと言われる事件が発生。
フレディに弄ばれ、命からがら街から逃げ出してきた
記憶喪失の青年・ジョンは近郊の青少年矯正施設へ
保護され、マギーのカウンセリングを受けることとなる。
マギーはジョンの記憶を戻す鍵はスプリングウッドに
あると見て、ショック療法として彼を街へ連れ戻す。
バンにこっそり乗り込んでいた悪ガキ三人組と共に
街へ入ると、そこは発狂した大人たちで溢れかえり、
マギー一行はフレディの襲撃を受けてしまう。
そしてやがてフレディの過去と、それにまつわる
彼女たちの因縁が明らかになっていく…
というのが大まかなあらすじです。

前回までに積み上げた、アリスとジェイコブの
設定と複線はぜーんぶ!ブン投げたのが本作品。
ていうか未成年全員死亡&大人全員発狂って
前フリは正直どうなの。

最初に出てきた青年が唯一のサバイバーってことで、
これがジェイコブなのかな?と思いきやどうも違う。
そんな状態でジョンがフレディに転がされていく
映像が説明もなく延々続くので観客は「???」状態。

先に全体から言ってしまうと、「映画としてやっては
いけない」的地雷を片っ端から踏んでくのが本作品で。
「今までの設定全部放り投げてやりたかったのがこれ?」
というよりも、「何がしたいのかが全くわからない」。

冷静に省みるに、五作目で張った複線は全部無しな上、
わざわざ五作目までの時点で殆ど「黒歴史」扱いに
なっている2の路線を引っ張ってきていること、
作中の台詞等の観点から見ても、監督もしかして
4以降観てないんじゃって気にさせられます。
そりゃまあ4以降しんどいかもしれないけどさあ。
あんたの作った作品よりはずっとマシだったぜ。

「黒板をひっかいた音に耐え切れず爆死」とか
「ゲームの世界でドット絵に殺される」とか
貧弱すぎる発想とアートワークも涙を誘います。
しまいにはフレディとプロレスはじめた挙句
「これはカルロスの分!これはスペンサーの分!」と
台詞を並べて殴り始める主人公。
いや、これ誇張でもなんでもなくて、本当に
そういう台詞言いながらやるのよ…もう…もう…

設定と複線の肥大化が結果として首を絞めた、
なんて話を以前しましたが、ごめん、ありゃ
本作を観て全く同じことを今も言える自信はない。
監督はこれがデビュー作だったようですが、
やったね!フレディにトドメを刺したよ!(作品的な意味で

しかし、これまでのシリーズは共に
「どうにか頑張ってて観れないこともない」という
妙に首の皮一枚で生き残ってる感があったので、
「ここまで落胆する糞の山盛りはなかった」そして
「ここでやっと来たか」という感じてはいけない
変な安堵感があったのも事実。

「ジェイソンX」と「フレディVSジェイソン」自体は
過去リアルタイムにソフト化した時点で既に観賞
しているので、そこに至るまでの残す道のりは
「13金」が三本と「エルム街」はなんと一本!
ようやく片手で数えられるまでに数を減らし、
最終局面へ向けてホラーマラソンはなおも続きます。
例えその先の結果が、自らの撒き散らした血反吐の
海へ倒れ込むことになろうとも。

「ティティ・ツイスター」と愉快な仲間たち

うーっす、マーヴィンだ。
という前口上というか、エンブレの情報を
当ブログに書き出すこと自体が実は初めてで、
マーヴィン新規登録からおおよそ半年ぐらい
ブログでは触れていなかったことになる。

そしてその約半年間で、いい加減本名と仇名が
一致しないという人も多いのでは?
ということを考慮して仇名一覧表
及び簡単な解説を記しておきます。

●杖の星霊術士・エナ(c00123)
 仇名:無し
 初っ端が最初で最後の仇名無しとか。
 マーヴィンを父ちゃんとして慕うので
 ちょっと特別扱い。えこ贔屓って奴。

