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銀雨やブログでの今後の活動について

わっ気がついたらまた時間経ってる。
無駄にやること多いなぁ…
しかも大帝金にならないことばっかりだ。
まあいいんですけど!

えーと、マイケル君は卒業・締結、
それに伴って結社は解散。
本ブログは銀雨偉人伝も終了しちゃったけど
じゃあ銀雨とブログそれぞれの活動は
どうなるの?っていうと、
とりあえず銀雨での行動は今凍結してる
お米さんの方に引き継ごうと思ってます。
っても表立って動かないだろうから
多分有事以外は凍結のままだろうな…
それからブログ。
一応内容はEBの方に寄る内容になるかと
思いますが、今後の更新は不定期かつ
何でか映画レビューメインにシフトします。
基本的に何か気に入った映画観たら
その都度更新するみたいな。

EBの方はっていうと、今銀雨の方で
結社が「最後の10日間」ネタとあと
うっかり結社シナリオが受理されちゃった
ことも重なってのっぴきならないんで
そっちまで手が回るヒマがありません。
一応、本当に一応BUは出来上がってるんで
アイコンの一つも作りつつ今後は
ゆる~いネタ結社の運営をする予定は
あるんですけどもね。
本格的に動けるようになったら
また改めてキャラをお披露目します。

んだば用件のみですが本日はこれにて。
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ザ・ワールド・イズ・ユアーズ

「スカーフェイス」…っても花山薫じゃないよ。
ましてやキン肉マン二世とも関係ない。
誰もそんなこと言ってないか、そうか。
ブライアン・デ・パルマ監督、
アル・パチーノ主演の映画を鑑賞しましたので
本日はこのレビューを行いたいと思いまーす。
本当はデ・ニーロとパチーノの共演作「ヒート」が
観たいんだけど全然借りられないのよ…
やっぱ買うしかないのか。DVD安いし。

80年代、キューバ首相カストロは米国に
家族のいる国民のために開港する。
しかしこれは口実の一つであり、
渡米した約十万人のうち二万五千人は
犯罪暦を持つ者であり、米国はこれを
見事に押し付けられた形となる。
殺し屋であるトニー・モンタナも
その一人で、彼は親友のマニーと共に
難民居住区から一攫千金を目指し
地元のヤクザを足取りに危ない橋を渡る。
ボスであるフランクの愛人・エルヴィラに
一目惚れしたトニーは金と権力で彼女を
モノにしようと一層奔走し、組織の中でも
メキメキと頭角を現していくのだが…
というのが大まかなストーリーです。

「ゴッドファーザー」でも共演し、
よく比較対照にされるデ・ニーロの作品
「カジノ」における主人公とは
その立場や時代設定が非常に似ているため、
かなーりスンナリ作品に入ることができました。

しかし「カジノ」におけるエースと本作の
トニーの決定的に違う点、それは彼が金は
力だと言い切り、そして力こそが全てと信じて
やまない欲望の権化であるということ。
本作はそんな彼が走り続けた末にある
デカダンス、カタストロフな
ピカレスクロマンが描かれます。

まあそれはさておき話題の一つとして
外せないであろうのが序盤の成り上がり編に
あるショッキングなシーン。
スコセッシほどありありと、ねちっこく
描きはしないんですが「うっひー!」と
思わず目を覆ってしまいたくなる痛々しさです。

で、話は戻って、主人公であるトニーは
前述の通り金が全てであり、全ては金のために
動く貧民街出身のハングリーボーイ。
信頼する仲間は絶対に裏切らず、女子供を
手にかけるような真似はしないという
昔堅気な仁義を持ち合わせているが、
結局は金を手に入れた先のビジョンがなく、
人の愛し方を知らないというところに
最高の哀しみが生まれます。

金を得ることこそが最上と信じ
よかれと思ってやってきたのに、
本当に欲していた物「愛」は
自分が他人を愛する方法を知らないが故に
手に入れることができない…というのは
例えば「市民ケーン」、それから本作、
後に「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
といった作品が年代を超えても同じテーマ
として脈々と語り継がれているわけですが、
年を追う毎にその根の深さや病理的な内容に
拍車がかかっているような気がしますね。

本作が公開された83年、何でか当時は
不評で興行収益も失敗、元々低迷していた
パチーノはこれを期にしばらく映画業界から
離れてしまうという不遇の作品なわけですが、
現在ではその価値が見直されバイオレンス映画
代表の一つと言われるまでに再評価され、
そして実際に今観てもその鮮烈な映像は
全く色褪せていないところを見るに、
世に出るのが早すぎた作品とも
言い換えることができそうです。

銀雨偉人伝(最終回)

michael_ijin.jpg yone.jpg

いやはや、長い道のりでした銀雨偉人伝。
今回マイケル君の新規描き下ろし
画像でもって最終回とさせていただきます。

そして特別企画!と称して
追記にてこれまで描いてきた
100人のキャラを並べてみました。
たったそれだけなんですが
その様は異様に長く圧巻。

続きを読む

呑む打つ買う

「これは実話を基にした話である」の
テロップからフェードインして、
レストランから派手な、決して趣味が
良いとは言い難いスーツの男が出てくる。
「愛とは信用することだ」「秘密の鍵さえ渡す」
「そんな愛を俺は見つけた気になっていた…」
モノローグの中、男は愛車に乗り込みキーを回す。
途端に彼は謎の爆発に見舞われる…

創作で観客や読者の興味を引くには出だしが
肝心だ、とはよく言ったものですが、そういう
意味ではこの上ないマーティン・スコセッシ監督、
ロバート・デ・ニーロ主演の映画「カジノ」の
レビューを本日は行いたいと思います!

