DはデスティニーのD

待ちに待ってようやく借りられた!
というDVD、「スラムドッグ$ミリオネア」の
レビューを今日は行いたいと思います!

スラム育ちで今はコールセンターの
お茶汲みのバイトをするジャマール。
彼は一攫千金のクイズ番組
「クイズ$ミリオネア」に参加し、
2000万ルピーという大金に挑戦するが
その一歩手前で当局から不正容疑を受け、
非合法の拷問にかけられてしまう。
その彼の口から語られる数々の人物との
出会いと別れ、そして数奇な運命とは…
というのが大まかなあらすじです。

イギリスを代表する映画監督
ダニー・ボイルの作品にして、
アカデミーを初めとして数々の
輝かしい賞を受けた本作品は、
まるで運命に導かれるように、
しかし決して平坦ではない
スラムを這い上がる一人の
成年の人生を描きます。

ダニー・ボイル作品はそれこそ
代表作「トレインスポッティング」以降
幾つか手をつけているのですが、
受ける印象はどれも額面以上の物を
期待してはいけないなーと。
観客の期待を裏切らない反面、
それはつまり良い意味でも悪い意味でも
予定調和やテンプレ展開であり、
エンターティメントの一言に落ち着きます。

あとはまー、本作に限って言うと
ラストの演出が余計っていうか本当いらねえ!
蛇足に次ぐ蛇足で「えー」って感じです。
言いたいことやりたいことはわかるけどさあ!

そして本作品で実は一番面白いとか
興味深いところは、「トレインスポッティング」の
延長でもあるのですが、この監督は
妙に便所に頭から突っ込みたがるところ。
イギリス人特有…とも言うべきか、
変に尖った性癖やセンスが垣間見えるだけに、
もっとはっちゃけた方が面白くなるだろうな…
と思わせられるのが実に残念です。

「トレインスポッティング」や「28日後」よろしく、
映画をあまり観ない人にとっては
衝撃的映像体験となるかもしれませんが、
海千山千の映画オタクからすると
ちょっと物足りない、そんないつもの
ダニー・ボイル監督作品でした。

東京魔悲ん

最近は…最近でもないな!
自作おつまみで酒を飲むのに
ハマっているというのをたまに
記事にしますが、今回は巷で売っている
「イングリッシュマフィン」を
応用してみましたよ!

本来はスパムサンドに挑戦しようかと
思っていたのですが、「フライパン使うの
面倒臭えな」「スパムってちょっと値が張るし…」
等とものぐさな理由で横道に逸れる。
というわけで使用するのは某フードチェーンの
シャカシャカチキン(ブラックペッパー)と
惣菜屋で安価に購入できる白身魚フライに決定。

mafin01.jpg
お手軽…というほどお手軽でもない
マフィンサンドレシピ
●用意する物
・イングリッシュマフィン
・メインに挟む具材
(ハム・ベーコンやスパム、フライ等)
・とろけるチーズ
・レタス
・バター又はマーガリン
・マヨネーズ
・その他具材に合ったお好みの調味料
(マスタード・ケチャップ・タルタル等)

1・マフィンを半分に切り分けます。
2・具材をトッピングしていく方の面に
バター又はマーガリンを塗ります。
3・具材に合った調味料をマフィンにかけ、
具材を乗せます。
4・マフィン両面をトースターに2〜3分の
設定でかけます(この時トーストしすぎると
マフィンが焦げ臭くなるので注意)。
5・残り1分程度になったところで一旦
トースターを開き、とろけるチーズを
具材の上に乗せます。
6・焼きあがったらマフィンを取り出し、
具材の上にレタスを乗せ、その上に
マヨネーズを回しがける。
7・もう片面のマフィンをサンドして出来上がり!