●緑髪の若獅子・アレックス(c00388)
 仇名:まぐろさん
 話すと長くなる…
 なので、彼はとにかく「まぐろさん」なのだ。

●フリントストーン・パニニャーラ(c00946)
 仇名:アンジェリーナ
 見た目がもうアンジェリーナ過ぎる。
 周囲ももう多分パニなんとかさんだと
 「誰?」ってなって通じないと思う。

●下町の医師・ヴィンフリート(c02375)
 仇名:エロ本先生
 具体的には何が発端かは忘れた。
 でもいつの間にか皆から
 エロ本エロ本言われるようになってた。

●易商・ビリー(c03336)
 仇名:ブロンコ
 ビリーだから…
 うどん工場的な面白さも込めて。

●暗殺シューズの魔法剣士・アルフレッド(c04025)
 仇名:ヒゲダンス
 入団する時に自称したから仕方ないね。
 後になって「暗黒童貞」とかにしたら
 もっと面白かったんじゃないかと後悔。

●忠犬・ハーシィ(c04033)
 仇名:年増園
 散々頭ひねっていいの思いつかなかったので。

●風吹きゃ消える昼行灯・ユレルミ(c04147)
 仇名:汁キュア
 名字シルキア………汁キュア…。

●冒険商人の・コール(c04525)
 仇名:トカゲ
 名字リザードマンだから…

●ジャッジメントクロスツー・トリニティ(c04578)
 仇名:漏れシックス
 入団時にこの人、トイレに間に合わなかったから。
 ポリシックスとかネゴシックス的な響きとコラボ。

●奔雷剣・イーリン(c06461)
 仇名:ジョイトイ
 イーリン・オブ…やめろ!解説させるな!

●ハンマーの城塞騎士・ゲオルグ(c06582)
 仇名:ジョージ
 英語読みで親しみを込めて。

●ぺっちゃんこ・アナタニア(c08613)
 仇名:I・餓子さん
 貴方に愛をというネーミングに対し、
 I・餓男って漫画昔あったねえという
 小池一夫師匠へのリスペクトを込めて。

●リリ・リリィ(c09203)
 仇名:りりりり
 リリエンタールリリなんとか
 とかいうフルネームだったんで。
 本人がヤケクソ気味に称号変えて大好きだこの人。

●伝説の語り部・フランソワ(c10231)
 仇名:ヒロイン
 ヒロイン願望が強いらしいので是非応援したい。
 全身全霊を懸けて応援していきたい!ひぃっ!

●病弱無人・ミキオ(c11369)
 仇名:カツジ
 病弱らしいので。死ぬ死ぬ詐欺。

●地中の星・ウルピカ(c12155)
 仇名:ウルスラ
 「ダーティ・シェイム」って映画でウルスラって
 超爆乳(偽乳だけど)の女の子が出てくるのね。
 あとウルスラ1000っていうエレクトロニカ系の
 素性のよくわからないアーティストがいたりする。

●灼断・トア(c12269)
 仇名:イェア
 なんかフルネーム通して見ると
 イェアって感じだったので。
 声に出して読みたい仇名。

●瓢箪から熊・ルクレーシャス(c13132)
 仇名:アレック
 名字ボールドウィンなので…
 ネタにする割にはサウスパーク映画版で
 カナダ軍に爆殺されるってことぐらいしか知らない。

●ビッグチャンス・ユーリー(c13880)
 仇名:成金さん
 見たまんま。
 さん付けで他人行儀的にするのがポイント。

●アイスレイピアの魔法剣士・フェルナー(c14237)
 仇名:磁界王
 マグネスト→マグニートー→磁界王
 そろそろこれ読んでる人も
 突っ込む気が失せてきたと思う。

●鞭の魔曲使い・スオウ(c15525)
 仇名:蘇芳
 冷厳なる氷剣の儀式!

