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ぐーるぐる

IMdb(ry 
ということで今回はヒッチコック映画の
名作の一つと言われる「めまい」を
鑑賞しましたのでこのレビューをします!
実はこれが本年最後の更新となりますね。

刑事のジョンは職務遂行中に同僚を死なせて
しまったことが原因で極度の高所恐怖症に陥る。
心身に傷を負った彼が辞職をすると、
それを聞きつけた旧友のエルスターは
「最近妻の様子がおかしい」と
素行調査の話をもちかけてきた。
その女性・マデリンに一目惚れしてしまった
ジョンは、彼女の足取りを追う毎に
どんどん心を魅かれていき…
というのが大まかなあらすじです。

「脚立程度の足場に乗っただけでめまいを
起こしてしまう男が主人公」というのが
有名なエピソードで、これを中心に
話が進んでいくのかと思いきや
これは後々の展開に対する前フリや
暗示、隠喩の類であり、通して見ると
後半以降はネタバレの塊なので出せる情報が
このぐらいしかないということに納得。

ヒッチコックお得意の…っても実は
「サイコ」しか観てないことに気づいたんで
知ったように監督や作品のこと言うのは
アレですが、めまぐるしく変わる展開は秀逸。
ヒロインが入れ替わり立ち代り、
二重三重の構造と複雑な感情が入り混じり、
キャラクターと観客はそれぞれ違った立場で
出口の見えない迷宮に放り込まれたようであり、
着地点が最後まで全く見えません。

実験的な映像やカメラワークも素晴らしく、
ズームレンズを利用した「めまいショット」を
筆頭に教会での三次元的な構図、その上
随所でCGの先駆けやアニメも挿入され、
まさに技術とアイディアのオンパレード。

上記に加え、本来のサクサクと小気味の良い
カットがテンポの良さと緊張感を演出しています。
ヒッチコックの良いところというか、
天才的だと思うのは、インパクトのあるショットを
連発しておきながらもそれをしつこく・
ねちっこく長回ししないことですね!
実験映像に対する違和感みたいなものをあまり
感じないのはこの辺にも関係していると思います。

ネタバレ必死なのでストーリーには細かく
言及できず、これ以上書けることってないんですが、
名画と言われるだけあってサスペンスやスリラー
好きならば一度は観ておいても損はない作品です!

実は「12モンキーズ」で本作のシーンが一部
使われてるからってのも、他の作品から
繰り上げて観た要因が一つなのですが、
名作にありがちな「観ているうちに割と
そんな細かいことはどうでもよくなった」が
今回も当てはまりました。面白かったです、うん。
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すべての美しい馬

以前鑑賞した名作「ノーカントリー」と
「ゼア・ウィル・ビ・ブラッド」と同年に
第80回アカデミー賞を巡って競った
作品が存在する!ということで、
これは観ておかなければ!と鑑賞したのが
今回レビューする「フィクサー」です。

農薬を扱う大企業「ユー・ノース」に表向きは
法律屋、裏では「揉み消し屋(フィクサー)」
として仕えるマイケル・クレイトンはある日、
上部から得意客が犯してしまった轢き逃げを
上手く工作して欲しいとの依頼を受ける。
その帰り道、マイケルは何を思ったのか突然
野原に車を止め、そこにいた数頭の馬へ
引き寄せられるように歩み寄る。
その瞬間、彼がほんの少し前まで乗っていた
愛車が突如爆発・炎上する。
その原因は、企業の抱えるあらゆる暗い闇に彼が
望まぬ形で深く関わり過ぎたことに起因していた…
というのが大まかなあらすじです。

ジョージ・クルーニー主演、
スティーブン・ソダーバーグ制作総指揮
ということで、ソダーバーグは今回監督では
ないにしてもこの二人のタッグで連想されるのは
やはりアカデミーを総嘗めにした「トラフィック」や
娯楽作品「オーシャンズ」シリーズでしょう。

そしてこの二人の名を冠する以上はご多分に漏れず、
上質な社会派ドラマとまるで漫画のコマ割りを
見ているようなポンポンと歯切れとテンポの良い
展開で二時間という上映はあっと言う間です。

ストーリーは致死性や発ガン性の強い毒性を持つ農薬を
それと知りながら営利目的で販売を続けた企業と
その被害を受けて訴訟を起こした農家があり、
そして企業側も黒だとわかっていながらも
隠蔽や遅延工作を行っているというのを背景に、
その一連の事件に関わる様々な企業上役や被害者、
そして「フィクサー」を描いていくというものです。

その特性上主人公はジョージ・クルーニー演じる
「フィクサー」マイケル・クレイトンではありますが、
表側で弁護士として長らく企業を庇い続けたアーサーを
はじめとして、非情と繊細さを兼ね備える二代目
女社長を務めるカレン、社会的弱者ではあるものの
その心の奥底には力強さを秘めた農家の娘アナ等、
どれも個性的なキャラの群像劇的な作品となっています。

大企業の隠蔽体質に対し個人が挑む構図というと
やはりフェルナンド・メイレレスの「ナイロビの蜂」を
連想するのですが、ここで個人的に注目や面白いと
感じたのはキャラのスタンスの違いでしょう。
「ナイロビ~」の主人公・ジャスティンは妻が
殺された原因を探るため偏執的にすらなるのに対し、
本作では「フィクサー」たちが何故長い物に巻かれるのを
辞めるようになったかの理由は明確にされません。
女に惚れたのか、精神を病んだのか、復讐のためか、
はたまた安っぽい正義感のためなのか。
判断の一切は観客に委ねられますが、そのもやもやした
「なんとなくわかる」という雰囲気や共感を観客が得られる
絶妙な匙加減が作品を面白くしているのは間違いありません。