時は80年代。
徹底的な情報リサーチにより、娯楽とは
全く無縁のギャンブルで無敗を誇るノミ屋、
通称”エース”サム・ロススティーン。
彼の手腕はベガスを仕切るマフィアに見込まれ、
彼らの経営するカジノの一つ「タンジール」を
任されることにより、彼は実際に今までの
約二倍という驚異的な売上を作って見せる。
しかし幼馴染で狂犬のような田舎ヤクザ、
ニッキーやサムの女房である社交的な、
言い換えると移り気でなおかつ密かにヒモ付きの
女性、ジンジャーがベガスの毒に侵されていくうち、
彼の「王国」もまた徐々に崩壊していく…
というのが大まかなあらすじです。

7~80年代のラスベガスを舞台に、実際にあった
事件や実在の人物をモデルに描いたという本作品。
スコセッシの実話物でマフィアを描いたというと
「グッド・フェローズ」が思い当たりますが、
本作はその延長上にある作品と言えましょう。

実話系というとどうしても地味な展開になりがちで、
例えばベガスを舞台にした作品なんてーと
近年の「ラスベガスをぶっつぶせ」なんかは
まさにその最たる物だったのですが、
本作はスコセッシお得意の目を覆いたく
なるような映像の暴力描写や人間が本来持つ
あさましさ・おぞましさをありありと描くことで
強烈にショッキング・センセーショナルな
内容に仕上がっており、それはもう現在では
本作が15年前の物にもなるというにも
関わらず変わりありません。

話をキャストの方に移しますと、
「グッド・フェローズ」以前にも
スコセッシの「ミーン・ストリート」を
はじめとしてその他「ゴッドファーザー」や
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
といった、青い炎が静かに燃えるような
マフィア映画に20年以上前から出演をこなしている
デ・ニーロには自然体の、王者の貫禄が漂います。
また、「グッド~」のキレた演技でアカデミー
助演男優賞を獲得したジョー・ペシが本作でも
似たキャラを演じており、その鬼気迫る姿には
より一層の磨きがかかっています。
それから、今ひとつ垢抜けないというか、むしろ
最低女優として世間一般の認知も高いであろう
シャロン・ストーンが本作では表裏の激しい、
金と酒とクスリに溺れていく哀しい女を熱演。
これによってゴールデン・グローブを獲得した
というのは紛れもなく納得のいく演技です。

人の愛し方を知らないインテリヤクザ、
本能の赴くがまま欲望と暴力に溺れるチンピラ、
望む物は何でも与えてくれる男とヒモの
間で揺れ、その両方に依存し離れられない女、
そしてまたそんな彼・彼女らを裏で牛耳ろうと
暗躍する老人の大物マフィアも含め、
生き残れるかどうかの瀬戸際はいつも
「神に愛されたかどうか」なのですよね。
コーエン兄弟の諸作品のフィクションにしても、
「戦場のピアニスト」のような実話物にしても、
如何に神に愛されるための行動が取れるか、
それが命運を分けるのだと思えてなりません。
そしてそのための行動は例えば人間の
道義・教義で言えば善いことがあれば
悪いこともあり、結局物差しで計ることの
できない「神の領域」に他なりません。

丁度今何でかジョジョの「SBR」を読み返して
いるのですが(ストーリー忘れかけてたし
「D4C」の能力が難解過ぎるってのもあったし)、
ジャイロの父親の言った「ネットの上に落下した
テニスボールがどちらに落ちるかは誰にも
わからない」という「神の領域」も詰まる所
これに通じる話ですよね。

銀雨偉人伝(第100回)

natsuki.jpg

二年と半年、思えば遠い所へ来たものだ!
記念すべき銀雨偉人伝第100回、
やっべ冗談抜きにちょっと泣きそう!
今回ご紹介するのは確実に「シルバーレイン」
というゲームを代表するであろうNPCの一人の
くせに現在は八十八房所属、それでいいのか!
揚羽・夏希(あげは・なつき)【bn0001】さん!

自分から呼ばせているのかそれともそういう
風に呼ばれるようになったという設定なのかは
不明だが「ナッキちゃん」の通称で銀誓館の
生徒たちから親しまれる姐御的存在。
ちょっとヒネたマイケルはなっきーさんと呼ぶ。

猪突猛進、勢いに任せて突き抜けるのが得意で
肉体言語が特技、加えて友情・努力・勝利と
かつてのジャンプ三原則を体現したような
実に単純で漢らしい性格をしている。
当然裏表もなく誰分け隔てなく平等に接する、
というところまではいいが彼女の口癖らしい
「皆愛してるぞ!」は確かまだ一度も
聞いた記憶がない。大丈夫か!