●エアシューズの星霊術士・エフクェフ(c15604)
 仇名:ゲレゲレ
 名前の方でなんかいいのないかなーと思ってたら
 つい「パンサー」の名字に目が行ってしまった。

●斧の城塞騎士・ゴールデン(c15777)
 仇名:キンキン
 ゴールデンゴールデンとかいうフルネームなので
 じゃあ金金でいいじゃんという。


またうっかり団員が増えて、この記事の存在を
覚えていたら追記することもあるかも。

時が変わっても変わらないモノがある

最近は何故か「ウォッチメン」や「バットマン」を
読み返していて、「ヒックとドラゴン」等の
長編アニメに触れる機会も増えているし、
何より実が詰まっていながら軽いノリで見れる
作品が欲しい!ということで、全ての要素を
満たしてくれるであろうディズニーピクサー映画
「Mr.インクレディブル」を観賞しましたので
本日はこのレビューを行いたいと思います。

かつては世界中で活躍し、大勢の人々から
慕われていた様々なスーパーヒーローたち。
しかしMr.インクレディブルの人助けから
トンデモな訴訟が起こったことを皮切りに、
ヒーローに対する訴訟沙汰が頻発、多額の
負債を抱えた政府は「ヒーロー保護条例」の
名目の下、彼らの一切の活動を禁止する。
一般人となったMr.インクレディブルこと
ボブ・パーは保険窓口事務員として糊口をしのぎ、
彼の妻にして元スーパーヒーローの
イラスティ・ガールことヘレンもまた三児の母
として家事に追われ退屈な日々を送っていた。
ある日、ボブは顧客よりも会社の利益を優先する
上司の叱責により、長年のストレスを爆発させ
彼を病院送りにしてしまい、職を失ってしまう。
同時に、謎の女性から「政府が秘密裏に行っている
活動にスーパーヒーローとして協力して欲しい」
という依頼を受け、過去の栄光にすがっていた
ボブは二つ返事で飛びつくことになるのだが…
というのが大まかなあらすじです。

「ヒーローの自警活動を政府がどう対応するのか」
という話のとっかかりについては、「ウォッチメン」を
はじめとして「バットマンダークナイト」や
「シヴィル・ウォー」等で散々語られてきた
アメコミでは最早外すことのできない話題であり、
家族構成は怪力男に伸縮自在のゴム人間、
多少の念力も持つ透明人間なんて設定は
まさに「ファンタスティック・フォー」。
何でかあと一人はヒューマントーチでなく
宇宙一の俊足を持つ「ザ・フラッシュ」だったりしますが。
「誰よりもあんたを愛する一番のファン」を
自称するガキが散々ウザったく主人公に
まとわりついて迷惑をかけるなんてのは
まさしく「バットマン・ストライクス・アゲイン」的であり
とにかくアメコミに対するオマージュが散見され、
観ているだけでニヤニヤが止まりません。
マントの危険性についてこれでもかと説いたり!

ただのパロディ作品に終始していないのは、
それがやはりディズニー映画として
「家族の絆」というエッセンスを
盛り込んでいるからに他なりません。
ドライブ中に夫婦がそっちの道じゃない、
曲がる場所が違う、俺の行く方向が正しい等と
罵りあう様とそれを見て呆れる子供たち、なんて
誰もが体験しているであろう情景も笑いどころ。
彼らの場合は高速道路を転がるような
猛スピードで逆走しつつ、ですが。

力を解放し、ヒーローとしてどんどん覚醒していく
ニュージェネレーションの娘と息子、
しかし長年のキャリアを積んでいる父と母は
もっと強かった!そしてそんな一家が揃った時は…
無敵だ!
というベタベタにメタな展開も、そこに至るまでの
積み上げがしっかりしているからスンナリと
両手離しに受け入れられて、ゾクゾクするほど
目茶苦茶カッコイイ。涙出そうになるほど。

余談ですが、何故か活躍するのがMr.インクレディブルの
旧友という設定の氷使い・フロゾン。
CVをサミュエル・L・ジャクソンが担当してるのが
一発でわかったんですが、SWのメイス・ウィンドウといい
なんでかこの人の担当するキャラは優遇されるなあ…
自身が超がつくだけのオタだけに、製作者サイドの
オタからもウケがいいんでしょうか。

あ、あと、もう一個!
尻をやたら強調したお母さんがエロい。
タイツヒーローに対する郷愁というより
妄執と性癖が垣間見えます。
ヒロインポイントを着々と稼いでいく
長女・ヴァイオレットも最初から可愛い。
最初の目隠し鬼太郎状態とヒロインとして成長後の
ピンクのカチューシャ装着状態、両方とも
可愛いってのは正直卑怯だと思う。

俺の股間はジョン・ウェイン!