エンターテイメントを打ち出していながらも、
うっかり実話物なんじゃないかと思わせられる
何処かリアリティに溢れている本作品。
「ナイロビ~」や「ザ・バンク 堕ちた巨像」のような
大企業の暗部を扱ったサスペンスが好きな人ならば
一度は観ておいても損はないと思います。

しかし、2008年度にアカデミーを争ったのが
「ノーカントリー」「ゼア・ウィル~」に加え
本作品というのは、アメリカ開拓から近年に亘る変遷や、
個人や大企業、或いは成功者等それら全てに巣食う
暗い影を描写している作品ばかりであり、
如何に現代社会が病んでいるか、そして未来は
決して明るいものではないと暗示しているのを
象徴しているかのようでもあります。
エントロピーの増大から後は萎みゆくだけという
過程に悲観はしたくありませんが、それでも
その現代に我々は生きなければならないという
哀しみを感じずにはいられません。

独身貴族自慢

…はっ!いかんいかん。
一日遅れで届いた「コロぱた」が
実に時間泥棒で気がつくと
1時間2時間経過は当たり前。
こればっかりしてる場合じゃないのに
でもやめられない!

さて、前回のレシピで紹介した
ローストビーフバゲットサンドを
実際に作成したので撮影しました。
bage01.jpg
微妙に彩りがない・あんまり美味そうに
見えないまさに男のクリスマスの食卓!
bage02.jpg
デジカメの性能のおかげでピンボケしてます。
bage03.jpg
ガブリ!ンマ~イ!
気分はフランス人。ごめん嘘。
でもバゲットにハマって思ったのは、
パン入った紙袋小脇に抱えて歩くのって
ちょっとお洒落でいいよね(馬鹿

そしてこんな風に自作おつまみに
舌鼓を打ってベロンベロンになっていた
24日の最中、某サイトで行われていた
産地直送グルメキャンペーン的な物で、
「どうせなら大穴狙うべえ」と思って
適当に投票しておいた松坂ステーキ肉の
当選メールが届きました!ビックリ!
確率7%の、当たらないこともないけど
大変狭き門だったようです。嬉しい!

クリスマスにかこつけて飲み食いして、
色々とサプライズもあり今年はかなり有意義な
シングルベルを過ごせたわけですが、
クリスマスがどういうイベントなのか自体を
失念してまして、銀雨でマイケルにプレゼントが
数点届いた時は素でビビリました。
贈ってくれた方々にはこの場で
感謝の意を捧げたいと思いまーす。

今日は何の日?物理演算記念日!

christmas2009.jpg
メリークリスマス!
うるせー!ごふぁっ!

今日は「コロぱた」発売日だってのに
尼から発送通知が全然来ない!
近所じゃ手に入りそうにないからって
予約したらKONOZAMAだよ!

もういい!今日は自作したローストビーフで
一杯やるんだ!ぐへへ。

というわけで、本日はローストビーフを
用いたバゲットサンドのレシピを
紹介したいと思います!
まだ作ってないんで写真は無しです。

ちなみにローストビーフの自作方法ですが、
「ローストビーフ 簡単 レシピ」で
ググると出てきます。
この時期は丁度牛モモブロックの
入手も比較的安価・容易にできますし、
本当に簡単なので是非一度お試しあれ。

●材料(2人前)
・バゲット 中1本
・ローストビーフ 100g
・好みの香草又は葉野菜 適量
(ルッコラ・クレソン・サニーレタスや
グリーンリーフ等、自分が挟みたい
適当な緑を一種用意してください)

・バター 適量
・粒マスタード 適量
・クリームチーズ 適量☆
・おろしにんにく 少々☆
・塩 少々☆
・黒胡椒 少々☆

●作り方
1・一本のバゲットを二等分し、
更に横から切り込みを入れて分ける。
2・トースターで軽く焼く。
3・香草又は葉野菜は適当な大きさに切り、
☆を混ぜ合わせておく。
4・焼きあがったバゲットの片面に
バターとマスタード、☆をそれぞれ多めに塗る。
5・ローストビーフと香草又は葉野菜を乗せ、
もう片方のバゲットでサンドして出来上がり!

バター、マスタード、クリームチーズは
多めに塗った方が美味いです。
身体に悪いけどその方が当然美味い!
具には他にお好みでスライスした玉ネギやトマト
なんかも挟めますので、色々試すのも良いかも。
また、ローストビーフをスモークサーモンと
マヨネーズに差し替えることも可能です。

一番の問題はローストビーフに加えて
バゲットとクリームチーズのコストなんですがね!
高くつくから当然美味い!

そうそう高い頻度で作れる・食べれるもんでも
ないですが、こんな時期だからこそちょっと
贅沢してみてはいかがでしょうか。

血液があるでしょう。

IMdbどうたれ言うのも面倒になってきた!
今回は「マグノリア」で知られる
ポール・トーマス・アンダーソン監督の
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を
鑑賞しましたのでこのレビューを行います!