それはさて置き、自他共に認める
代表的ファイアフォックスがどうして
八十八房に勧誘されることになったかと
言えば、答えは簡単、「空白マスターの
キャラを誘ってみたいけれども萌侍が
相手ではあまりに面白みに欠けるから」。

どうやって誘ったのかは実は殆ど覚えてないが、
なんか「なっきーさんってジャージ似合い
そうだよね」「臭い嗅ぎたい」とか
本当いつものそんなノリをぶつけた気がする。
これで乗ってくるんだから本当大丈夫か。

そんななっきーさんの八十八房での特技は
「まともにスレッドルールを読まないこと」。
本人は読んだつもりなのかどうかはともかく、
「何処をどう間違えたらその発言になるんだ」
という外しっぷりが見られるのも稀ではなく、
この辺はかつてのクリス拳とは別の
ベクトルでハラハラさせられる。
現在結社で行っている全スレ解禁キャンペーン
「八十八房最後の十日間」においては
5~60スレへ一度に書き込みを行うという
大暴走まで起こし、心配ゲージはクライマックス。
これら一連の行動はもうなっきーさんだから
やれること、許されることであり、最早
結社名物の一つとして認定しても良いのでは
くらいに団長は思っている。

何か色々好き勝手言ってはいるけれども、
裏返せば所属してもらえた上に定期的に
書き込みがもらえているということに
対して多大な感謝の念を抱いています。
同時に、現在なっきーさんが唯一所属している
結社ということも含め、NPCにとっても
居心地の良い場所を提供できたかな
という自負や自信もちょっとあります。

なっきーさん、言い換えるならば
空白マスター、結社を盛り上げるのに一躍
買っていただけて本当にありがとうございました。
あと10日足らずで結社は解散となりますが、
残り短い期間、最後までどうかお付き合い
よろしくお願い申しあげます。

文化が違~う!!

てなわけで1986年、ロシアがまだ
ソビエト連邦だった頃に製作された
カルト映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」の
DVDを鑑賞しましたので本日は
この作品のレビューをしますよ!

ウラジーミルは妻にパンとマカロニを
買ってくるよう申しつけられる。
そこたまたまですれ違った、
バイオリンケースを持った若者に
「異星人と名乗る男が裸足で
困っているのですが…」と声をかけられ、
二人でその「異星人」の話を聞くと、
彼は宇宙で座標を見失い遭難して
地球に辿り着いてしまったと言う。
「座標さえわかればすぐにでも帰れる」と
「テレポート装置」を持ってその場を
動こうとしない彼を説得するため、
ウラジーミルはその装置のスイッチを押す。
次の瞬間、ウラジーミルと若者の二人は
見たこともない一面砂漠の景色の
ド真ん中に立たされていた…
というのが大まかなあらすじです。

設定やあらすじだけを見るとシュールな
世界観や間抜けなキャラたちってことで、
ほんわか牧歌的ファンタジーを想像して
いたのですがそんなこたぁありませんでした。

資源の枯渇した砂漠の辺境で逞しく、
悪い言い方をすればセコくあさましく生きる
人々たちと、そこに迷い込んでしまった
二人の「異星人」の物語がシニカルに描かれます。

なんていうかこの辺は極寒の地で生きる人々の
人生観や価値観みたいなものが垣間見えて、
地球人もキンザザ星人もそれぞれが
手持ちのカードを如何に上手く利用して
僅かな資源や水・食料を得るかの
立ち回りが大変興味深く面白いです。

円筒形の奇妙な飛行船に乗り、マッチ棒を
「カツェ」と呼び大変ありがたがり、
会話は「クー」と「キュー」の二種類しかない
(しかも「キュー」は罵声に値する言葉)、
そんな地球人とは全く異なった彼らでは
ありますが、出身惑星によって身分が違い、
そのことによって人種差別が存在し、
所有資産によって階級が明確に分けられ、
皆富を得て尊敬の念を集めたいと躍起になり、
また公的権力者はそれに溺れ濫用する。
映像としては後者の部分も異文化として
映るのですが、こうして字に起こすと
突き詰めれば地球人とやっていること、
目指すところは変わらないのも大変面白い。

2時間超の作品ってことで、凄いしんどい
作品を覚悟して身構えていたのですが、
実際テンポとしてはスロウリーな作品に
違いないはずなのに体感時間は全然遅くない、
むしろ「えっもうこんなに時間経ってた?」
ってなぐらい早く感じる内容でした。
「未来世紀ブラジル」の三倍ぐらい早い。

なるほど、奇妙な魅力に溢れたファンの多い
カルト作品と納得のいった映画。
笑顔にほんのちょっとしんみりしてしまうような
いい話のラストも含め、一度くらいは
話のタネに観ておくのも悪くないと思いますよ!