どうです?お手軽と見せかけて
実は結構面倒臭いでしょう!?
味も実は費用対効果として見ると
値段と手間相応だったり…とかそんな
ネガティブなこと言っちゃダメだ!
美味しい!美味しいよ!いや、実際に
確かに美味くはあるんですけども。
あと無理にマフィン用意せんでも、
トーストサンドに普通に応用できたりします。
マフィンって高いしね…モゴモゴ。

mafin02.jpg
右がシャカシャカチキンチーズサンド(完成品)、
左がフィッシュチーズサンド(加工前)です。
加工してないのは後でまた作って食うから。

ベーコンやハム、スパム等を使った場合、
以前紹介したレンジで作る目玉焼き
応用したり、スライストマトを挟むことで
手間はかかるものの豪華な
LETサンドにすることも可能です。

mafin03.jpg
というわけでいただきまーす。
上は以前紹介して以来、自分自身
ハマリっぱなしの費用対効果抜群料理
サーモンのカルパッチョです。
ボール一杯の2〜3人前はあろうか
という分量もモリモリ食えてしまう
程度には美味いし本当に大好物です。

現代人の疲れ目に

一日中PCに向かい合うという
ヒキコモリで目を酷使するために、
どうしても目薬は必携アイテムでして。

今まで利用者が多いらしいという理由で
「サンテFX NEO」を使用していたのですが、
実はあの目にキター!と来る成分自体が
あまり目にとってよろしくない、という話も
聞きましたので、今回乗り換えてみようと。

目薬にも医薬品第ニ類・第三類の区分が
あるというのは知らなかったのですが、
それでちょっと値は張るものの
(サンテFXニ〜三個分相当)、
第三類のサンテFXに対してより
医薬品に近い分類の第ニ類にあたる目薬
「サンテ メディカル10」なるものを購入。

使用感なのですが、ああー、何か効くよー、
効いてるよこれーって感じですね!
丸一日ブッ通してPCに座る毎日なのですが、
10時間目ぐらいの状態が以前よりも
クリアな視界なのを実感しています。

目のことを想うならちょっと無理をしても
1000円以上の目薬を購入したり
目医者さんにかかるってのは
やっぱり重要みたいですね!
以前レビューした映画「ブラインドネス」
よろしく、目は一生モノの宝ですから
大切にしたいものです。

しかし何というか、砂糖ドバドバ入れないと
コーヒー飲めない身体なので
最近になって糖分気にして日本茶に
乗り換えたりもしてたりして、
妙な健康志向に走る反面、
もういい加減そういうこと気にする程度には
若くないんだなあと思ってしょんぼり。

リトル・ミス・コヨーテ

ジョン・ウェイン主演にして
西部劇の金字塔的作品、
「駅馬車」を視聴しましたので本日は
このレビューを行いたいと思います!

時は南北戦争後の西部、騎兵隊は
インディアンとの抗戦に奔走していた。
アパッチの一団の襲撃が危惧される
そんな中、ローズバーグ行きの駅馬車は
護衛の保安官、貴婦人、アル中の医者、
娼婦、酒売り、紳士風のギャンブラーと
一癖も二癖もある客を乗せて走り出す。
道中、そこへ更に親兄弟の仇を取るために
脱獄した男、リンゴォ・キッドが乗り込むことに。
騎兵隊との行き違い、乗客同士の喧嘩等
様々なトラブルに見舞われ、果たして一行は
無事目的地まで辿り着けるのだろうか…?
というのが大まかなあらすじです。

とにかくエンターティメント要素を
ありったけブチ込んだという本作品。
序盤ではキャラクターの個性と絡みを前面に
押し出した群像劇的な一面を見せ、
後半はアパッチの襲撃から敵討ちの対決と
怒涛のアクションシーンへ雪崩れ込みます。

何しろ既に半世紀以上前、1939年作品
ということでもったりした、有り体に言ってしまえば
チンタラした部分もあるわけですが、
それにしてもアパッチ襲撃シーンは圧巻!
猛スピードで走る馬に乗り、併走する馬車の
馬に飛び乗った挙句、そこから狙撃される演技で
馬から落ちて馬車の下を潜るという
恐るべきスタントをこなすインディアン役は
もしかしたら本作品一番の見所かもしれません。

群像劇パートもなかなか見所・見ごたえがあり、
役立たずだと思われた人物が時として
思わぬ活躍や他人の支えになったり、
フラグを立てまくった奴が案の定の末路を
迎えるなんてお約束の展開にはニンマリ。
狭苦しい馬車に押し込められた個性たっぷりの
人物たちの喧騒は、昔読んだモーパッサンの
短編「脂肪の塊」も連想させられました。