たった一人で金を掘り、石油を当て、一代で
ダニエル・プレインビューは財を成した。
ある日彼は事業拡大にあたり、ポールと
名乗る経歴不明の青年から石油埋蔵地の
情報を500ドルで買い上げる。
そこには確かに十分な埋蔵量があった。
しかし、採掘にあたって度重なる不幸な事故や、
様々な対人関係がダニエルの心に暗い影や
狂気にも似た妄執を落としていく…
というのが大まかなあらすじです。

影、孤独、狂気、我欲、嫉妬、怨恨、妄執。
人間の心が持つ闇を体現したかのような、
哀しい化け物へ変貌していく主人公・ダニエルを
演ずるのはダニエル・デイルイス。
その鬼気迫る演技の本作品で彼は見事
アカデミー男優賞を獲得したのも頷ける話です。

実はストーリーの進行自体は難しくなくて、
ひたすら石油を掘り続けていく男が成功と
引き換えに人間としての何かを欠落させていく、
もしくは最初から欠落していたのか…?
的な内容なのですが、作中で常につきまとう
得体の知れない黒いもやのようなものが
観客を不安に陥れ、深く心に刻みつけられます。
その黒いもやのようなものは言葉として体現
できない言い知れぬもので、そしてまた
何かの教訓染みたものでもありません。
常日頃、リアルにおいて我々の目には
見えなくとも眼前や背後にいるその「何か」を
側に置き、実感しながら鑑賞を強いられるのは
とても辛く、重いものです。

主人公のダニエルをはじめとして、作中に
登場するキャラはある時は神を超えようと、
或いは信じまいとする故にかえってその愛憎が
深まったり、存在に囚われてしまうニーチェの
ような側面を見せたり、全てを手にしておきながら
誰一人信じることができない、もしくは
愛する方法を知らない「市民ケーン」のような
悲哀を見せたりもします。
神を信仰するのが正しいのか、はたまた
金を、石油を、紙幣を信仰するのが正しいのか
という点も含めて、それらの答えは一切作品側から
提示されることはなく、我々はスクリーンの前で
起こったことを全てあるがままに受け入れるしかなく、
結局は自分で解釈・判断するしかありません。

作品の出来としては申し分ない反面、
難解な上に目茶苦茶重いので他人においそれと
オススメすることはできない作品なのですが。
「クラッシュ」のポール・ハギスと、彼自身が
教化的な概念に悩まされるクリント・イーストウッドの
二つの線が交わった作品「ミリオンダラ・ベイビー」や、
「ノーカントリー」に垣間見えるコーエン兄弟の
ドライでシニカルな作風が好きな人ならば
本作品も観ておいて損はないと思いました。

地獄の特攻大作戦

というわけで先日三回目の
「イングロリアス・バスターズ」を
鑑賞してきてしまったわけですが!
ていうか友人誘った時に先に
「カールじいさん」を観てその後に
「イングロ」を観せるという実に
サドいプレイかましたわけですが
とにかく本日はこのレビューをします!
もう三回も観ちゃってると流石に
自分の中で完結しちゃってて
何を書こうかという感じもするのですが。

1941年、ナチ占領下のフランス。
ラパディット家の床下に匿われていた
ドレフュス一家は「ユダヤ・ハンター」の
仇名で忌み嫌われるハンス・ランダ大佐に
居場所を嗅ぎつかれ、一家は惨たらしく銃殺、
娘のショシャナだけがハンスの気まぐれから
命からがら逃げ出すことに成功する。
一方、連合軍ではアルド・レイン中尉率いる
ユダヤ系アメリカ人で構成された特攻部隊が
「ナチの頭の皮を剥ぎ、バットで頭を粉砕する」
その荒唐無稽・残虐極まりない殺害方法で
ドイツ軍を恐怖におののかせていた。
それから数年。生き延びたショシャナは
エマニュエルと名を変え映画館館長となっていた。
彼女はある日、ドイツ軍の英雄と讃えられる
フレデリックに一目惚れされたことをきっかけに、
更なる苛烈な人生に自ら身を投じることとなる…
というのが大まかなあらすじです。

「キルビル」の頃からずっと本人が映画化する、
映画化すると言ってようやく公開に漕ぎ着けた、
クエンティン・タランティーノ監督の本作品。

元々巧みな脚本・話術が得意なタランティーノが
本作品で新たに取り組んだのは、英独仏伊の
四ヶ国語が入り乱れ飛ぶ会話。
様々な言語でお互いに口汚く罵りあうため、
きっと外国語に通じていればいるほどもっと
会話の妙味が楽しめるのだろうなと思いました。
そして「各国の人間がちゃんとその国の
言語を喋る」というのは、字幕が未だに
観客に嫌われるらしい米国の映画では
大変珍しいことで、その点でも実に偉大な一歩、
貴重な一石を投じた作品と言えましょう。

物語は群像劇的に進行し、主要人物は
ユダヤ人のショシャナ、連合軍のアルド・レイン、
ナチのハンス・ランダ、英雄フレデリック・ツォラー。
他にも元ナチ将校にしてナチ・キラーのヒューゴや
スパイ気取りの女優ハマーシュマルク、
それに加えて実在の人物である
ヒトラーやゲッベルス宣伝相等まで現れて
とにかく登場人物が多いのなんの、そして誰もが
あますところなくキャラ立ちしていて魅力的。