約10年に亘る長い間、ファンの声を他所に
数々の障害により映像化されていなかった「処刑人2」!
待ち望んでいた本作品の鑑賞がようやく実現
しましたのでこのレビューを行いたいと思います!

ボストンに深く根を張っていたマフィア、
ジョー・ヤカヴェッティを法廷で派手に
葬ったマクマナス兄弟とその父親、
イル・ドゥーチェはアイルランドで
羊飼いとして静かに隠棲していた。
そして8年の月日が流れたある日、ボストンの
教会で一人の善良な神父が彼らの手口を
巧妙に真似た方法で惨殺される。
これこそはジョーの息子、コンチェーツィオが
フリーの殺し屋を雇い、マクマナス兄弟に
報復をせんとするがための挑発だった。
挑戦を受け再びアメリカへと発つ兄弟。
しかしこれら一連の事件の裏には、
イル・ドゥーチェの過去の因縁が隠されていた…
というのが大まかなあらすじです。

待ちに待った「処刑人」の続編は再び
トロイ・ダフィーが監督・脚本の続投。
それに加えて主演のショーン・パトリック・フラナリーと
ノーマンリーダスを初め、前作に登場した
キャラクターが軒並み顔を揃えます。
そんなわけで前作を観ていない人には
相関図やストーリーがさっぱりわからず
この人たち誰?何やってるの?状態。

ポストタランティーノ的な台詞回しや演出も
10年という長い月日を経た今となっては
手垢のついた古臭さ、というよりは耳が赤く
なってしまうような小っ恥ずかしさもややあります。

………でもね!でもね!
これでいいんです!これがいいんだよ!
元々「処刑人」という作品自体がボンクラだったし、
今更真新しい物とか突飛な展開も求めてなんか
いないという中、完全なファンサービスとして
「ぼくたちの観たかった『処刑人2』」としては
本作品は非の打ち所のない内容だと思いました。
最後の最後で、作品的・舞台裏的に観客の思惑を
大きく裏切ってくれるサプライズも◎。

無印をリアルタイムで追っていた人ならば
十分満足できるだけの作品だと思います。
反面、そうでない人には有難味は薄いかも?
そして、長年恋焦がれていた気持ちが
これで成就してしまったのは少し寂しくもあります。

続編フラグラッシュ

いい加減しんどくなってきた(当たり前)
ホラーマラソンもついに五周目。
またまた「13金」「エルム街」のレビューを
行っていきますよー。
このぐらいになるといい加減書くことも
なくなってくるんだけども。

まずは「新・13日の金曜日」。
成長し青年となったトミーは、未だに
かつての忌まわしい惨劇の悪夢にうなされ、
精神に重い病を患っていた。
療養のために山奥の精神病患者更生施設に
収容される彼だったが、それから間もなくして
患者同士のささいな喧嘩から殺人に
発展してしまう事件が起こる。
まるでそれを皮切りにしたように、
施設の周囲で残虐な事件が発生し始める…
というのが大まかなあらすじです。

前作で「ダーイ!ダーイ!」言いながら
ナタでチョップチョップしまくった少年が
青年へと姿を変えて主人公になった本作品。

舞台はまたまたはいはい山奥山奥。
そろそろ記憶の中でどれがどのシリーズだったか
わからなくなってきます。

シリーズを重ね、年代が進む毎に当然
特撮技術は進歩するしゴア描写は過激になって
うへー!ってな殺戮方法も増えてくるんですが
やっぱり割とどうでもいい。

なんかわざと突っ込み待ちしてんだろうって
描写も多くて、近所に住むキチガイ母子とか
そこに現れた謎の浮浪者風の男とか、何か
複線でもあるのかと思いきや…ごめん嘘、
そんなことはこれっぽっちも考えてなかった、
そんな彼らは当たり前のように普通に死にます。