後の西部劇に多大な影響を与えたであろう
作品だけあって、これ以上は特筆すべきことも
ないのですが、細かい台詞回しや
カメラワークにハッとさせられる部分も多く、
とても丁寧な作りで後年の下手な有象無象の
作品よりもずっと完成度が高い映画です。

余談ですが、主人公の名前が「リンゴォ」だったり、
ギャンブラーのヒゲ紳士がバービー君…
おっと、ダービー君にそっくりだったりと、
「JOJO」の荒木は少なからず本作品に
影響を受けているのではというフシもあります。
そしてこのギャンブラーを演ずる
キザな色男はジョン・キャラダイン。
かつてのクラシック映画を支えた俳優の
一人であり、最近急逝してしまった
デヴィッド・キャラダインの父親でもあります。

事件の影に女あり

「ホット・ファズ」の元ネタの一つとしても
数え上げられる「チャイナタウン」が
予約リストに放り投げておいたら送られて
きましたので、本日はこのレビューを
行いたいと思います!

元検事のギテスは素行調査を主に行う
探偵業でそこそこの財を成していた。
ある日彼の元へ、モウレーと名乗る女性が
水道施設局長である夫の浮気調査を行って
欲しいと事務所を訪れてくる。
彼は見事に夫の浮気現場を押さえるが、
渡した情報は瞬く間にマスコミに売られ、
彼に依頼した夫人を名乗る女性は
全くの他人であったことが判明する。
探偵としての意地、当事者への気遣い等
様々な想いを胸にギテスは黒幕暴きに
乗り出すが、そこで彼は螺旋のように
入り組んだ陰謀と愛憎劇を目の当たりに
することになるのだった…
というのが大まかなあらすじです。

「戦場のピアニスト」でも知られる
ロマン・ポランスキー監督による
(実はOPクレジット観るまで知らなかったけど!)
1974年公開、数々の賞を受賞し
IMdbでもTOPチャート250に未だ
ランクインし続けている本作品。

決してタフとは言い切れないが、
蛇のようにしつこく食い下がる探偵を
ジャック・ニコルソンが演じる様は
実にハマっています。

そんな主人公が、本来は只の素行調査で
終わるはずだった依頼からどんどん
足を深く踏み入れ、黒と言えば誰もが
黒に見えてしまう得体の知れない登場人物
たちを相手に立ち回れば立ち回るほど
状況はのっぴきならなくなっていきます。

「プレステージ」なんかもそうでしたが、
この手のミステリー・サスペンスは
とにかくOPからの三十分はキャラの造形や
相関図、ストーリーを追うので一杯一杯!
ようやく話が見えたところで、今度は
まるで観客の心を見透かしたように
ニ転三転する展開、加えて「あと10分で
どう決着をつけるのか!?」と思えば
あっと驚く幕切れと、派手なアクションシーンは
殆ど存在しませんが終始めまぐるしく
変わる展開に最高にハラハラさせられます。

上記に加えて本当に脚本が秀逸で、
序盤から撒き散らした複線を
まるで骨までしゃぶり尽くすように
ラストへ向けて丁寧に回収しています。

脚本の丁寧さや、巨悪とその陰謀に挑む
一人の男という構図が「ホット・ファズ」に
影響を与えていることは間違いないでしょう。

ついでに「ホット・ファズ」との相違を言うと、
こちらでは「女」も事件に大きく関わりを
持っており、愛憎の要素が話により
一層の深いコクをかもし出しています。
「ホット〜」には女が足りないなあ、
なんてのはレビュー時にも記した記憶が。

余談ですが、本作の視聴にあたり、
ロマン・ポランスキー監督についてもちょっと
調べてみたわけですが、本作品にまつわる
エピソードも含め、本人自体がまるで
映画みたいな人生歩んでるのな!

一度ついた傷口を塞ぐ術はなく、
血はとめどもなく流れていく…という様は
クリント・イーストウッド監督の諸作品や、
或いは「ブラッド・シンプル」を初めとした
コーエン兄弟のスリラー要素も連想させます。
サスペンス好きであれば一度は
観ておいても損はない名作と言えましょう!

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