ラわーん

ララララララ。
いやまあはだゲンネタはさて置き、
作業が一向に終わる気配が見えない。
追い込み時と言えば追い込み時かな?

というわけで今日の更新は諦めた。
本当は銀雨偉人伝100回目をやりたい
ところだったのだけれども、
回が回なだけに腰を落ち着けて
記事を書きたいところだしね。

仕方ないので飯でも食いながら
うっかり借りてしまったカルト映画の
DVD「不思議惑星キン・ザ・ザ」でも観るさ。

守りがいのある風景

本日は鑑賞する機会があったので
たまたま観ることになったDVD、
トニー・スコット監督、
デンゼル・ワシントン主演の映画
「サブウェイ123」のレビューを行います!

ニューヨーク、地下鉄ベラム駅を
12時3分に発車した”ベラム123”が
午後二時過ぎ、武装した数人の男達に
突如乗っ取られ、1車両のみ残して
人質数十人と共に立て篭もりを敢行する。
地下鉄運行指令係として働いていた
ガーナーは、彼らのリーダーであり
「ライダー」と名乗る男の車両無線を
たまたま最初に応答したが故に、
身代金1000万ドル受け渡しの交渉人として
指名されることになってしまい…
というのが大まかなあらすじです。

「マイ・ボディガード」等ですっかり
お馴染みになったトニー監督と
デンゼルでお送りするのが本作品。
聞けば原作物で、既に本作を含めて
三回も映像化されているんだとか。

作品は監督お得意の、あんまり真新しい物は
ないけれども細かいカット割やスタイリッシュな映像、
それから無駄に盛り込まれたカーアクション等に
よってテンポの良い展開を見せてくれます。

デンゼル主演で、ジョン・トラボルタが
助演を務めているのが本作品なのですが、
どこか間の抜けた人質救出班として登場するのが
コーエン兄弟作品ではお馴染み、また
「トランスフォーマー」シリーズでは
シモンズ捜査官を演じたジョン・タトゥーロ。
完全に個人的好みの話になってしまいますが、
「マイ・ボディガード」で登場した
クリストファー・ウォーケンといい、
トニーはどこか病的な風貌の、
いぶし銀的なイタリア系俳優を端役に
引っ張ってくるのがとても良い。

端役の話と言えば登場するキャラが
どれもこれもいい味を出していて、
例えば単なるモブで終わるような
名無しの人質や警察官が時として
無駄にカッコイイ台詞吐いたり
活躍したりするのも見所の一つ。

それから、主人公以外が基本的にどっか
間抜けで駄目な子たちばっかりなのですが、
後半になって汚名返上、名誉挽回とばかりに
突然動きが良くなるのに吹かされます。
「こいつ絶対足引っ張るだろ」って登場の
仕方した奴がラストの頃にはめっちゃ
強キャラに変貌して普通の良い人になってたり。

ついでに、ややもするとギャグ、むしろ
ギャグに片足突っ込んでて一体どこまで
本気なのか狙ってるのか判断に困るのですが
所謂「フラグ」の扱いにも注目してほしいところ。
「あっやっべぇ!コイツ死亡フラグ立てたよ!」
なんて危機感を覚えたと思った次の瞬間、
他のキャラが即座に別の切り替えしで
回収した時はガチで吹きました。

真面目な話に戻すと、過去の例に見られた
信念や道義や思想から全く外れた
犯罪の動機、そこから見られる現代人の
抱える孤独等の描写も興味深かったです。

必ずしも目茶苦茶面白い!というわけでは
ないのですが、上記にもある通り
お馴染みのタッグ、加えてエンタテイメントには
定評のあるトニー監督作品というわけで
無難にまとまっている鉄板な内容でありました。

ドニーはどこ?

IMdbチャート巡りってことで今回観たのは
摩訶不思議な作品「ドニー・ダーコ」。
本日はこのレビューを行いたいと思います。

ハロウィンを間近に控えたマサチューセッツ州。
ドニー・ダーコは夢遊病をはじめとして
様々な精神疾患に悩まされる高校生。
ある日彼が真夜中に家を出ると、「フランク」と
名乗る醜悪なウサギの怪物が彼に「世界はあと
28日と6時間と42分12秒で終わる」と告げる。
その日から彼の身の回りで奇妙な出来事が
起こり始め、また彼自身の心にも少しずつ
変化が起こりはじめるようになり…
というのが大まかなあらすじです。

なんというかとにかく難解な話なんで、
一言で表し難くて例えば骨組みの一部は
「12モンキーズ」を想起させたりするし、
トーンを目茶苦茶ダウナーにした
「時をかける少女」みたいな感じも…
(っても扱うテーマに時間と高校生がある
ってだけで内容は全然違うっちゃ違いますが)

助言者もしくは預言者である「フランク」の
導きにより、ドニーは日常に隠された様々な
「サイン」から「世界の終末」に対する
準備を着々と進めていく。
そして彼が最後にとった選択とは…?
というのが一つの大きな流れなのですが、
本作が理解の難しい、ともすれば
ナンセンスとも言えかねない内容にも
関わらず、観客の心をどんどん作品に
のめり込ませていくのは作中の人物が
魅力的に描かれ、強いメッセージ性が
込められているからに他なりません。