そんなキャラたちが各自で好き勝手に
動き回った挙句、「お前この台詞言わせたかった
だけだろ」「この絵撮りたかっただけだろ」的な
シーンがゴロゴロ転がっているので、
一見ツギハギ的な印象も強いのですが、
ていうか実際そんなところも多々あるのですが、
数を重ねて観ると会話や演出の隅々まで
計算や気配りができていることに気づき、
大変丁寧に作られていることがわかるはず。
まあ、で、本当、ラストの展開は
これでもかってぐらい好き勝手やって
物凄いカタルシスを得ることになるわけですが、
そうして観客に有無を言わせずキッチリとカタを
つける監督はやっぱり天然にして天才です。

話はキャストに変わり、ブラッド・ピットが
主演で田舎上がりの軍人、アルド・レインに
扮して怪演を披露しているのですが…
実はそれを上回る怪物っぷりを発揮しており、
専ら世間からも今後注目を浴びるであろうは
「ユダヤ・ハンター」ハンス・ランダ大佐を
演ずるクリストフ・ヴァルツでしょう。
芝居の中で芝居染みた動きをごく自然に見せ、
常にヘラヘラと笑いを浮かべる冷血漢を演じ、
吹き替えでなく自在に四ヶ国語を操るという
技量を持ち、しかし役者自身は実に生真面目な
生粋のドイツ人気質という、あまりにも
内面外面で魅力が溢れすぎている人物。

「12モンキーズ」の時もそうでしたが、
ブラッド・ピットは頑張ってIKEMEN役者の
脱却を図ろうとして演技の幅を上げようと
努力する度に、作品の他の部分が優秀過ぎて
霞んでしまうという残念な運命にありますね。

余談ですが、本作品は構想当時は主人公に
”レザボアの耳切り男”ことマイケル・マドセンを
据えるとアナウンスされていたのですが、
何故か現在ではその話が全く
なかったことにされています。
リー・マーヴィンを彷彿させる「特攻大作戦」を
オマージュした序盤の号令シーンや、
「レザボア~」のトランクのシーンを連想させる
不適な笑みを浮かべる中尉等に、マイケルを
意識したであろう面影が伺えるのですが。
逆に「敵の頭の皮を剥ぐ」等の一連の行為を
彼が嫌がった可能性も十分ありますし、
単純にスケジュールの関係でオファーが
受けられなかったのか、それとも他に
何か理由があって衝突があったのか。
マイケル・マドセンが好きで好きで
「イングロ」を長い間公開を待ち続けた
身としては、深まる謎が未だ気になります。

死は最早絶対ではない

「イングロリアス・バスターズ」に合わせて
ブラッド・ピットの怪演が観たくて…
というのは嘘で、たまたま偶然が重なって
結局本当の理由はIMdbチャートがどうとか
なんですがテリー・ギリアムの
「12モンキーズ」を鑑賞しましたので
本日はこのレビューを行いたいと思います!

1996年から1997年にかけて謎の感染症が蔓延した。
人類は50億の死者という未曾有の数を出し、
残された人々は地下に追いやられることとなる。
そして近未来、何かの罪で終身刑を宣告されている男、
ジェームズは研究者たちからとある任務を授けられる。
更に時は遡り1990年、ジェームズはそこにいた。
警察に保護された彼は「俺は未来から来た」
「12モンキーズが50億の人類を滅ぼす」という
言動から、精神病院に収容されてしまう。
果たして人類を滅亡寸前に追いやった
「12モンキーズ」の正体とは一体何なのか?
或いは、ジェームズの語る「過去」「現在」
「未来」は果たして何処までが真実なのか…?
というのが大まかなあらすじです。

本作品はかつて「未来世紀ブラジル」で
見せたようなモダンやスチームパンクを
感じさせる近未来の風景と、同作品終盤に
展開した現実と妄想の混同を踏襲
したような内容となっています。

過去と未来を行き来する男・ジェームズ、
彼の精神鑑定を引き受ける女医・ライリー、
精神病院に収容されている精薄・ジェフリーの
三人を中心に謎のキーワード「12モンキーズ」を
追うというのが作品の主なテーマなのですが、
このプロットが実に優秀。

様々なスキルに秀でているものの決して
要領の良いとは言い難い男、ジェームズは
未来人であると周囲にぶっちゃけすぎて
病院に収容されてしまうものの、
彼に何故かシンパシーを覚えるライリーだけは
少しずつ彼の言葉に真実を見出していく。
しかし連続したタイムトラベルにより記憶が
混濁したジェームズはもしかしたら現実は
全て自分の妄想ではないかと思い込みはじめ…
と、まるで鏡張りの迷宮に迷い込んだような
二重三重の構造で、一体誰が、何が正しいのか
話が進めば進むほど混迷を極めていきます。

ネタバレになってしまうので多くは
語れないのですが、物語における
無限の螺旋構造は「ターミネーター」の
サラ・コナーとカイル・リースの関係の
ようでもあり、「パルプ・フィクション」の
ヴィンセントのようでもあり、ちょっと
強引ですがあがけどもあがけども結局
歯車は止まらないという悲哀は
「チャイナタウン」のようでもあります。

交差する時間軸や混濁した記憶により
主人公の立場すら危うくなるという構成は
「メメント」の先駆けも思わせ、
テリー・ギリアムの才気や本領が
いかんなく発揮された作品だと思います。

ギリアムってーと「モンティパイソン・
ホーリーグレイル」で爆笑した他には
「ブラジル」が自分には全然合わなかったり
「ラスベガスをやっつけろ」があんまりにも
アレな内容過ぎて(これのノリは決して嫌いじゃ
ないんですが)グッタリしたところがあって、
この「12~」もちょっと敬遠してたところは
確かにあったんですが、いやはや面白かった。
これはギリアムに対する目を改めて
変える必要がありそうです。

アカデミーにノミネートされたブラッドの
演技もまあまあに、そんなことそっちのけで
思わず物語に食い入ってしまう名作でした。
近未来、サイコ、サスペンス、スリラー
といったキーワードに反応する人ならば
一度は観ておいても損はないと思います!

