テロの合間に幼女を救え!
「ターミネーター」三作と「ヘルライド」だけじゃ
どうにもボンクラ臭すぎる、あと一本何か借りよう
ってことで前から何となく気になっていたのが
今回ご紹介する「バンテージ・ポイント」でございます。
スペイン・サラマンカで行われる国際テロ対策法案の
サミットへ参じた米国大統領は、開会式のスピーチの
最中何者かによって狙撃されてしまう。
事件は人種・性別・国籍あらゆる物が違う8人の
視点から、全貌が徐々に明るみになってゆき…
というのが大まかなあらすじです。
この手のポリティカル・サスペンスは大抵長尺だったり
するのですが、本作品では1時間半という短い中で
グラグラと熱く煮えたぎった男汁を濃く凝縮しています。
前半部分は同時間軸の中で起こった出来事を
繰り返し、巻き戻し違った人物の視点で描き、
後半では怒涛のアクションシーンを展開します。
構築や疾走感は一種のPVであるようにも感じられ、
観客は飽きることなく常に手に汗握ります。
この映画はよく黒澤の「羅生門」が引き合いに
出されるみたいですが(なかのひとは未見だったり)、
群像劇であることや多くの複線がやがて一本に
収束される様はポール・ハギスの「クラッシュ」の
ようでもあります。
そして本作品のテーマはアメリカVSテロなわけですが、
とにかく敵味方どいつもこいつも強キャラ揃い!
テロリストの卑劣な手段も、その華麗な手腕に
思わず感心させられてしまうほどです。
主人公のデニス・クエイド演ずるシークレット・サービスの
トーマスを筆頭に、本来守られる側である大統領も
まさかの活躍。つえー!大統領つえー!
たまたまその場にいた中年の黒人観光客、ハワードが
ラストのとある展開も含めて個人的にお気に入りです。
反面、シガニー・ウィーバーが敏腕TVプロデューサー
として出演しているので、彼女は「神の視点」や
「狂言回し」的な役割を与えられるのかと思いきや
極々カメオ的な出演でフェードアウト。
多少のご都合主義とか、アメリカ万歳!なとこは
あるかもしれないし、それに顔をしかめる人も
中にはいるかもしれません。
でもそれを超える面白さ、言い換えるなら説得力が
本作品にはあるとなかのひとは断言します。
少なくとも、これなら映画館行って観ても
良かったな程度には思えました。
隠れた名作です。オススメ。
どうにもボンクラ臭すぎる、あと一本何か借りよう
ってことで前から何となく気になっていたのが
今回ご紹介する「バンテージ・ポイント」でございます。
スペイン・サラマンカで行われる国際テロ対策法案の
サミットへ参じた米国大統領は、開会式のスピーチの
最中何者かによって狙撃されてしまう。
事件は人種・性別・国籍あらゆる物が違う8人の
視点から、全貌が徐々に明るみになってゆき…
というのが大まかなあらすじです。
この手のポリティカル・サスペンスは大抵長尺だったり
するのですが、本作品では1時間半という短い中で
グラグラと熱く煮えたぎった男汁を濃く凝縮しています。
前半部分は同時間軸の中で起こった出来事を
繰り返し、巻き戻し違った人物の視点で描き、
後半では怒涛のアクションシーンを展開します。
構築や疾走感は一種のPVであるようにも感じられ、
観客は飽きることなく常に手に汗握ります。
この映画はよく黒澤の「羅生門」が引き合いに
出されるみたいですが(なかのひとは未見だったり)、
群像劇であることや多くの複線がやがて一本に
収束される様はポール・ハギスの「クラッシュ」の
ようでもあります。
そして本作品のテーマはアメリカVSテロなわけですが、
とにかく敵味方どいつもこいつも強キャラ揃い!
テロリストの卑劣な手段も、その華麗な手腕に
思わず感心させられてしまうほどです。
主人公のデニス・クエイド演ずるシークレット・サービスの
トーマスを筆頭に、本来守られる側である大統領も
まさかの活躍。つえー!大統領つえー!
たまたまその場にいた中年の黒人観光客、ハワードが
ラストのとある展開も含めて個人的にお気に入りです。
反面、シガニー・ウィーバーが敏腕TVプロデューサー
として出演しているので、彼女は「神の視点」や
「狂言回し」的な役割を与えられるのかと思いきや
極々カメオ的な出演でフェードアウト。
多少のご都合主義とか、アメリカ万歳!なとこは
あるかもしれないし、それに顔をしかめる人も
中にはいるかもしれません。
でもそれを超える面白さ、言い換えるなら説得力が
本作品にはあるとなかのひとは断言します。
少なくとも、これなら映画館行って観ても
良かったな程度には思えました。
隠れた名作です。オススメ。
| HOME |