知能が高く多感が故に社会に馴染むことが
できないドニーをはじめ、一生懸命
生きている人々と、自分の都合の良いように
好き勝手に振る舞いのうのうと生きている
人々の対比では、「どうして人に対して
気を使い、つつましやかに生きようと
頑張っている人々の方がいつも貧乏くじを
引かされるんだろう」と誰もが思うはず。

そして孤独や死に対するネガティブな感情を
作中で否定することにより肯定し、
また同時に愛や平和というポジティブな感情を
同様の手段でもって否定するという表現も
大変に秀逸です。

作品の全体を覆う暗いトーンにも現れている、
本来人間の持つじめじめしたタールのような
黒い感情が実に馴染み、それが実に心地よい。

ナード層にアピールするという意味では
小ネタも散りばめられており、
ドニーが「BTTFが好きだ」と言ったり
ガールフレンドとデートで「死霊のはらわた」を
観に行ったりと、ちょっと映画をかじった
人間なら思わずニヤリとさせられることもしばし。
「助言者」の存在や、デートにホラー映画
二本立てを選ぶなんて展開は「トゥルー・ロマンス」を
連想させますがこれは流石に深読みしすぎか。

話をドニーが「終末」に対してとった決断に
移します…が、とは言えそもそも
運命なのか偶然なのか必然なのか、
そもそも何故彼はあそこにいたのか?
何故それを知りえたのか?等々
あまりにも多くの謎を抱えたままの
状態であれを「決断」と呼べるのか
どうかは疑問は残りますが、ともかく
彼のとった行動は彼自身が途中で言う
「物事には色々な複雑な事情があって、
それが良いか悪いかなんて二つに
綺麗に分けられない」という言葉に
集約されていると思いました。
そしてまた、それが果たして本当に
良いことだったのか悪いことだったのか、
また結果は運命だったのかそうでないのか
必然だったのかそうでないのか、
その判断の全てはこれも作中に出てくる
「神の領域」であり我々人間の
手に負える代物ではないのでしょう。
こういった脚本の緻密さや、
同時にぼやかし具合の上手さなんかも
目茶苦茶感心させられます。

本作に対する考証や解釈はネットを
見る限り人によってバラバラですし、
個人でああでもないと考えたり、
多人数でこうでもないと言い合うのが
面白くてきっとそれが正しい楽しみ方でしょう。
っても、本当内容は難解・不可思議なんで
必ずしも万人向けってわけじゃないんですが。
なんとなくギリアムとか岩井俊二とか
好きな人はこれも好きそうって感じがする。

ぱらいそさいくだー!!

「レクイエム・フォー・ドリーム」後、
「ザ・レスラー」以前にあたる
ダーレン・アロノフスキー監督作品
「ファウンテン 永遠につづく愛」を
鑑賞しましたので本日はこのレビューをば。

現代、脳に不治の腫瘍を抱えた妻を救うべく
猿を用いた非合法新薬実験に心血を注ぐ医者。
スペイン異端審問時代、その首を狙われる
女王に絶対の忠誠を誓う遠征隊長。
そして時の定かでない、無数の星が瞬く宇宙を
一本の木と共に彷徨う謎の男。
常に一人の「女性」と共にあった彼らが
向かう先とは一体何処なのか―――
というのが大まかなあらすじです。
うーん…多分これがあらすじだと思う。

本作品から受ける印象を一言で表すと
するなれば、「諸星大二郎を更に
スピリチュアルな方向に傾けちゃった作品」。

実は以前「アバター」観に行く前にたまたま
昔の漫画とか読み返してて、その中に
たまたま諸星の「妖怪ハンター」、しかも
そのまた更に「生命の木」編に当たってたから
ブチ吹いたってなもんですが、
本作品でものっけからアダムとイヴの
「知識の木」「生命の木」のモノローグから
入ってきて本当どうしようかと思いました。
それに加えて世界各地に伝わる、地球の「臍」に
存在するという「世界樹伝説」や
死の向こう側にあるという「黄泉の国」、
即ち常世やニライカナイ思想まで絡んでくるし
いよいよなかのひとは怖くなってきました。
助けて稗田先生!

ついでに言うと東洋思想も色濃く反映してまして、
無数の世界が並列に存在しそれぞれが
密接に関係をしているところなんかは
それこそ曼荼羅を連想させる構図です。

んでまあ、そういうのを序盤から一切何の説明もなく
淡々と映し出してそのまま突っ走っていくんで、
最初は何なのかさっぱりわからなければ
最後まで「?」がついたままな部分も多々。
人間ドラマ的には結構いい話も内包しているので、
ちょっとホロリときてしまうところもあると
思いきや次の瞬間には精神世界爆裂超展開!
「なんかヤバいもん見ちゃったなあ」ってんで
結局もう変な笑いしか出てこないよ!