あと余談ですが、センスや内容的に
「28日後」は本作品にも影響受けてる
気がするけどどうだろう。
「28日後」は色んな名作を観れば観るほど
とことんオリジナリティのねえ作品なんだな
というのが露見してきて切なくなります。

泥棒ヒゲのあいつではない

IMdbチャートに頼りすぎて最近名作ばっかり
観てるなあ…という感じです。
わ、悪くはないんですけど!悪くないんですけど!
「これはひどい」ってのをあんまり観てないなと。
さておき、今回もご多分に漏れずその高い
評判から「カールじいさんの空飛ぶ家」を
鑑賞しに映画館まで足を運びましたので、
本日はこのレビューを行いたいと思います!

偉大な冒険家、チャールズ・マンツに
憧れる少年・カールは、同じ志を持つ
おてんば娘・エリーと共に、南アメリカに
存在するという幻の地「パラダイスの滝」へ
いつか行こうと約束する。
月日は流れ、二人は相思相愛のまま
結婚を経て幸せな時間を過ごすが、
立ちはだかる現実の壁を前に全く
南アメリカへ行く時間が取れないまま、
カールを置いてエリーは先立ってしまう。
すっかり偏屈な老人と化したカールは、
都市開発による地上げ屋に嫌気が差した
今こそ長年の夢を実現する時だと思い立ち、
二人が長年愛し続けたマイホームに
無数のヘリウム風船を括り付け、一路
「パラダイスの滝」目指して飛び立つのだった…
というのが大まかなあらすじです。

まず感想を一番最初に言ってしまうと、
「どう考えても子供向けじゃないよね」
という内容です。
具体的に言うと、子供連れで来た30代40代の
お父さんの涙腺を直撃させるような。
脳内で無限に広がる世界で冒険を想像する
少年時代のワクワク、夢のために積み立て貯金を
するが現実で問題が起こる度に貯金箱を
壊さなければならない中年時代が来た道ならば、
身体が思うように動かなくなり、階段を昇降
することもままならなくなる老年時代も
そのうち通る道だと想像に難くないわけです。

序盤がひたすら現実という壁を描写し、
ある時突然風船をつけた家で飛び上がるという
展開には恐らくわざと観客側にナンセンスだと
思わせる突拍子の無さがあるのですが、
魅力的なキャラクターの描写やファンタジックな
展開が続くに連れて違和感は段々薄れていきます。
この辺のプロットが秀逸だと思うのですが、
反面いつまでも「風船で家が飛ぶわけねーよ」とか
ぶちぶち言う人は物語を完全に楽しめないのかも?

作中の展開で至るところに撒き散らされた
隠喩的表現も実に秀逸で、あまりにあっけなく
目と鼻の先まで「パラダイスの滝」に到着したかと
思えば、眼前に目的地があるはずなのに様々な
障害が足を引っ張り全然到達できないのはまさに
人生の縮図で、誰もが思い当たるフシがあるはず。
通して見ると「風船で家を飛ばす」という
行為自体にも別の意味が含まれているような
気がしてなりません。

それと、最近観た海外CGアニメ作品に
「モンスターVSエイリアン」があるわけですが、
本作品ではUMAこそ出てこないものの
登場人物もかなりトンチキで素敵です。
主人公がまず70を超えた爺さんなのはもとより、
肥満気味のボーイスカウトの少年ラッセル、
というかこの二人以外の登場人物は
ネタバレにも関わってきてしまうので
実は詳しく書けないんですが。
とにかくあんまり普通じゃなくて
そこが新鮮かつとっても魅力的。

設定自体はなかなか斬新なものの、
そこはやっぱりディズニーピクサー、
キャラや展開そのものはステロタイプとか
テンプレとかいう言葉が嵌まります。
ただしそれは気持ちのいいお約束
という意味でもあり、丁寧な複線回収や
秀逸な脚本の甲斐あって退屈だと
感じるところは全くありませんでした。

子供向け内容かと食ってかかると
思わぬ反撃を受ける本作品。
いい歳した大人であればあるほど
涙してしまうシーンも多く、一度騙された
つもりで観ることをオススメします。

アンディ・ガルシア風の男

PartⅡまで観ちまったからにはもう
引っ込みがつかないというわけで、
IMdbにチャートインしてないのが
不安を煽りつつ「ゴッドファーザー」
PartⅢを鑑賞しましたので
本日はこのレビューを行います!

