けろけろけろっぴ

あ、なんか結社シナリオの受理メールが来てる!
すげぇ!空白MSありがとうございます!

でも今日も記事の内容は映画レビューなんだ!
それこそ5〜6年前からずっと観よう観ようと
思っていていながらも機会に恵まれなかった
「マグノリア」をこの度ようやく視聴できましたので、
今回はこの作品について書こうと思います!

末期癌で余命いくばくもない老人。
その彼に付き添う泣き虫の介護人と、
老人を心から愛する妻。
長寿クイズ番組を支える名司会者の
初老の男もまた癌を抱えていた。
彼は同様に愛する妻を持つが、
娘とは何らかの因縁により
仲は険悪となっていた。
落ちぶれた元・天才クイズ少年の中年、
現・天才クイズ少年とそのプロデュースで
息子を食い物にする父親、
自己啓発で一山当てた色男に
お人よしの警察官等々…

年齢・性別・人種・生い立ち、それぞれが
違う人々たちが時として偶然出会い、
様々なドラマをかもし出す姿を
描写した群像劇が本作品です。

内容としては各個のグループからなる
ドラマがザッピングし、時として
線と線が交錯し更なる展開を
迎えるわけですが、必ずしも全ての
登場人物が全ての人物と関わりを
もったり、影響を与えあったりする
わけではありません。
最も、「神の意思」や「宇宙的な何か」が
偶然という形で介在し、見えない糸で
全員が繋がっている…というような
一体感の演出も取られているのですが。

そしてショートドラマの集合体ということで
とにかくそのボリュームが凄まじく
上映時間は合計三時間超!
内容もまた病死や離婚・浮気問題、
性的虐待や同性愛に麻薬中毒等々
ひたすらに重いテーマばかり!
これだけ秀逸な内容にも関わらず興業的には
失敗に終わってしまったということですが、
単純にリピーターの問題ではないかと。
これは1〜2週間のスパンで何度も観れないよ…

話が複雑に絡み合いすぎているので
細かい内容の解説自体はとてもじゃないけど
捕捉しきれませんので割愛させていただきますが、
二時間手前あたりでもう要所要所でボロボロ
泣かされて、「まだ一時間もあるのかよ」と
思えばその一時間はもうクライマックスの
連続で終始泣かされっぱなし!
陳腐な台詞回しですがマジでハンカチ必須です。

非常に丁寧な作りである反面、長尺ということや
相関図が複雑であるということがやはりネックで、
ちゃんと話に食いついていかないと
置いてけぼりにされてしまうという問題は
評価を分ける一因になると思いました。

内容的には後発のポール・ハギス監督の
「クラッシュ」を彷彿とさせ、全体的な
まとまりや「神の一手」としては「クラッシュ」に
軍配が上がるのですが、それでも
本作品が名作であることに変わりはありません。
群像劇が好きな人ならば一度は
観ておいて決して損はないでしょう!

余談ですが本作品の要所要所のエピソードが
「JOJO」六部でオマージュされていることを
これでようやく知りました。
荒木も影響受けたんだね…

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