監督の鮮烈なデビュー作「π」を更に一回りも
二回りもシュール・スピリチュアルにした内容で
(元々「π」の時点でも変に教化的だったり
東洋思想かぶれな面は垣間見えましたし)、
所謂セカイ系?って感じもするし多分
ノリや雰囲気を楽しむのが正しい作品なんでしょう。

あんまりに難解というかある意味アレな作品なので
Wikipediaで監督の作品のうち本作のみ
項目が存在しないのもある意味納得。

ハリウッドには魔物が住む

コーエン兄弟の作品を一通り観ておこう
ってことで適当にレンタルリストに
放り込んでおいたうちの一作、
「バートン・フィンク」が送られてきて
それを鑑賞しましたので本日はこのレビューを。

1941年、第二次大戦前のアメリカ、NY。
無名の劇作家バートン・フィンクは世に
送り出した意欲作「ボロ着の聖歌隊」が
思わぬヒットとなり一躍時の人となる。
金や名声より「新しい演劇の創作」という
自己実現こそが本来の目的であったバートン
ではあったが、知人の後押しも手伝って
ハリウッドへ映画作家として招かれることに。
傲慢な社長に強引にレスリング映画の台本の製作を
取り付けられ、慣れない土地でスランプに陥るバートン。
ホテルの隣室に住む保険セールスマンと
名乗るチャーリーや、アル中の先輩作家ビル、
その彼の秘書であるオードリーといった
数少ない友人ができていく中、彼は
ある一つの事件に巻き込まれることとなり…
というのが大まかなあらすじです。

以前レビューした「ブラッド・シンプル」同様に
コーエン兄弟が映画デビューしてから
まだ日も浅い、ギラギラした荒削りな
若さや手探り感が感じられる一本です。

ジョン・タトゥウーロ主演、
スティーブ・ブシェミが端役と
コーエン兄弟作品ではお馴染みの面子が
顔が揃える本作品はハリウッドの狂気に
囚われた者たちと、そしてまたその犠牲者が
一人増えるのか…?といった内容と思わせて
一転してサイコ・サスペンスやスリラーに
変貌する等、この時点でやはりコーエン兄弟の
狙ってるのか天然なのかわからない
才能の片鱗を垣間見ることができます。

テーマの一つとして「ノーカントリー」の
原型のようなものを見ることができるのも
大変興味深いですね。

これも相変わらずと言えば相変わらずで、
内容に触れると端からネタバレになって
しまうので多くは語れないのですが、
ハリウッドの内包する狂気や
人間そのものが内包する狂気、
或いは彼らコーエン兄弟がそれらを
危惧・畏れているように感じられる作品でした。

表現していることがそのままテーマでありながら
様々な解釈の余地があるという、
本作のテーマの一つである「詩的」が
まさに体現されたような奥深い一本。
彼らの作品のファンであるならばこれも
抑えておいても損はないでしょう。

銀雨偉人伝(第99回)

nako.jpg

なんかここ最近バグってんのかページの
レイアウトがズレてて使いにくい。
それはさておき記念すべき100回目まで
ついにリーチがかかった偉人伝!
99回目の本日は何の因果か八十八房に
飛び込むこととなった腹ぺこ忍者
水野居・奈古(みずのい・なこ)【b64833】さん!
なんか「腹を空かせている」的な内容を描く
つもりが漫符の使い方ちょっと間違ったか
拾い食いか腐った物でも食べたかのような絵に。
まあいいよね!

長身細身で黒目がちな瞳にそばかす、
色黒でおかっぱ気味な黒髪でなおかつ
決して美少女美少女していない素朴な外見、
しかも赤貧で常に腹を空かせている
という身の上がなかのひとに悉く
ヒットしまくった中学生忍者少女。

こんな娘がある日突然こちらに
感情を抱いていたからさあ大変、
「もしかして誰かの仕込みじゃないか」と
ビクビクしつつもコンタクトを試みると、
全く面識がないと判明しつつそれから
間もなくして八十八房に電撃参戦。

かつては土蜘蛛「鋏角衆」の一員として
汚い仕事にも手を染めていたようだが、
それに嫌気がさしたのか抜け忍となる。
現在もその代償として組織の追っ手との
激しい闘いが学園生活の裏では繰り広げられて
いるようだが、彼女自身はそんなことは
普段おくびにも出さず、また語りたがらない。

根っこは年齢相応の純情少女そのもので、
学園生活でもっと青春を満喫したいだとか
ヒーローのような活躍をしたいといった
類の願望を抱いているが、照れがあるのか
公にそれを声を出すことが出来ず、
転じてやや奥手で地味な女の子という
印象を与えがちに。だがそれがいい。

八十八房では積極的に発言に参加、
調べてみると意外と参加時期は決して遅い
わけではなく、既に所属から半年以上経過。
良い意味で常にルーキーのような
バイタリティを発揮すると同時に、
団長への気遣いも時折垣間見せ結社の運営に
陰ながら支えとなってくれています。