「無印の犯人は母親」ってのは有名でしょう、
という話は何度も記事にしてると思うんですが、
Part5は…どうせ誰も観ないからいいよねってことで
書いちゃいますけど、これは多分あまり知られてない、
本作品の犯人はジェイソンのフリをした一般人です。
Part5ともなると神出鬼没能力に異様な
磨きがかかってたりするくせに。

犯人が殺人鬼と化した理由の「そんな複線
これっぽっちも張られてねえだろ」的な内容、
そしてその類似点からは「スクリーム2」以降の
ラスト展開にオマージュの臭いが感じられて、
13金リスペクトすげーと今更ながら感心。

そんでまた続編の引きというか単純に
投げっ放しなエンドを経てめでたしめでたし。

じゃあ次、「エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド」。

多くの犠牲を払い、死闘を経て心の深い奥底に
フレディを封印することに成功したアリス。
しかしある日突然、フレディは彼女の強い制御を
振り払い更なる強大な力を持って復活を遂げる。
結婚を約束した仲の恋人・ダンが彼に殺された晩、
アリスは自分が妊娠していることを医師から知らされる。
フレディ復活の謎、そして封印の鍵はどうやら
この子供と、フレディを世に生み出したアマンダに
あるらしいことをアリスは知ると、再び彼を
地獄の底へ追いやるための闘いを挑むのだった…
というのがあらすじです。

3→4でアリスがクリステンから超能力を受け継いで
いることと、3でフレディの出生の秘密を知らないと
「こいつら何やってんの?誰?」という疑問符を
晴らす方法がないという、いよいよ複線と設定の
引きずり過ぎが問題になってくるのが本作品。

「13金」に比べるとシリーズ間の結びつきが
強いので、そういう意味での楽しさはあるには
ありますが、ここまで肥大化してしまうと
それはそれでどうなんだろう、というのも露呈。
4の時点でフレディは復讐を遂げてしまったので、
今いるのはただの快楽殺人者のサド野郎、ってのも
キャラクターとして弱くなってしまった感はあります。

じゃあっつって引っ張ってきた新要素は
彼を生み出した不幸な女性「アマンダ」と、
アリスの宿した新しい生命。

で、例によってこのアリスの子供が
精神世界で活躍して窮地を救うわけですよ。
なんかね、展開的にもこれ絶対「13金Part4」
意識してるだろっていう。

あと、「私のお腹の赤ちゃんの正体は一体!?」てな
「ローズマリーの赤ちゃん」的展開を予想
してたんですがそんなことはなかったぜ!

いい加減ここまでシリーズ重ねると、
生理的嫌悪を催すようなグロ描写が多くて、
かつての幻想的な色彩と景観の美しさは
微塵もなくなっちゃってて悲しい。まあ仕方ないね。
バイクと一体化して「BLAME!」の珪素生物みたいな
外見になっちゃうダンはちょっとクール。
でもスーパーフレディはないわー…

ホラーマラソンもようやく折り返し地点、
流石にあやうく体調を崩しかけるような内容も
散見されるようになってきました!
どんな山盛りの糞が待ち受けているのか、
期待しつついざ六周目へゴー!

DIE!空!寺!あ!ゆ!

いやー、残暑がキツいキツい。
そんな中続くホラーマラソン、
「13金」「エルム街」それぞれ
四作目のレビューです。

まずは「13日の金曜日・完結編」。
完結編とか言ってるけどこれ以降の
作品の方が多いってのはどういうことだろう。

前作の惨劇後、病院のモルグへ収納された
ジェイソン。しかし彼は再び動き出し、
殺戮の宴が繰り返されるのであった…!