物語は「PartⅡ」から二十年後が舞台。
慈善事業団体「コルレオーネ財団」を
設立したマイケル・コルレオーネは
未だに勢力を拡大しつつあった。
それがきっかけによりバチカン法王庁と
深い関わりがある企業「インモビリアーレ」を
彼が手中に収めると、その利権を巡り
表・裏社会を問わず魑魅魍魎が群がり
彼は再び激動の渦中に投げ込まれることに。
一方、家庭内では息子のアンソニーは
弁護士をやめて歌手になると言い出し、
娘のメアリーはマイケルの兄・ソニーの
忘れ形見であるビンセントと密かに
恋仲に発展する等、悩みごとが耐えなった…
というのが大まかなあらすじです。

主演の一人、ビンセント役が誰かに似てるなー
と思ったらアンディ・ガルシアで。
っていうか本人なんですけど。
本作に出演してることすっかり失念してました。

で、まあ、もう一方の主演、アル・パチーノや
前作・前々作におけるマーロン・ブランド、
ロバート・デ・ニーロといった名優に
比べてしまうと今ひとつ精彩に欠ける
というのが正直な感想かつ比較されて
しまうのが可愛そうなところ。

ガルシアの恋人役を務めるメアリー役が
えらいへちゃむくれてるお世辞にも
美人とは言い難い女性でして、
誰かと思ったら後に「バージンスーサイズ」等で
監督デビューするコッポラの娘、ソフィアでした。
自分の娘を大作の大役に抜擢しちゃうとか
この頃のコッポラは本当アチャーって感じですね!

あらすじにも書いてある通り、脚本も
丸くなった父親が自分の子供の我侭に
振り回されて右往左往するような
ヌルいホームドラマじみた部分が出てきちゃって、
例えば財団設立とか数億ドルを右から左に
動かすようなスケールのデカい話も
出てくるんですけども、必ずしも
それがスリルだとか面白さに繋がる
わけではないのだなーというのを痛感。
ラストに向けてギリシャ的悲劇のような
展開もされるのですが、なんだか唐突とか
わざとらしい感じがしちゃってポカーン。
途中に挿入される甘いラブストーリー
なんかも「ゴッドファーザー」においては
本当いらんっちゅーねんというね。

前二作のキリキリと締め付けられるような
斜陽の影は全く感じられず、むしろ
カリフォルニアかフロリダのぽっかぽかの
陽光に当てられたようなヌルさで
本作から感じられる緊張感はゼロでした。

結構ボロクソ言ってる気もしますが、
本作鑑賞にあてた3時間弱を耐えるのが
正直しんどかったから仕方ない。

フィスト・オブ・シチズン

IMdbチャート250(ryってなわけでですね、
これまた今まで観た事のなかった、
歴史に残る名画と呼ばれる「市民ケーン」を
鑑賞しましたので本日はこのレビューをば。

半世紀に亘り各界に莫大な影響力を
もたらした偉大な新聞王・ケーンが死んだ。
その彼の半生を描くニュース映画を
製作するにあたり、経営者は社員の
一人・トムスンへケーンが死の間際
残したという言葉「薔薇のつぼみ」とは
一体何のことなのか調査を命じる。
彼がかつて君臨した新聞社の元社員や、
離婚した元妻等をトムスンが訪れるに連れ、
彼の輝かしい栄光と凋落、そして一人
抱えていた孤独が浮き彫りになっていく…
というのが大まかなあらすじです。

メディアを買い漁り、情報を思うがままに
操ったという実在の成金新聞王、
ウィリアム・ランドルフ・ハーストを
モデルにしたであろうという本作品は、
ラジオ番組「火星人襲来」でも知られる
稀代のイタズラっ子、オーソン・ウェルズに
よって製作されました。
この時ウェルズはたった24歳、映画業界では
ほぼ無名のルーキーだったというから
驚愕する他ありません。

「薔薇のつぼみ」という淫靡な響きの
キーワードを中心に新聞王を主人公に据えた
物語という噂を聞きつけ、現実のお馬鹿さん
ハーストは大層怒り狂ってこの映画の
製作・公開を八方手尽くして妨害し、
ウェルズ自身もハリウッドをホされる
結果となってしまったようですが、
蓋を開けて見ると前述の通りケーンは
全てを手に入れられる立場にありながら
自分の欲しい物は手に入れられなかったという
孤独を描いた上質なドラマに仕上がっており、
この二重構造の背景がまたウェルズの持つ
痛烈なユーモアの才能を感じさせます。

オープニングは劇中劇によって客観的に
ケーンの半生を描くと同時に、
彼を慕う者、彼を憎む者といった第三者
それぞれにケーンを語らせることで
キャラクターを画一的にしなかったり、
複雑に時系列を配置する等当時としては
斬新、かつ完成度の高すぎる脚本。
同時に照明や技法を計算し尽くした
これもまた完成度の高すぎる
カットやカメラワークと、ウェルズの
天才ぶりには枚挙に暇がありません。

ウェルズには直接関係のないところですが、
現在マスターテープが存在しない
ということで鑑賞したDVDは
画像が暗すぎるor明るすぎて見づらい箇所が
あったり音飛びがあったりと、部分々々で
物語を追うのにしんどかったのが少々残念。
おかげでラストのオチも「?」ってなって
結局ググるハメになっちゃったし。

現代に至るまでに様々な映画に影響を与えた、
まさに総合芸術と呼ぶにふさわしい
資料的価値としても申し分ない名作でした。
一度観ておいても損はないと思います。

パーパラリラリーPartⅡ

IMdbがうんにゃらはんにゃら。
というわけで引き続き「ゴッドファーザー」の
続編であるPartⅡを鑑賞しましたので
本日はこのレビューを行いたいと思います!