もうすぐ長い伝統と歴史を誇るに至った
一つの結社が幕を閉じることになりますが、
本当にお世話になりました、そして最後まで
お付き合いよろしくお願い申しあげます…

ゴッドブレスユー!ニッキー

うーん、あかん!
偉人伝の更新したいのになかなか時間が取れない!
というわけで、ストックしてある
レビュー記事で本日は間を埋めます。

引き続いてIMdbチャート漁り、今回は
名作にして凹む映画としても名高いという
「ディア・ハンター」を鑑賞しましたので
このレビューを行いたいと思います。

ペンシルヴェニア州、田舎の山奥の鉄工所で
働く若者、マイケル、ニック、スティーヴンの
三人がベトナム出征を間近に控えた前日譚、
そしてそのベトナムで体験した地獄、それから
帰還後のそれぞれの顛末を描いたのが本作品です。

変わり者のマイケル、生真面目で責任感の強いニック、
出征直前になって突然結婚を取り付ける何処か
浮ついたところのあるスティーヴンは、
戦争に征くという実感が今ひとつ感じられず
地元の友人達と一緒に結婚式では浴びるように
酒を飲んでバカ騒ぎをして、翌日には鹿猟に
出かけてやはりハメをはずす。
けれども、それは所詮仮初めや上辺でしかなく、
出征が一日一日と迫る毎に彼らの心にひしひしと
言い様のない不安や苛立ち、葛藤の影が伸びてくる…
というさりげない描写が秀逸です。
あと、三者三様、キッチリと要所要所でフラグ
立ててからベトナムに出発するとことか。

本作品はベトナム戦争そのものというより、
当時のベトナムを覆っていた暗い影やそこから
生まれた魔物に魅入られてしまった人々や、
そうして間接的に悲しみを追うことになってしまった
家族や恋人、親友たちの悲劇がテーマの一つです。

ベトコンの捕虜にされ、家畜同然の扱いを受けた
挙句に激しい残酷な拷問にかけられ、
ある者はその強烈な記憶が忘れられずに
帰還後も何処か自分の居場所がないと感じ、
結局同じ場所に再び足を踏み入れてしまい、
ある者もまた同じく強烈な記憶に囚われ、
或いは仲間を救えなかったという罪悪感からか
地獄に嵌まったまま抜け出せなくなってしまう。

実はOPクレジット観るまで知らなかったのですが、
本作品はロバート・デ・ニーロと
クリストファー・ウォーケンという名優二人の共演。
「タクシー・ドライバー」で既にベトナム帰還兵の
キチガイさんを演じているデ・ニーロの風格はもとより、
彼に負けじと「デ・ニーロ・アプローチ」な
食事制限を施し少しずつ心を病んでいく男を
演じたウォーケンはまさに鬼気迫るものがありました。
これでアカデミー助演男優賞獲ってなかったら
嘘だろ、と思ったらやっぱり受賞してて納得。
「ゴッドファーザー」シリーズでは気弱で
優柔不断な男を演じていた男、ジョン・カザールが
本作でもやはり小心者のキャラを担当し、
見事な演技を披露しているのですが、本作品の
キャスティングが決まった時点で癌に侵されている
ことが判明していて、無理を押しての撮影の結果
映画封切を目前にして鬼籍に入ってしまったようですね。
妙に印象に残る名脇役な俳優なだけに、若くして
逝ってしまい出演作品が少ないのが実に惜しまれます。

戦争映画(厳密には本作品を単純に戦争映画と
当てはめることもできないかもしれませんが)というと
何かとひたすら戦車や機関銃でドンパチやってる
よくわかんない内容という先入観で最近まで
敬遠しがちだったのですが。
ていうか「地獄の黙示録」を10年くらい前に観て
それがさっぱり自分に合わなかったってのが
割と原因だったりもするのですが。
こうして名作と呼ばれる物を掘り起こしてみると
奥深い物を感じさせられ様々な発見があります。
次はこれも結構凹むと聞く「ジェイコブズラダー」や
「ジョニーは戦場へ行った」あたりを観てみようかしら…

ただしスタントマンは死ぬ

「マッドワールド」の煽りを受けて
衝動的に観たくなったのが
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の
バカ映画「バトルランナー」!
元々テレビの何とかロードショーで断片的に
しか観たことなかったしいいかなーと。
というわけで本日はこの作品のレビューをしますよ!

2017年、世界の資源と食料は底を尽き、警察国家の
監視の下であらゆる表現と言論は統制されていた。
警察官であるベン・リチャーズは正義感が強く、
食料暴動の鎮圧に向かった際に非武装の民衆の
射殺命令を拒否したことが原因で投獄されてしまう。
刑務所で暴動を起こし脱獄に成功する彼だが、
再び捕まることで国民にとって唯一の娯楽であるTV、
その中でも最も残酷な故に人気ナンバー1の番組
「ランニングマン」への出場を強いられることに…
というのが大まかなあらすじです。

ご存知スティーブン・キングが原作を執筆…
ってのをすっかり忘れてました本作品。
まあ大幅に改変(改悪?)されてるらしいんで
そんなに意識しなくてもいいと思いますけど。

本筋は政府の意向に背いた男がデスゲームに
強制参加させられ、幾多のハンターに立ち向かった末
結果的に国家転覆の一端を担うこととなる…
ってなもんですが、それに伴ってキャラや展開の
何もかもがステロタイプ過ぎて超安心。