三作目同様にストーリーも糞もねえよって
感じなんですが、それにしても病院に
運ばれたなら活躍の舞台は別に移っても
いいじゃねえかとか思うじゃないですか。
あいつまたキャンプ場に戻ってくんですよ!
どんだけ帰巣本能強いのこの子。

そして主な標的はご多分に漏れず
ヤリたい盛りなティーンエイジたち。
初期のミステリーとかサスペンスも意識した
路線から、恐らく半分開き直ってギャグとして
割り切ったであろうスプラッタ演出に伴い、
この頃から段々「フラグ」の存在が明確に。
どうでもいい。

しかしその「フラグ」の中で際立ってるのは
やはり主人公ポジの姉弟でしょう。
弟はナードのガキで、しかも犬を飼っている。
ヤベェ、この完璧な布陣絶対殺せなくね?
ネタバレですが、このガキが終盤で
半狂乱になって「ダーイ!ダーイ!」叫びながら
ジェイソンの頭部にナタをガンガン
振り下ろす展開だけは一見の価値あり。

そして完結編と銘打っておきながら
それっぽい振りをして幕を閉じるのでした、
ちゃんちゃん。

続いて「エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター
最後の反撃」。やっぱり最後なんてなかった!

ナンシーという多大な犠牲を払い、
フレディの遺骸も地中深くに埋めたにも関わらず、
クリステンは相変わらず悪夢にうなされていた。
やがて不死身のフレディは前回の生き残り、
ジョーイ、キンケイド、更にはクリステンの
三人を殺害し長年の復讐を果たす。
底知れぬ欲望を満たすため、新たな標的を
求めるフレディに対し、クリステンの魂は
自らの超能力を親友のアリスに託す。
果たしてアリスはドリームマスターとして覚醒し、
フレディを再び地獄へ送り返すことができるのか!?
というのが大まかなあらすじです。

三作目で十分過ぎるオチをつけてしまったんで、
引きずっている設定にも穴が出てくる四作目。
そもそも中盤でフレディは積年の恨みを
果たしてしまうので、カタルシスを経た後の
フレディを延々観ても観客的にはどうなんだろうという。

それでも「13金」と違って「夢」がテーマ故に
舞台を問わず、自由な発想の特撮で視覚的に
飽きが来ないというのは強みです。

三作目に続いて各キャラの個性付けも
なかなかに魅力的で、かなり間違った方向の
ジャパニーズマーシャルアーツにかぶれた兄貴とか、
あとガリ勉チビのデカ眼鏡の黒人少女とか超可愛い。
まあ二人とも「え?これで終わりかよ?」って
すごく勿体無いあっけない死に方するんですけど。

さて、作品としては「エルム街」の方が
「まだ観れるよね」という内容であって、
また四作目ともなると「13金」との
立ち位置の違いのようなものも明確に
なってくるのですが、そういう中で
どうして「13金」の方が長寿を誇ったのかも
わかるような気もしてくるのですよね。

「エルム街」の面白さは個性豊かなキャラと
フレディにまつわる因縁やエピソードに
裏打ちされているわけですが、言い方を変えると
作品が進むごとに複線と設定は肥大化し、
自重で潰されそうになるし穴は広がる。
また「エルム街」に出てくるティーンエイジは
皆どこか両親や家庭に問題を抱えている
悩める若者たちであり、彼らが追い詰められ
残虐に殺されるのも若干忍びないわけです。
対して「13金」はなんだかわけのわからない
殺人鬼・ジェイソンがクスリ大好きヒッピーや
セックス大好きのバカをとりあえず殺して回る!
イッピー!ってな感じで、前作までのどっかを
歯抜けにしてても別に困らない頭カラッポに
して観れるってとこが明暗を分けたんじゃないかと。
だからってどっちのやり方が正しかったのか
まではわかりませんけど!

意外と…というか、何も期待してないだけに
「案外観れないこともない」という感想の第四回。
でもまた折り返し地点手前なのよね…
本当の地獄はここからだ!多分。
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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