物語は前作での亡き父・ヴィトに代わって
ゴッドファーザーとしての地位を継いだ
三男・マイケルの生き様と、
そのコルレオーネファミリーを一代にして
築き上げたヴィトの波乱万丈の幼少~青年期
という二本の柱を交互に交え進行していきます。

主演は前作に引き続きアル・パチーノに加え、
青年時代のヴィト役には当時駆け出しだった
ロバート・デ・ニーロを起用と、
現在ハリウッドを支える二大スターが共演。

前作の経験からか、パチーノは堂々とした
風格が漂っており、鋭い眼光からは既に
現在の面影を伺うことができます。
逆にデ・ニーロの初々しさは新鮮で、
「タクシードライバー」の時のように
両手をポケットに突っ込んで飄々と歩く姿や、
マーロン・ブランドを真似たコルレオーネ喋りが
可愛らしくて思わず微笑みが漏れてしまいます。

余談ですが二人ともパッと見だと面影が
似ているので、シーンが変わった時に
はっきり顔が映らないと「あれ?これ
どっちの時代?」と混乱をきたすこともしばし。

話は変わって、作品のテーマのメインは
二代目ゴッドファーザーを襲名したマイケルの
悲哀であり、ヴィトの輝かしいエピソードは
主にそのコントラストを強めるために
存在すると言ってもいいでしょう。
今少年誌で流行りの過去回想みたいな。

智と謀略、そして拳銃一本さえあれば
たった一人でも暗黒街をのし上がれた
ヴィトのシンプルな黄金時代に対し、
全ての物事が複雑になった現代でなおも
父親の幻影を追い、父親に成り代わろうと
あがき続ける結果、少しずつ大切な物が
失われていき、しかし最早歩みを止めることは
叶わないマイケルの姿は最高にアイロニー。

ロバート・デ・ニーロ主演、裏社会が舞台、
キャラの幼年~壮年期を追う成長ストーリー、
複雑な時系列の進行等、セルジオ・レオーネの
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と
共通項も多く見られるのですが(ついでに言うと
4時間近いクソ長い上映時間という点でも!)、
作品のテーマはと言うとこちらは親子二代に
亘る栄光と斜陽に対し、「ワンス~」は
二人の男の友情であり、全く違う物である
ことは作品を追ううちにわかるはずです。

とにかく作品として完成度が高いとか面白いのは
確かなんですが、前作と合わせて上映時間が
6~7時間になるのが本当のネック!
キャラの数は多いわ話は複雑わで、例えば
鑑賞の途中で脱落する人が出てもそれは仕方ない。
相変わらず万人にオススメできるわけでは
ないのですが、後のマフィア映画に多大な
影響を与えた原典という意味でもこのジャンルが
好きな人ならやっぱり観て損はないかなと思います!

外はカリカリ中はジャスティス

先日は某イベントのためにわざわざ
秋葉原まで出張ってきまして、
「たまには贅沢して美味いモン
食おうじゃないか!」と思い立ち。
つい勢いで結社のスレッドにも
ネタで書き込みしてしまいましたが、
それぐらい美味かったとんかつ専門の
有名店「丸五」を利用した感想を
ここに残したいと思います!

まず「丸五」は秋葉原駅電気店街方面を
出て西に200~300mほど歩いた位置にあり、
昌平橋を目指すと通る「石丸電気本店ビル」の
裏手に店舗を構えています。

11時半開店ということで約10分前に
店の前に並んだのですが、日曜の
この日はなかのひとの他にも2~3人ほど
ほぼ同じタイミングで開店待ちの
客が現れました。

入店すると店内はこぢんまりとした
佇まいで、1階席はカウンター席が
5~6、二人用テーブルが2~3とあり
収容できるのは大体10人程度。
二階席もあるようですがこちらは未見。
開店と同時に次々と入店者が現れ、
あっと言う間にほぼ満席状態。
回転率の関係はあるにせよ、
12時前後の時点で行った場合空席待ちは
当然覚悟した方が良いと思われます。

さて店員に導かれるままカウンターに着席、
鞄用の土台をわざわざ用意してくれる
といういきなりの心遣いの洗礼。

メニューはとんかつの他にも何か
あった気がしますが、とりあえず
メインはやっぱりロースかつ・ヒレかつ。
定食を頼むつもりがうっかり
「特ロース」を単品で頼んでしまい
引っ込みがつかなくなったので
ごはん・味噌汁・おしんこセットを追加。
値段はロースかつ定食・特ロース単品が1750円、
ヒレかつ定食・特ヒレかつ単品が2000円、
ごはん・味噌汁・おしんこセットが400円でした。

待つこと約15分、出てきたカツを前に
「うん?ちょっと小さいかな?」という
印象を抱きましたがおっとまだ
だから駄目だと思うには早いぜ。
カツにはキャベツの山盛りサラダが
添えられているオーソドックスな仕様。
サラダはソースかドレッシングお好みで。

さて、ではお楽しみの実食タイム。
まずは添付のレモンを軽く絞り、
岩塩を振り掛ける…のですが、岩塩の
容器の使い方がわからず悪戦苦闘してたら
店員さんがすぐに来てくれました。
本当に気配り良すぎる!