反骨精神溢れる主人公、そんな彼に使命感を
植えつけるために存在するレジスタンス
(石ころのように死ぬモブ要員)、都合で
巻き込まれるものの次第に主人公に共感して
いつの間にか恋にまで落ちてるヒロイン、
それからやっぱり石ころのように(ryな運命が
決定付けられている、「ランニングマン」にて
参加者を狩る凶悪な「ハンター」たち、
あとこれもやっぱり(ryな番組名司会者。

着目すべきは今観るとセンスが一周しちゃって
死んでるはずが猛烈にキャラ立っちゃってるハンター一味。
ホッケー大好きエセ東洋人サブゼロ、
チェーンソーとバイクを繰るバズソー、
全身電飾の放電人間ダイナモ、
空飛ぶ火炎放射器野郎・ファイアボール、
あと元無敗のチャンピオンで今はエキササイズ番組で
人気インストラクターのキャプテンフリーダムとか。
字面的にはちょっとカッコイイ気もしますが
映像で観るとションボリするので過度な期待は禁物。
個人的にオススメなのはダイナモですね!
観客的に皆考えるであろうことを実際シュワちゃんに
「おいそこのクリスマスツリー野郎!」と劇中で
突っ込まれてしまう可愛そうな子。
それ以外にも色々見所がバッチリ用意されています。

かつては民放でもよく流れていたってことで、
トータルで観れば例えばの話「デスレース2000」を
水で希釈したような、はたまたポール・バーホーベンの
諸作品を左寄りにしようとしたらパンチが凄く弱く
なってしまったような内容なんですが、だからこそ
周囲の認知度も高くて小説「バトル・ロワイアル」だとか
TVゲーム「スマッシュTV」、「マッドワールド」といった、
年代とメディアを問わずに幅広く影響を与えている
ように見受けられる困った作品でもあります。

面白いか面白くないかで言ったら面白い方だけど、
だからと言ってベタ褒めはできないビミョーな作品。
いや、だからこそなかのひとは大好きなんだけど!

キノコカットの子かわいそう!

というわけで引き続き本日は「彼岸島」の
レビューを行いたいと思いまーす。
やっべ、日数経ってるから結構忘れてるかも。

寂れた商店街で八百屋を営む宮本家は、
長男の篤が恋人との旅行中に行方不明に
陥ってしまったことにより父は酒と博打に溺れ、
家族の間では常に喧嘩が絶えなかった。
そんなある日、次男の明は青山と名乗る謎の女から
兄が生きているという話を打ち明けられる。
半信半疑に彼女の影を追っているうちに、
明とその友人たちは吸血鬼の住む島
「彼岸島」の陰謀に巻き込まれていくことに…
というのが大まかなあらすじです。

本作品はヤングマガジンで絶賛連載中の
同名漫画を日韓合同製作で映画化したものです。
実は原作自体は読もう読もうと思っていながら
なかなかそのタイミングに恵まれず(単行本
集めるほどの内容でもなさそうだし…)、
結局そのまま鑑賞に踏み切ってしまったので
以下はそんな奴の視点のレビューとして
参考にしてお読みください。

原作は話を聞く限りだと「サスペンス・ホラーの
皮を被った、本体は丸太でゾンビみたいな吸血鬼を
ブッ殺しまくるろくでもない漫画」ってんで
今回映画鑑賞に踏み切り、オープニングでは
その期待に応えてフードの男が吸血鬼の頭を
丸太で見事に粉砕する演出、これに握り拳を
作って「おおっ!」っと思ったのも束の間。

実際は丸太の上位互換にあたるアイテム
「日本刀」のスタイリッシュアクションが
メインになってしまって至極残念。
丸太を使った演出は片手で数える程度しかありません。

上記のように一般向けを狙っての内容にシフトして
ストーリーや展開も構築してるんだろうなというのが
垣間見えてしまうわけですが、そもそも
そういう漫画じゃねえだろコレ!っていうね。

元々の設定が破綻しているような内容なのに
それを無理矢理ドラマとかちょっと良い話に
しようとしてるんで駄目な意味でアラが目立ち
いらない突っ込みをせざるを得ません。

吸血鬼の頭目、皆大好き「雅様」なんかは結構
いいキャラしてて、「フフフ、貴様ら人間に
こいつらが倒せるかな?」とかいちいち
主人公たちの前に現れては後ろに下がる→
先へ進むと「人間にしてはなかなかやるではないか」
とかまた出てきては後ろに引っ込む、という
コンボを何回も繰り返してきて腹筋に悪いのですが、
じゃあこれだけで作品観る価値あるか?って
言ったらそんなことはないわけで…

要所要所のろくでもない部分は多分原作の持ち味で、
そういう「隙間」を楽しむはずが何でか
映画化にあたって埋めようと頑張ってしまい、
結果として相殺されて毒にも薬にもならない
作品が出来上がってしまった感が強いです。

以下はネタバレも含みますので追記にて。

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プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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