さて、前述の小ぶりかと思われたカツですが、
箸で持つと断面は思ったよりも肉厚、
そして口に入れた途端広がる今までに
経験したことのない芳醇・濃厚な豚肉の旨味!
なるほど、このトンカツはこのサイズで
いいのか、これ以上はくどくなると納得。
肉の味を楽しむためにも、まずは矢張り
岩塩を軽く振るだけをオススメします。
外はカリカリ・中はジューシーを体現し、
歯で簡単に千切れる食感も言う事無し!
こんな美味いトンカツは食ったことがない!
トンカツは美味しいのうオンナスキー。
美味しい物には味がある。

キャベツやご飯のお代わりは自由
(もしかしたら味噌汁やおしんこも可能?)、
付け合せのらっきょうや梅干も取り放題。
邪魔でない計算されたタイミングで
「お代わりはいかがしますか?」と
逐一伺いにきてくれる店員さん。
本当接客サービス届き過ぎで畏怖すら覚えます。

店内は上品過ぎない、しかし小奇麗で整った
落ち着いた雰囲気で、それに合わせるかの
ように客層も良く大変過ごし易かったです。

お値段は最低2000円弱からという設定のため
決して安くはないのですが、しかし高くもない!
適当な店で飲み食いして浪費すること
考えたら接客サービスも含めて
費用対効果は抜群と言ってもいいでしょう!

というわけで、口コミやネット評判に
たがわぬ名店でした。
また半年でも1年後でも、秋葉原に行く用事が
出来た時はまた行きたいなあ…ずびっ!

えっ!?今日は物理演算してもいいのか!

おはようございまーす!
というわけで本日は所用にて
更新をお休みさせていただきます。
ヒントはここ

地方出身者なもんで実は
こんなアホなことしなけりゃ
最近出たモンティパイソンBOXとかも
ちっと奮発すれば買えるんですけどね…
でも一期一会とも言うし…
何にしてもアホなことには変わりなし。

さあ出かける準備しなきゃ。

うぎゃあ!

気がつけば更新日!
もう二回も観に行っちゃったし
実は友人と観に行く約束もしているので
トータル三回も観ることになりそうな
タランティーノ監督の最新映画
「イングロリアス・バスターズ」の
レビューも行いたいところなんですが
只今恒例の作業の大詰め期間に付き
こっちに割いてる時間がありません。

ううー、酒が飲みてー、酒が飲みてーようー
とアル中患者みたいになってるわけですが、
飲むと大幅なタイムロスになるので泣いて我慢。

じゃあって買い物に割けるほど懐に余裕が
あるわけでもなくて、そんな最中急に
まとめ読みがしたくなってヤフオクで
榎本俊二の「ゴールデンラッキー」愛蔵本
中古三巻セットをそれなりに安く落札。
俺がかまくらだー!
いや、まだ家には届いてないんですけどね。

そしてちょいと諸事情で6日の更新も
滞る可能性があります。ていうか多分できない。
詳細は当日にでも。

そんなわけで本日は完全にチラ裏駄文に
なりましたが勘弁してください。
ここはお前の日記帳だ!

人類の友

IMdbチャート250がどうたれこうたれ。
今回は2000年発表の本作品で
鮮烈なデビューを果たし、今現在最も
メキシコ出身の映画監督として
活躍に注目が集っているともされる
アレハンドロ=ゴンサレス・イニャリトゥの
「アモーレス・ペロス」をレビューします!

本作品は主に三人のキャラクターを
中心に据え、群像劇やオムニバス的に
物語が進んでいきます。
一人は強盗を裏稼業にする暴力的な兄の
実の嫁に恋をしてしまった無職。
一人は妻と二人の娘に恵まれながらも、
売れっ子モデルと浮気関係にある男。
そしてもう一人は、浮浪者の老人を装う
謎多き凄腕の殺し屋。

冒頭、突如銃を持った男達が乗る4WDに
追われる高級車、その中には二人の男と
血まみれの犬というわけのわからない、
なおかつインパクトとスピード感溢れる
状況から観客はド肝を抜かれます。
とにかく要所要所で衝撃的なカットを
挟んでくるので、いつの間にか目が離せなく
なっているという意味では監督の狙いは
成功していると思います。

ただ、個人的な意見ではありますが
一番最初に来るエピソード
「オクタビオとスサロ」の登場人物が
救いようがないというより「救えない」
奴らばっかりなので、感情移入できずに
ちょっと物語に入り込むのに時間が
かかってしまったところはあります。

前述の通り、オムニバス形式的な
趣が強く、各エピソードに登場する
人物は街中ですれ違う程度の
関わりに終始することが多いです。
しかし、物語に一貫して密接な関わりを
見せる「ある生き物」の存在が話全体に
ある種の統一感を与えて引き締めていたり、
また各キャラクターの情報の小出しの
仕方が実に上手く、ちぐはぐにならないよう
監督が細かい配慮をしていることが
伺えて大変好感が持てます。

キャストの体当たりの演技も実に素晴らしく、
前述の無職「オクタビオ」は感情移入こそ
難しいとは言ったものの、愛憎の感情が
高まるに連れて温厚だった青年の双眸に
狂気を灯していく演技はお見事の一言。
ネタバレを含むので多くは語れませんが、
ミステリアスな殺し屋、エル・チーボも
実に魅力的な要素を多く兼ね備えています。

フェルナンド・メイレレスの持つ砂埃舞う中の
ギラギラとした殺意、タランティーノの持つ
猥雑なセックス&バイオレンスと卓越した
キャラ配置のセンスといった感じで、総じて
万人にオススメできるわけではないのですが、
これらノワールの臭いに惹かれる人ならば
是非オススメしたい一本です。
プロフィール

マイケル・チバ

Author:マイケル・チバ
シルバーレイン
マイケル・チバ(b30277)
薬師寺・米(b41960)
を経て、
現在はエンドブレイカー!
マーヴィン・ジェント(c06527)
にて稼動中。

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